グローバルIPアドレスとは
IPアドレスには以下の2種類があります。
- グローバルIPアドレス:全世界で一意となるIPアドレス
- プライベートIPアドレス:社内や家庭内など、比較的小さい規模で使えるIPアドレス
上記はさらに、以下の2つに分かれます。
- 静的IPアドレス(固定IPアドレス):いつ接続しても同じIPアドレスを利用
- 動的IPアドレス(動的IPアドレス):接続の度に都度プロバイダが割り当てる
まとめると、IPアドレスの種類は以下の4つです。
表はスライドできます
種類 | 特徴 | 活用例 |
固定グローバルIPアドレス | ・全世界で一意 ・手動で設定が必要 |
WebサイトやWebアプリケーションなどの公開サーバー |
固定プライベートIPアドレス | ・社内や家庭内で利用可能 ・手動で設定が必要 |
オフィスの複合機 |
動的グローバルIPアドレス | ・全世界で一意 ・設定不要で使える |
DHCPでIPアドレスを取得しているルーター |
動的プライベートIPアドレス | ・社内や家庭内で利用可能 ・設定不要で使える |
ルーター配下のPCやスマートフォンなどの端末 |
それぞれのIPアドレスを順番に解説します。
なお、NURO Bizの高速インターネット接続サービス「NUROアクセス」では、固定グローバルIPアドレスを1つ標準でご用意しています。料金やその他のサービスに関しては、ぜひ以下から詳細をご覧ください。
\高速で安定したネットワークを、
抜群のコストパフォーマンスで/
固定グローバルIPアドレスとは
固定グローバルIPアドレスは、いつ接続しても変わらないグローバルIPアドレスのことです。
一般的に、プロバイダーを契約したときは動的IPアドレスを割り当てられますが、インターネットに接続する度に異なるIPアドレスが割り当てられるため、インターネット上の住所が固定されていないため。社外から社内へのサーバーアクセス等の用途で利用することはできません。
一方で固定グローバルIPアドレスであれば、毎回同じIPアドレスがプロバイダーから割り当てられるため、社外から社内のサーバーへアクセスすることも可能です。
固定プライベートIPアドレスとは
固定プライベートIPアドレスも、いつも同じIPアドレスを利用できます。
しかし、社内など限られた範囲でのみ利用可能なため、社外から社内のサーバーへアクセスできません。
そのため、オフィスに設置している複合機に割り当てるなど、社内だけで利用するサーバーの利用に向いています。
動的グローバルIPアドレスとは
動的グローバルIPアドレスは、通常のインターネット接続などで利用します。
プロバイダーがユーザーに割り当て、主にインターネットを利用するときに提供されます。
動的グローバルIPアドレスであれば、手動でIPアドレスを設定しなくても、インターネットの利用が可能です。
プロバイダにとっては、数に制限のあるIPアドレスを使い回せる点もメリットといえます。
動的プライベートIPアドレスとは
動的プライベートIPアドレスは、企業や家庭内などの限られたネットワーク内でのみ利用可能です。
接続する度にIPアドレスが変わるため、社内で使うPCなどに使われます。
プロバイダーから発行されているグローバルIPアドレスを調べる方法
グローバルIPアドレスは固定IPアドレスと動的IPアドレスで、それぞれ以下のように調べられます。
- 固定IPアドレス:プロバイダの契約情報をチェック
- 動的IPアドレス:IPアドレスが確認できるサイト「確認くん」で確認が可能です。
固定グローバルIPアドレスの3つの活用方法
固定グローバルIPアドレスは、インターネットに接続する以外にも、下記の活用方法があります。
- 社外から社内ネットワークへアクセスできる
- 公開サーバーを構築できる
- アクセス制限によりセキュリティを強化できる
順番に見ていきましょう。
【活用方法1】社外から社内ネットワークへアクセスできる
固定のグローバルIPアドレスを活用することで、VPNによるネットワーク構築が可能です。
VPNはインターネット上に構築する仮想の専用線です。そのため、インターネット上での第三者による通信の傍受や改ざんを防ぎ、セキュリティを高めることができます。
より安全なやりとりが必要なシーンでは、重宝するのではないでしょうか。
【活用方法2】公開サーバーを構築できる
固定グローバルIPアドレスがあれば、公開サーバーの構築も可能です。
反対に動的IPアドレスの場合、IPアドレスが毎回変わってしまいます。そのため、タイミングによっては、ユーザーはサービスを利用できません。
また、プライベートIPアドレスは社内でしか利用できないので、公開サーバーの構築は不可能です。
もしインターネット上でサービスを公開したい場合、固定グローバルIPアドレスを準備しましょう。複数のサービスをリリースするのであれば、その数に応じたIPアドレスが必要です。
【活用方法3】アクセス制限によりセキュリティを強化できる
社内のサーバーにアクセスできるIPアドレスを指定し、アクセス制限をかけることも可能です。
たとえば、重要なデータを保管しているサーバーに、指定した固定グローバルIPアドレス以外はアクセスできないように設定をします。
そうすることで、指定したIIPアドレスのみがアクセスでき、不正にアクセスしようとしたIPアドレスはサーバーからアクセスを拒否されます。
なお、法人の固定IPアドレスの利用に関しては、以下の記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。
固定グローバルIPアドレスを利用する場合はNURO Bizがおすすめ
固定グローバルIPアドレスを利用したいのであれば、ソニービズネットワークス株式会社のサービス「NURO Biz」がおすすめです。
NURO Bizの高速インターネット接続サービス「NUROアクセス」には、固定IPアドレスが1つ含まれています。
複数のWebサービスを提供するなど、固定IPアドレスの追加が必要な場合、オプションで対応可能です。
NUROアクセスの回線や品質、価格の詳細は、以下よりご覧ください。
\高速・高品質なISP一体型回線サービスを
低価格で/
まとめ:自社にあったプロバイダと契約しましょう
IPアドレスは以下の4種類です。
- 固定グローバルIPアドレス
- 固定プライベートIPアドレス
- 動的グローバルIPアドレス
- 動的プライベートIPアドレス
通常は動的IPアドレスを利用します。しかし法人においてはWebサービスの公開をはじめ、固定グローバルIPアドレスが必要なケースがあります。
自社で提供しているサービスや、今後の事業運営で必要となるIPアドレスを提供できるプロバイダを見つけるようにしましょう。
なお、NURO Bizの高速インターネット接続サービス「NUROアクセス」は、固定グローバルIPを取得するのにおすすめのサービスです。サービス内容や価格は以下から詳細をご覧ください。
\高速で安定したネットワークを、
抜群のコストパフォーマンスで/
- NUROアクセス 2G
-
クラウド時代を支えるインフラのスタンダート回線
- NUROアクセス 10G
-
高コスパの帯域確保型上下最大10Gbpsサービス
お役立ち資料をダウンロード
「NURO Biz総合カタログ」のダウンロードをご希望のお客様は、
以下必要事項をご入力ください。