クラウド 元SEママの情シスなりきりAWS奮闘記

【初心者】 EC2のインスタンスタイプが多すぎて、どれを選べばいいか分からない問題に立ち向かう

【初心者】 EC2のインスタンスタイプが多すぎて、どれを選べばいいか分からない問題に立ち向かう
2018年12月27日掲載

こんにちは。シイノキです。生まれてから4年間、髪を伸ばしつづけてやっとショートボブくらいまで伸びてきた娘ですが、お友だちの長い髪にあこがれて「美容院に行って、ロングヘアにしてもらう」と言い出しました。美容師さんは魔法使いじゃないから、それは………難しいかな、うん………。

さて、今回は「EC2のインスタンスタイプ選び」がテーマ。さまざまな種類のCPUやメモリ、ストレージなどを組み合わせたインスタンスタイプがたくさん用意されており、その中からニーズや用途にあわせたものを自由に選べるのがメリット………ではありますが。ぶっちゃけ種類が豊富すぎ!なんとその数、実に100以上!初心者シイノキは、どれを選べばいいのか、インスタンスタイプ一覧の前で途方に暮れるしかありません。しかもですよ、インスタンスタイプによって料金が変わってくるので、どれを選ぶかがコストに直結!正直、荷が重いことこのうえない!

先日公開した“Windows Server環境構築の実践編”では「とりあえずこれでいいや」とデフォルトのままサラっと次へと進んでしまいましたが、自社システムの本番環境だったら、そうはいきません。というワケで、EC2のインスタンスタイプの選び方を学びたいと思います。

t2?m3?micro?インスタンスタイプの基本

EC2のインスタンスタイプを選ぼうとすると、「t2.micro」とか「m3.medium」とか、そんな言葉と遭遇します。「micro」や「medium」はどうやらスペックっぽいぞ、ということは想像できますが、t2やm3は見当がつきません。ということで、この基本から学んでいきます。
EC2のインスタンスタイプは用途別に集められた「インスタンスファミリー」と、CPUなどのスペックを示す「インスタンスサイズ」から構成されます。そしてこのインスタンスファミリーの数字は「世代」を表していて、数字が大きければ大きいほど新しいということになります。

t2[世代]インスタンスファミリー.microインスタンスサイズ

インスタンスファミリーはどれを選べばいい?

ではまず、どんなインスタンスファミリーがあるのか、を見ていきます。AWSのEC2ページでインスタンスタイプを見ると、「汎用」「コンピューティング最適化」「メモリ最適化」「高速コンピューティング」「ストレージ最適化」の5種類に分類されています。いろいろ調べた結果、このうち、一般的な業務システムなどに適しているのは「汎用」と「コンピューティング最適化」の2種類のようです。それぞれを詳しく見ていきましょう。
まず、汎用ですね。いかにも普通っぽい。AWSのEC2ページを見ると、この分類には「T3」「T2」「M5」「M4」の4種類が記載されていました。

T3・T2

「バースト」できることが特長のインスタンスタイプです。負荷が少ないときに「CPUクレジット」を貯めておくと、突発的に負荷が高まったときに貯めたCPUクレジットを消費して、対応できる、ということ。たとえば、「ある時間だけ負荷が集中する」といった傾向が見えているWebサイトなどが当てはまりそうです。

M5・M4

いろんなサイトを見ても「バランスがいい」と書いてあるのがこのシリーズ。CPUやメモリ、ネットワークをバランスよく提供する、ということなので、一般的な利用ならまずこれを選んでおいて間違いないのではないでしょうか。

続いて「コンピューティング最適化」です。こちらは「C5」「C4」の2種類が載っていました。

C5・C4

AWSのサイトによると「コンピューティング負荷の高いワークロードに最適化」されている………と書かれています。要するに性能が高いプロセッサを積んでるよ!ということ。高い性能が必要なシステムの場合には、このシリーズが一番コスパがいいようです。なので、とにかく性能要件が高い場合はこちらを選びましょう。

インスタンスファミリーを選んだら、vCPUやメモリに応じて、nano、micro、small、medium、large、xlarge、2xlargeが用意されているので、自社システムの要件にあったスペックのものを選べばOK。インスタンスタイプはもちろんあとから変更できますが、インスタンスを停止しないといけないので(当然システムが止まります)注意が必要です。

ここまでEC2のインスタンスタイプの基本を見てきましたが、一般的には本番環境ならば汎用インスタンスのM4/M5をベースに、用途に応じてT3/T2やC5/C4を選んでいけば大丈夫そうです。ちなみに、中でも一番お安く使えるのがT3/T2。なので、開発環境やステージング環境などは(バーストの有無にかかわらず)T3/T2でコストをおさえて使うのがベスト、と言えそうです。

インスタンス選びで知っておきたい「EBS最適化」ってなに?

インスタンスタイプを調べているとちょいちょい出てくるのが「デフォルトでEBS最適化されています」という表現。EBSは「EC2とセットで使うストレージ」でした(過去コラム参照:まずはこれだけ押さえるべし!AWSの基本サービスって?)そのEBSが最適化されているとはいったいどういうことなのか?

ここからはもう一歩踏み込んだ感じになるのですが、EC2とEBSはセットで使う、と言っても、この間はネットワークでつながっています。そして、このネットワークがほかの通信と共有されていると、ここがボトルネックになってしまう。このEC2インスタンスとEBSをつなぐネットワークを、ほかのネットワークと切り分けて、専用のものでつなぎますよ、というのがEBS最適化、ということ。

M4、C4などデフォルトでEBS最適化されているものもあります。インスタンスタイプを選ぶ際に、こういった点もおさえておけるといいですね。

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まとめ

今回はEC2インスタンスタイプについて学んできましたが、正直ここまでのところだと自分では「とりあえず汎用系インスタンスで環境作って、実際に動かしながらどうにかする」くらいしか方法が思い浮かびません。なんとなくそれぞれの特長は分かったものの、これで「自社システムにあったインスタンスタイプを選んでおいてね」と言われたら、困ります。

ソニーネットワークコミュニケーションズの「なんでも相談室」では、お客さまごとのシステム状況などを伺い、インスタンスタイプ選定もお手伝い。月額コストのシミュレーションなどもサポートします。もちろん無料!インスタンスタイプ選定に悩んだら、プロに相談するのもひとつの手かと思います。
以上、シイノキでした。

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