株式会社ゴートップ様 取材時社名:新日本工業株式会社様

デジタルトランスフォーメーションを
加速させるために、
AWSで目指す、社内インフラの“シンプル化”

株式会社ゴートップ様 取材時社名:新日本工業株式会社様

ビジネスサービス AWSの活用・環境構築がしたい 100-500名

お客様プロフィール

会社名
株式会社ゴートップ
本社所在地
三重県松阪市広陽町41-1
設立
1906年8月11日
資本金
5,280万円
従業員数
101~200名
事業内容
印刷業

ご契約サービス

マネージドクラウド with AWS

はじめてのAWSから 一歩進んだ活用までトータルサポート

明治39年の創業以来、100年以上にわたり印刷事業を手掛ける。販促物などの制作・印刷から配送、CD・DVDのパッケージ印刷、ダイレクトメールの印刷・発送の運営までさまざまなサービスを展開。2015年4月よりパソナグループの一員となりデジタル化に注力。長年培ってきた印刷に関する事業に加え、販売促進、マーケティング・営業支援など企業のあらゆるコミュニケーション活動をトータルに支援するソリューションを目指し、新規事業立ち上げを積極的に進めている。人と人、人と社会、そして社会と社会を結ぶコミュニケーション企業」としてトップを目指す意味を込めて、2020年10月1日より社名を「株式会社ゴートップ」に変更

3拠点に分散するサーバの運用管理をいかに簡素化するか

創業以来100年以上にわたり、印刷事業を手掛けてきた株式会社ゴートップ。制作から印刷、配送までワンストップで提供するなど顧客のあらゆるニーズに応え、厚い信頼を得てきた。印刷業界を取り巻く環境が年々厳しくなっていることもあり、2015年4月のパソナグループ参画を機にデジタルトランスフォーメーションを大きく進めることとなった。社内環境のデジタル化とあわせ、マーケティング・営業サポートなど新たな領域へと進出し、新規事業を積極的に展開している。また現在コロナ禍において企業のウェビナーの企画から制作・配信に関するコンサル支援も積極的に行っている。

そのなかで大きな課題となったのが、社内インフラの運用である。

「これまでは東京営業所内のサーバ―ルームを中心に、本社(松阪)・大阪と3拠点にサーバが分散している状況でした。本社・大阪拠点はそれぞれ経理などの担当者が情報システム担当を兼務していますが、基本的には東京営業所にいる私と三浦の2名ですべて運用しなければなりません」各拠点の担当者はある程度のスキルはあるものの、東京から遠隔でトラブル対応をすることもあった。「ハードウェアからすべて管理する負担が大きく、運用をいかに簡素化するかが課題でした」

もともと30台以上あったサーバを仮想化やSaaS移行により16台まで削減するなど、これまでも運用の簡素化は進めてきた。さらに一歩進めるきっかけとなったのがWindows Server 2008のサポート終了だ。このOSを利用しているサーバが7台あり、うち3台は廃棄が決定。残る4台の移行先としてAWSが挙がったのだ。「4台のサーバは3拠点に分散したファイルサーバとして利用していました。オンプレミスで更改することも考えましたが、やはり離れた場所に物理サーバがあると管理は大変です。今こそ移行のタイミングなのではないかと、AWS移行を決めました」

社内基盤のデジタルトランスフォーメーション計画

フェーズ1:実行中

  1. 業務系ファイルサーバをAWSに移行
    3拠点に分散する業務系ファイルサーバをAWSに集約。クラウド上でのバックアップ・監体制を確立する
  2. Active DirectoryサーバをAWSに移行
    AWSにActive Directoryサーバ プライマリ を構築し、オンプレミスにセカンダリサーバを配置する構成に

フェーズ2:検討中

  1. テレワーク基盤の整備(Amazon WorkSpaces)
    多様な働き方を目指すため、テレワーク在宅勤務の基盤として、仮想デスクトップ環境Amazon WorkSpacesの活用を検討
  2. 制作系ファイルサーバをAWSに移行
    画像データ、印刷データなど10TBに及ぶ制作系ファイルサーバのAWS移行を検討

 

社内基盤のデジタルトランスフォーメーション計画の図

拠点間ネットワークからAWS Direct Connectへ接続。回線のセキュリティも担保

もともと以前から社内ネットワークを任せているソニービズネットワークスにAWSについて相談していたと桑原氏は話す。「ソニービズネットワークスには社内基盤の構築をきっかけに拠点間ネットワークまですべてお任せしています。すでに15年以上のお付き合いになりますが、いつも的確な提案をいただけるので信頼しており、少し前からAWSへの移行についても相談していたのです」

情報システム部 部長 桑原昌平 氏
情報システム部 部長 桑原昌平 氏

AWS移行にあたってネットワークも懸念のひとつだったが、この点もあっさりと解決する。ソニービズネットワークスでAWS Direct Connect接続サービスを提供しており、既存の拠点間ネットワークはそのままに、AWSへの接続を追加可能、ということだった。「お客様から預かっている印刷データなどを保存する以上、クラウドに接続するネットワークも、インターネットを介すのではなくセキュアな回線であることが求められます。ネットワーク構成を一切変更することなく、AWSをセキュアに利用できるということで安心しました」

大容量印刷データの移行を見据え、豊富なストレージサービスを評価

AWS移行を検討するにあたり情報収集を進めた桑原氏にとって特に魅力的だったのがストレージの選択肢が豊富な点だという。「大容量の印刷データを管理しなければならない印刷業にとって、ストレージは大きな課題です。お客様のデータ、自社のデータをそれぞれどう管理するかを考えなければなりませんが、AWSならば、Amazon S3やAmazon EBSなどさまざまなストレージサービスが用意されており、用途にあわせて最適なものを選択できます」

第1段階としてまずは業務用のオフィス系データを保存しているファイルサーバをAWSに移行。「オフィス系データとはいえ、全体で3TBほどあり、それぞれ業務で利用しながら移行するにはどうすればよいのか、悩んでいました。ソニービズネットワークスに相談したところ、一度AWSにデータを移行し、その後差分を同期させる方法を提案いただきました」そこで、ファイルサーバ移行サポートを利用し、実作業までソニービズネットワークスに任せることに。

ネットワークの帯域まで考慮し、拠点ごとにスケジュールをずらすなど、一番スムーズに移行できるよう立てた計画に沿って、作業は問題なく完了した。「東京リージョンは、本社や大阪拠点から距離があるため遅延が出るのではと気になっていましたが、問題なく利用できています」

バックアップから監視まで、基本的な運用体制を整備

この先、AWS活用を広げるためにも、検討が必要だったのがバックアップと監視の2つである。「万が一の災害時にもデータだけは守らなければなりませんから、オンプレミス時代はBCP対策として本社・東京・大阪の3拠点でそれぞれ違う拠点に物理的にディスクを送り、遠隔バックアップをしていました。AWSでこの点をどう実現するのかを懸念していましたが、スナップショットを取得することでBCP対策としても有効だと伺い、安心しました」さらに操作ミスで削除してしまったファイルを戻してほしいという要望に対応するため、ファイル単位でリストア可能な統合バックアップソリューション「arcserve」も導入した。

用途にあわせ2段階でのバックアップ体制を構築の図
監視に関しては、アプリケーション監視/自動復旧サービス「SIOSCoati」を導入。「現在はファイルサーバの監視・自動復旧を設定していますが、今後の利用拡大を見据えて、使い方や設定を学ぶ意図が大きいです。監視についても、マネージドクラウド with AWSの管理画面『クラウドポータル』から一元的に管理できる点はメリットだと思います」

テレワーク推進のため、Amazon WorkSpacesを検証中

同社では、昨年からさらにデジタルトランスフォーメーションを加速させ、社内環境のデジタル化を進めている。スマートフォン・タブレットを支給し、Office 365を導入。Microsoft Teamsを利用したコミュニケーションや、情報共有のための動画活用を進めた結果、社内環境が大きく変わった。こうした流れから次に目指しているのがテレワーク推進だ。「すでにソニービズネットワークスのリモートアクセスを導入し、営業が外出中に仕事をするモバイルワークの環境が整っています。次に、在宅勤務を実現するために、AWSのマネージド型仮想デスクトップサービス『Amazon WorkSpaces』が使えるのではないかと検討を進めています」Amazon WorkSpacesならば、タブレットからでもアプリを利用して接続可能。タブレット+マウスでノートPCと同様に利用できる。「実際に試してみましたが、この環境でファイルサーバに接続できれば、業務ができそうだという印象です」ファイルサーバはActive Directoryでのログインが必要なため、次に予定しているActive DirectoryのAWS移行とあわせ、社内での展開を検討するという。

次は、本命となる制作系ファイルサーバの移行を目指す

「AWSに移行して、運用管理が効率化できました。オンプレミスの物理サーバでは、異常が発生しても現地でなければ状況が分かりませんが、AWSならばすべて管理画面で確認でき、すぐに次の手を打つことができます。特にクラウドポータルは画面も見やすく、なにが起きているのかが分かりやすいので、AWS環境はすべてクラウドポータルから利用するルールとしています」今は、桑原氏自身でインスタンスを立ち上げるなど実際に操作をしながらAWSのノウハウを深めている最中だ、と続ける。「AWSの相談をするにも、自分に知識がなければ話がスムーズに進みません。手を動かすことでノウハウやスキルを蓄積し、今後のAWS移行を進めていきたいと考えています」

第1段階の最後として、現在進めているのがActive Directoryの移行だ。3拠点それぞれに設置していたActive DirectoryサーバをAWSに集約、オンプレミスにはセカンダリサーバ1台のみを残す構成を目指している。

さらに、第2段階として画像データなどを保存する制作系ファイルサーバの移行を目指す。「CDやDVDの再販などで過去のデータを利用するケースなどに備え、顧客のこれまでのデータを保管していることもあり、容量はすでに10TBに達しています。これからもデータは増える一方なので、どう移行するのがベストかを検討していきます」ほかにもオンプレミスには勤怠・入退室管理、会計システム、販売管理・生産管理などの基幹システムが残っており、これらも順次SaaSやAWSへ移行し、オンプレミスはなくしていく方向だ。

また近年、新規事業としてkintoneアプリケーションで開発した営業活動支援アプリ『sellsee』、人事管理アプリ『Human Touch』、生産管理アプリ『Quick Day』のほか、フォトソリューションのECサイト『totocot』を展開する同社。これらの事業のサービス基盤としてのAWS活用も視野に入れている。「ソニービズネットワークスには10年以上にわたって社内ネットワークをお任せし、信頼しており、今回も安心してお願いできました。AWSやクラウドは技術の進化が激しい分野ですので、その変化にしっかり追従できるよう、今後もいい提案を期待しています」

(写真左) 情報システム部 主任 三浦剛 氏
(写真左)
情報システム部 主任
三浦剛 氏

今後は、顧客中心主義をさらに進めるべく、営業の行動・意識を変える動きも加速する。さらに、BCP対策を意識した体制構築とあわせ、在宅勤務やサテライトオフィスなどテレワークの本格導入も検討を推進。「AWSなどを活用し、柔軟な働き方が可能な仕組みを構築することで、機動力をもって付加価値のあるサービスを提供していきたいと考えています」

ゴートップが新たに展開する、デジタルトランスフォーメーション事業

営業フォーキャストツール「sellsee」

「sellsee」のサイト画像
予測・実績数値や商談内容などの営業情報をリアルタイムに集計、フォーキャスト情報の管理を実現する kintoneアプリケーション。営業活動の進捗を見える化し、売上の実績や予測をリアルタイムに確認できるほか、顧客情報の共有も可能で、CRM ツールとしても有効。
https://www.gotop.co.jp/sellsee/service02/
営業フォーキャストツール「sellsee」

フォトソリューションサービス「totocot」

「totocot」のサイト画像
スマートフォンやPCから、簡単に写真をプリントできるサービス。印刷事業で培ってきた技術を活かし、高品質なフォトブックのほか、マグカップやスマートフォンケースなどへの写真プリントを提供。簡単に質の高い写真グッズを、1つから作成できる。
https://totocot.com/

フォトソリューションサービス 「totocot」

2020年3月現在

デジタルトランスフォーメーションを 加速させるために、 AWSで目指す、社内インフラの“シンプル化”

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