ピックアップ情報について
EBSスナップショットとAMIのごみ箱の除外ルールについて
今月よりピックアップ情報を先にご案内したいと思います。
11/20にEBSスナップショットとEBS-backed Amazonマシンイメージ(AMI)のごみ箱ルールがカスタマイズされ、除外タグを追加できるようになりました。
ごみ箱はスナップショットやAMIの項目にあり、保持ルールを作成するとスナップショットやAMIを削除しても完全には削除されずにごみ箱に残ります。
そのため、誤って削除しても保持期間内であれば元に戻すことができます。
以前までは「すべてのリソース」もしくは指定したタグが付いたリソースのみに適用することができましたが、
今回のアップデートでは「すべてのリソース」の中でも除外タグを設定することができるようになりました。
これにより除外タグが付いたリソースについては削除してもごみ箱に残らず、ストレージコストを削減することができます。
ごみ箱の使用自体に料金はかかりませんが、ごみ箱内のスナップショットは通常のスナップショットと同じ料金がかかります。
なお、除外タグを追加するとルールのロックの設定は、下記の通りグレーアウトして設定できなくなります。
ごみ箱の保持ルールは下記3通りの設定ができるようになりました。ごみ箱を利用されていない方はこの機会にごみ箱の機能をご利用いただいてみてはいかがでしょうか。
①すべてのリソースをごみ箱に残す
②すべてのリソースをごみ箱に残すが、除外タグを設定したリソースは残さず削除
③特定のタグが付いたリソースのみごみ箱に残し、それ以外は残さず削除
また、EC2関連の各リソースごとに誤って削除されるのを防ぐ方法を以下にまとめてみました。
リソース | 削除を防ぐ方法 | AWSドキュメント |
---|---|---|
EC2インスタンス | 終了保護を設定 | 終了保護を有効化する |
AMI | ごみ箱の保持ルールを設定 | ごみ箱の保持ルールを作成 |
EBSボリューム | スナップショットを作成※ | EBS スナップショットを作成する |
EBSスナップショット | ごみ箱の保持ルールを設定 | ごみ箱の保持ルールを作成 |
※EBSボリュームはEC2インスタンスにアタッチされていればEBSボリュームのみを削除することはできませんが、EC2インスタンスにアタッチされていなければ誤って削除されるのを防ぐ方法はありませんので、EBSスナップショットを作成するしかありません。
AWSサービスは気軽にリソースを作成できたり削除できるのがメリットではありますが、気軽にできすぎて誤って削除してしまうことがあります。AWSのアップデートによりこれからさらに誤って削除するのを防ぐ方法が追加されたり、削除方法をカスタマイズできるようになっていくのを期待しつつ、現在の設定を活用して誤削除を防いでいきましょう。
11月のアップデート一覧
11/1【Amazon WorkSpaces】TCP/UDPポート443をサポート
Amazon WorkSpaces Amazon DCV対応のデスクトップトラフィックで、ポート443のTCPとUDPの両方をサポートするようになりました。ポート4195を使用しているお客様は、引き続き使用できます。WorkSpacesクライアントアプリケーションは、最適なパフォーマンスを得るためにUDP(QUIC)を優先しますが、UDPがブロックされている場合は TCPにフォールバックします。WorkSpacesウェブクライアントはTCPポート4195または443のいずれかを介して接続します。ポート4195がブロックされている場合、クライアントはポート443のみを使用します。
11/6【AWS Security Hub】7つの新しいコントロールをリリース
AWS Security Hubで、7つの新しいセキュリティコントロールがリリースされました。これにより、提供されるコントロールの総数が437に増えました。
新しいコントロールは下記7つとなります。
・[AppSync.1]AWS AppSync APIキャッシュは保管時に暗号化する必要があります
・[AppSync.6]AWS AppSync APIキャッシュは転送中に暗号化する必要があります
・[EC2.170]EC2起動テンプレートは、インスタンスメタデータサービスバージョン2(IMDSv2)を使用することをお勧めします
・[EC2.171]EC2 VPN接続では、ログ記録が有効になっている必要があります
・[EFS.8]EFSファイルシステムは保管中に暗号化する必要があります
・[KMS.5]KMSキーはパブリックにアクセスしないでください
・[SNS.4]SNSトピックアクセスポリシーはパブリックアクセスを許可しないでください
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/aws-security-hub-7-new-security-controls/
11/6【Amazon EC2】Microsoft Windows Server 2025のAMIが利⽤可能に
Amazon EC2では、ライセンス込み(LI) Amazonマシンイメージ(AMI)を使用したMicrosoft Windows Server 2025のサポートを開始しました。これによって、お客様は最新バージョンのWindows Serverを簡単かつ柔軟に起動できるようになります。
このイメージは、Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)を備えたNitroベースのインスタンスをサポートし、セキュリティを強化します。
また、デフォルトのルートボリュームであるAmazon EBS gp3などの機能が備わっているほか、AWS NVMeドライバーがプリインストールされており、スループットの⾼速化と価格性能の最⼤化を実現します。
11/6【Amazon CloudFront】AWS WAFによりブロックされたリクエストに対するCloudFrontの利⽤料が無料に
2024年10月25日より、AWS WAFでブロックされたすべてのCloudFrontリクエストが無料になりました。
この変更によりCloudFrontでは、AWS WAFでブロックされたリクエストに対するリクエスト料金やデータ転送料金が発生しなくなります。今回の更新ではアプリケーションの変更は必要なく、AWS WAFを使用するすべてのCloudFrontディストリビューションに適用されます。
なお、AWS WAFのリクエストの評価とブロックに対する課金は引き続き発生します。
11/7【Amazon RDS for SQL Server】SQL Serverの最新マイナーバージョンサポート
パフォーマンスの向上とセキュリティの改善が提供されるMicrosoft SQL Serverの新しいマイナーバージョンがAmazon RDS for SQL Serverで利用できるようになりました。Amazon RDS for SQL Serverは、Express、Web、Standard、Enterpriseの各エディションで、SQL Server 2016、2017、2019および2022の最新のマイナーバージョンをサポートするようになりました。
11/7【Amazon RDS for Oracle】2024年10⽉のリリースアップデートをサポート
Amazon Relational Database Service(Amazon RDS) for Oracleが、Oracle Databaseバージョン19cおよび21c用2024年10月リリースアップデート(RU)をサポートするようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-rds-oracle-october-2024-update/
11/7【AWS Lambda】JSON構造化アプリケーションログ出⼒を .NETランタイムでサポート
AWS Lambdaでは、.NET Lambdaマネージドランタイムを使用するLambda関数のアプリケーションログをJSON構造化形式でネイティブにキャプチャできるようになりました。JSON形式では、ログを一連のキーと値のペアとして構成できるため、大量のログをすばやく検索、フィルタリング、分析して、障害のトラブルシューティングやLambda関数のパフォーマンスの把握が容易になります。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/aws-lambda-json-logging-net-managed-runtime/
11/7【Amazon ECS】サービスのデプロイ履歴が確認可能に
Amazon Elastic Container Service(Amazon ECS)では、Amazon ECSサービスとしてデプロイされた長期実行アプリケーションのサービスリビジョンとデプロイ履歴を表示できるようになりました。この機能により、Amazon ECSを使用してデプロイされたアプリケーションへの変更の追跡と表示、進行中のデプロイの監視、デプロイエラーのデバッグが容易になります。
11/8【EC2 Auto Scaling】アベイラビリティーゾーン間のインスタンス数の均等化を優先する設定が可能に
Amazon EC2 Auto Scaling Groups(ASG)では、お客様がアベイラビリティーゾーン全体でワークロードを厳密に分散できる新しい機能が導入され、EC2インスタンスのプロビジョニングと管理をより細かく制御できるようになりました。
この機能により、お客様は簡単にアベイラビリティーゾーンの厳密なバランスを実現し、アプリケーションの耐障害性をより高いレベルで確保できるようになります。
11/11【AWS Lambda】Zipコードアーティファクトにカスタマー管理のKMSキーが利⽤可能に
AWS Lambdaでは、デフォルトのAWS所有キーの代わりに顧客管理キーを使用したLambda関数Zipアーティファクトの暗号化がサポートされるようになりました。
お客様は独自のキーを提供してZipアーティファクトの関数コードを暗号化できるようになり、Lambda関数にデプロイされたコードへのアクセスを簡単に監査または制御できるようになりました。
11/12【Amazon EventBridge】イベントバスのレイテンシーが最⼤94%改善
Amazon EventBridgeイベントバスは、2023年1月以降、イベントバスのエンドツーエンドのレイテンシーが最大94%改善されたことを発表しました。これにより、不正の検出と防止、産業オートメーション、ゲームアプリケーションなど、レイテンシーの影響を受けやすいアプリケーションを処理できるようになります。この低レイテンシーにより、時間に敏感なアプリケーション向けに、応答性が高く効率的なイベント駆動型アーキテクチャを構築できます。重大なイベントをより迅速に検出して対応できるようになり、迅速なイノベーション、よりすばやい意思決定、運用効率の向上が可能になります。
11/12【AWS Fault Injection Service】実験レポート作成機能を追加
AWS Fault Injection Service(AWS FIS)は実験用のレポートを生成して、耐障害性テストのエビデンスを作成する時間と労力を削減できるようになりました。このレポートは、選択した Amazon S3バケットに自動的に配信されます。実験が完了したら、レポートを確認して、その実験が主要なアプリケーションとリソースメトリクスに与えた影響を評価できます。さらに、必須テストの証拠として、コンプライアンスチームや監査人などの関係者とレポートを共有できます。
11/12【Amazon EBS】EBSボリュームの詳細なパフォーマンス統計情報を提供開始
AmazonはAmazon Elastic Block Store(EBS)ボリュームの詳細なパフォーマンス統計を公開しました。
この新機能により、EBSボリュームのパフォーマンスをリアルタイムで可視化できるため、ストレージリソースの状態を簡単に監視し、より早くアクションを実行できるようになります。
11/12【Amazon EC2 Capacity Blocks for ML】東京、オレゴンリージョンでP5インスタンスの予約が可能に
Amazon Web Servicesは、米国西部(オレゴン)とアジアパシフィック(東京)の2つの新リージョンのP5インスタンスでAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)のCapacity Blocks for MLが利用可能になったことを発表しました。EC2 Capacity Blocksを使用すると、Amazon EC2 UltraCluster内の人気の高いGPUインスタンスを、機械学習(ML)ワークロードを実行するために必要な将来の日付の期間について予約できます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-ec2-capacity-blocks-new-regions/
11/13【Amazon RDS for MySQL】MySQL8.0.40をサポート
Amazon Relational Database Service(Amazon RDS) for MySQLが、MySQLマイナーバージョン8.0.40のサポートを開始しました。これに伴い、MySQLの旧バージョンにおける既知のセキュリティ脆弱性を修正できるほか、MySQLコミュニティが追加したバグ修正、パフォーマンス改善、新機能が利用可能になります。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-rds-mysql-new-minor-version/
11/13【AWS Client VPN】最新のUbuntu OSバージョン(22.04 LTSと24.04 LTS)をサポート
AWS Client VPNは、Ubuntuバージョン22.04 LTSと24.04 LTSを搭載したLinuxデスクトップクライアントをサポートするようになりました。AWSが提供するVPNクライアントを最新のUbuntu OSバージョンで実行できるようになりました。
11/13【Amazon OpenSearch Service】C7i、M7i、R7iインスタンスをサポート
Amazon OpenSearch Service は、第 4 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサベースのコンピューティング最適化インスタンス (C7i)、汎用インスタンス (M7i)、およびメモリ最適化インスタンス (R7i) をサポートするようになりました。これらのインスタンスは、第 3 世代の Intel C6i、M6i、R6i の各インスタンスと比較して、それぞれ最大 15% 優れたコストパフォーマンスを実現します。
11/13【AWS Lambda】Python 3.13ランタイムが利⽤可能に
AWS LambdaでPython 3.13を使用したサーバーレスアプリケーションの作成がサポートされるようになりました。開発者はPython 3.13をマネージドランタイムとコンテナベースイメージの両方として使用できます。AWSでは、マネージドランタイムとベースイメージが利用可能になった時点で更新が自動的に適用されます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/aws-lambda-support-python-313/
11/14【Amazon OpenSearch Service】OpenSearchバージョン2.17のサポート開始
Amazon OpenSearch ServiceでOpenSearchバージョン2.17を実行できるようになりました。OpenSearch 2.17では、ベクトル検索、クエリパフォーマンス、機械学習(ML)ツールキットの分野でいくつかの改善を行い、アプリケーション開発の加速と生成AIワークロードの実現を支援しました。
11/14【Amazon RDS for PostgreSQL】PostgreSQL 17と最新マイナーバージョンのサポート開始
Amazon RDS for PostgreSQLは、PostgreSQLバージョン17.1以降のメジャーバージョン17をサポートするようになりました。RDS for PostgreSQLには、PostgreSQL 17をサポートするように更新されたpgvector 0.8.0、pg_tle 1.4.0、pgactive 2.1.4、hypopg.1.4.1などの94のPostgreSQL拡張機能がサポートされています。このリリースには、自動バキュームを監視するための新しいSQL関数のサポートも含まれており、トランザクションIDのラップアラウンドを防ぐためのインサイトが提供されています。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-rds-postgresql-supports-version-17/
11/14【Amazon DynamoDB】オンデマンドスループットとグローバルテーブルの料⾦の値下げを発表
Amazon DynamoDBは、オンデマンドスループットの価格を50%、グローバルテーブルの価格を最大67%引き下げることで、Amazon DynamoDBの費用対効果をさらに高めました。
これまで、オンデマンドは急増するワークロードに対して費用対効果が高かったものの、今回の価格変更により、DynamoDBのほとんどのプロビジョニング済みキャパシティワークロードは、オンデマンドモードを使用すると低価格になります。この価格変更により、ほとんどのDynamoDBワークロードでオンデマンドがデフォルトかつ推奨モードになるため、画期的な変更となりました。
11/14【AWS Backup】大阪リージョンでAmazon Neptuneをサポート
Amazon NeptuneのAWS Backupによるサポートがアジアパシフィック(大阪)リージョンで利用可能になったことを発表しました。AWS Backupは費用対効果に優れたポリシーベースのフルマネージドソリューションであり、Amazon Neptuneのデータ保護を他のAWSサービス(コンピューティング、ストレージ、データベースにわたる)やサードパーティアプリケーションのデータ保護とともに一元化および自動化するものです。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/aws-backup-amazon-neptune-new-regions/
11/14【Amazon RDS for Oracle】M7iとR7iインスタンスタイプが利⽤可能に
Amazon Relational Database(RDS) for Oracleは、M7iとR7iのデータベースインスタンスタイプをサポートするようになりました。M7iおよびR7iは最新のIntelベースのサービスであり、新しい最大インスタンスサイズとして48xlargeを提供しています。このインスタンスサイズは、M6iおよびR6iインスタンスタイプの最大サイズと比べてvCPUとメモリが50%増加しています。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-rds-oracle-m7i-r7i-instances-types/
11/14【Amazon S3】汎⽤バケット数の上限を⼤幅に引き上げ
Amazon S3は、AWSアカウントあたりのデフォルトバケットクォータを100から10,000に引き上げました。さらに、どのお客様も最大100万バケットまで、クォータの増量をリクエストできます。その結果、お客様はS3に保存する個々のデータセット用に新しいバケットを作成し、デフォルトの暗号化、セキュリティポリシー、S3レプリケーションなどの機能をより簡単に活用して、スケーリングの障壁を取り除き、S3ストレージアーキテクチャを最適化できます。
11/15【AWS Application Load Balancer】コンソール画⾯でAmazon CloudFront + AWS WAFの設定が可能に
Application Load Balancer(ALB)コンソールからAmazon CloudFrontディストリビューションをアタッチする、ALBの新しいワンクリック統合を発表します。これにより、CFをアプリケーションの分散型単一エントリポイントとして簡単に使用でき、ALBに到達する前にすべてのインバウンドトラフィックを取り込み、吸収、フィルタリングできます。また、この機能により、一般的なウェブの脅威に対する防御の最前線として、基本的なセキュリティ保護機能を備えた、AWS WAFの事前設定済みWebACLも利用できます。全体として、アプリケーションを保護するための最小限の設定で、ALB、CloudFront、AWS WAFからのシームレスな保護を簡単に有効にできます。
11/18【Amazon Aurora MySQL】R7iインスタンスをサポート
MySQL互換のAmazon Auroraは、カスタムの第4世代インテルXeonスケーラブルプロセッサを搭載したR7iデータベースインスタンスをサポートするようになりました。R7iインスタンスでは、最大48xlargeの大きなインスタンスサイズが提供され、メモリとvCPUの比率が8:1で、最新のDDR5メモリを備えています。これらのインスタンスは、東京リージョンを含む複数のAWSリージョンで利用できるようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-aurora-mysql-r7i-instances/
11/18【Amazon Aurora】Amazon Aurora MySQL 3.08(MySQL 8.0.39互換)が⼀般提供開始
本日より、Amazon Aurora MySQL互換エディション3(MySQL 8.0互換)はMySQL 8.0.39をサポートするようになりました。MySQL 8.0.39には、いくつかのセキュリティ強化とバグ修正に加えて、多数のテーブルを処理するときのデータベースの可用性を向上させ、REDOロギングとインデックス処理に関連するInnoDBの問題を軽減する拡張機能が含まれています。
11/19【Amazon EFS】アカウント間でEFSファイルシステムのレプリケーションに対応
Amazon EFSはクロスアカウントレプリケーションをサポートするようになり、お客様がAWSアカウント間でファイルシステムを複製できるようになりました。EFS Replicationを使用すると、選択したAWSリージョンで、ファイルシステムの最新のレプリカを簡単に維持できます。今回のリリースにより、EFS Replicationのお客様は、ファイルデータのレプリカを別アカウントに自動的に保存することで、事業継続性、マルチアカウントのディザスタリカバリ、コンプライアンスの要件を満たすことができます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-efs-cross-account-replication/
11/19【Amazon Virtual Private Cloud】Block Public Access機能が利⽤可能に
AWSは仮想プライベートクラウド(VPC)ブロックパブリックアクセス(BPA)を発表しました。これは、ネットワーク管理者とセキュリティ管理者がVPCのインターネットトラフィックを権限を持ってブロックできるようにする新しい一元化された宣言型制御です。VPC BPAは他の設定より優先され、組織のセキュリティおよびガバナンスポリシーに従ってVPCリソースを無制限のインターネットアクセスから確実に保護します。
11/20【Elastic Load Balancing】ALBとNLBでキャパシティ予約可能に
Application Load Balancer(ALB)とNetwork Load Balancer(NLB)が、ロードバランサーキャパシティユニット(LCU)の予約をサポートするようになりました。これにより、ロードバランサーの最小容量を事前に設定でき、トラフィックパターンに基づいて自動スケールする既存の機能を補完できます。
この機能を使用すると、保証された最小容量を事前に予約しておくことで、予想されるトラフィックの急増に備えることができるため、需要の高いイベントでも規模を拡大して可用性を高めることができます。
11/20【Amazon EBS】ごみ箱の保持ルールに除外タグを設定可能に
お客様は、ごみ箱ルールをさらにカスタマイズして、タグに基づいてEBSスナップショットとEBS-backed Amazonマシンイメージ(AMI)を除外できるようになりました。お客様はごみ箱を使用して、指定した期間リソースを保持してから完全に削除するようにすることで、リソースが誤って削除されないように保護できます。新しく導入された機能により、お客様はリソース内の重要なデータについてのみ削除保護のためのごみ箱ルールをカスタマイズし、削除保護を必要としない重要でないデータは除外することで、コストを削減できます。
11/20【Amazon EMR】バージョン7.4リリース
Amazon EMR 7.4の一般提供開始についてお知らせいたします。Amazon EMR 7.4はApache Spark 3.5.2、Apache Hadoop 3.4.0、Trino 446、Apache HBase 2.5.5、Apache Phoenix 5.2.0、Apache Flink 1.19.0、Presto 0.287、Apache Zookeeper 3.9.2をサポートしています。
Amazon EMR 7.4では、Apache Livy、Apache Hue、JupyterEnterprise Gateway、Apache Ranger、Apache Zookeeperなどの分散アプリケーションで使用される7つの追加エンドポイントで転送中暗号化が可能になります。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-emr-7-4-release/
11/20【Amazon RDS】Data Migration Service(DMS)を利⽤したEC2インスタンス上のデータベースをAmazon RDSやAuroraへ⾃動移⾏する機能を発表
AWSはAmazon Relational Database Service(Amazon RDS)の「ワンクリックでマネージド型に移行」機能を発表しました。これにより、セルフマネージド型のMySQL、PostgreSQL、またはMariaDBデータベースを、同等のAmazon RDSまたはAmazon Auroraデータベースに簡単かつシームレスに移行できます。
Amazon RDSコンソールでワンクリックでマネージド型に移行機能を使用すると、Amazon EC2サーバーで実行されているセルフマネージド型データベースを、マネージドAmazon RDSまたはAuroraデータベースに移行できます。この機能により、インフラストラクチャ設定の負担がなくなり、アプリケーションのデータベースワークロードをAmazon RDSに簡単かつシームレスに再プラットフォーム化できます。
11/21【Amazon RDS for PostgreSQL】PostgreSQLの最新マイナーバージョンへのアップグレードに対応
Amazon Relational Database Service(RDS) for PostgreSQLはこのたび、最新のマイナーバージョン17.2、16.6、15.10、14.15、13.18、12.22に対応しました。従来バージョンのPostgreSQLにおける既知のセキュリティの脆弱性を修正し、PostgreSQLコミュニティによって追加されたバグ修正を導入するために、最新のマイナーバージョンにアップグレードすることをお勧めします。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-rds-postgresql-supports-minor-versions/
11/21【Amazon EC2】Amazon Machine Image(AMI)の履歴情報を確認可能に
Amazon EC2がAmazonマシンイメージ(AMI)のソースの詳細を提供するようになりました。この系統情報により、コピーまたは派生したAMIを簡単に追跡して元のAMIソースまでさかのぼることができます。
これまでは、AMIのオリジンを追跡するにはAMIのリストを管理し、タグを使用し、カスタムスクリプトを作成する必要がありました。この方法は時間がかかり、スケールが困難で、運用のオーバーヘッドが発生していました。この機能により、ソースAMIの詳細を簡単に表示して、特定のAMIのオリジンを簡単に把握できるようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-ec2-lineage-information-amis/
11/21【Amazon EC2】G6eインスタンスが東京リージョンで利⽤可能に
NVIDIA L40S Tensor Core GPUを搭載したAmazon EC2 G6eインスタンスがアジアパシフィック(東京)でご利用いただけるようになりました。G6e インスタンスは、機械学習と空間コンピューティングの幅広いユースケースに使用できます。G6eインスタンスは、G5インスタンスと比較して最大2.5倍のパフォーマンスを実現し、P4dインスタンスよりも推論コストを最大20%削減します。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-ec2-g6e-instances-additional-regions/
11/22【AWS Management Console】アプリケーションお気に⼊り登録と最近使ったアプリケーションのクイックアクセス機能が利⽤可能に
AWSマネジメントコンソールでアプリケーションのお気に入りとクイックアクセスの機能をリリースすることをお知らせします。よく使うアプリケーションをお気に入りとしてピン留めして、最近アクセスしたアプリケーションにすばやく戻ることができます。
ワンクリックでお気に入りのアプリケーションを簡単に指定し、最も重要なアプリケーションを並べ替えて、お気に入りをリストの一番上に配置できます。
11/25【Amazon EC2】将来の⽇付を指定したキャパシティ予約をサポート
Amazon EC2キャパシティ予約の将来の日付での開始をリクエストできるようになったことを発表します。キャパシティ予約は、特定のアベイラビリティーゾーンのコンピューティングキャパシティをすぐに予約できるようにすることで、重要なワークロードを保証します。これにより、将来のニーズに備えてキャパシティを確保でき、今後発生する重要なスケーリングイベントに対して安心感をもたらします。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/future-dated-amazon-ec2-capacity-reservations/
11/25【Amazon WorkSpaces】アイドル時のタイムアウト機能が利⽤可能に
Amazon WorkSpacesは、Amazon DCVプロトコルを使用したWindows WorkSpaces Personalのアイドル切断タイムアウトをサポートするようになりました。WorkSpaces管理者は、ユーザーが個人用WorkSpaceに接続したままで非アクティブ状態を維持できる期間を設定できるようになりました。この期間が経過すると接続が切断されます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/idle-disconnect-timeout-amazon-workspaces/
11/26【Amazon RDS for PostgreSQL, MySQL, and MariaDB】AWS Graviton4ベースの⾼性能R8g DBインスタンスがAmazon RDSで利⽤可能に
AWS Graviton4ベースのM8gおよびR8gデータベース(DB)インスタンスの一般提供が、PostgreSQL、MySQL、およびMariaDB用のAmazon Relational Database Service(RDS)で開始されました。Graviton4ベースのインスタンスは、Amazon RDSオープンソースデータベースの同等サイズのGraviton3ベースのインスタンスと比較して、パフォーマンスが最大40%、オンデマンド料金の料金/パフォーマンスが最大29%向上します。
11/26【Amazon RDS for SQL Server】SQL Serverの最新マイナーバージョンが利⽤可能に
パフォーマンスの向上とセキュリティの改善が提供されるMicrosoft SQL Serverの新しいマイナーバージョンがAmazon RDS for SQL Serverで利用できるようになりました。Amazon RDS for SQL Serverは、Express、Web、Standard、Enterpriseの各エディションで、SQL Server 2016、2017、2019および2022の最新のマイナーバージョンをサポートするようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-rds-sql-server-versions-november-2024/
11/26【Amazon EBS】スナップショットのコピーが完了するまでの時間を指定可能に
高性能のブロックストレージサービスであるAmazon Elastic Block Store(Amazon EBS)が、時間ベースのコピーの一般提供を発表しました。この新機能により、指定した期間内にEBSスナップショットがAWSリージョン内およびAWSリージョン間で確実にコピーされるため、ビジネス要件とコンプライアンス要件を満たすのに役立ちます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-ebs-time-based-copy-snapshots/
まとめ
以上、11月のアップデート情報をお伝えしました。
AWSをご利用の上で、ご不明点などがあれば御気兼ねなくご相談いただければと思います。