10月後半のアップデート一覧
10/16【AWS Database Migration Service Serverless】MongoDB、Amazon DocumentDBからのデータ移⾏をサポート
AWS Database Migration Serviceサーバーレス(AWS DMSS)は、データソースとしてMongoDBとAmazon DocDBをサポートするようになりました。AWS DMSSを使用することで、MongoDBとAmazon DocDBからさまざまなデータターゲットにデータを移行できるようになりました。
AWS DMSSでは、エンドポイントを定義する際にMongoDBとAmazon DocDBがオプションとして表示されるようになり、それらをデータ移行のソースとして使用できるようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/aws-dms-serverless-mongodb-docdb-source/
10/16【AWS CloudShell】Amazon Q CLIと統合
Amazon Q CLIを AWSマネジメントコンソールの組み込みターミナルエクスペリエンスであるCloudShellに統合しました。コマンドラインは、3,000万人以上のエンジニアがソフトウェアの作成、ビルド、実行、デバッグ、デプロイに使用しています。ただし、コマンドラインは、使いにくいのが難点です。Amazon Q CLIでは、自然言語を使用してAWSコマンドを生成し、パーソナライズされたコマンド候補が提供されるため、ドキュメントを検索する必要が減り、生産性が向上します。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/aws-cloudshell-amazon-q-cli/
10/16【AWS Elastic Beanstalk】Amazon Linux 2023環境でPython 3.12をサポート
AWS BeanstalkでAL2023 Beanstalk環境にPython 3.12のサポートが追加されました。
AWS Elastic Beanstalkは、アプリケーションを実行するインフラストラクチャを心配することなく、AWSでアプリケーションをデプロイおよび管理できるようにするサービスです。AL2023のPython 3.12では、エラーメッセージが改善され、Linuxのperfプロファイラのサポートが追加され、インタプリタの速度が改善され、f文字列の使いやすさが向上しました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/aws-beanstalk-python-3-12/
10/16【Amazon S3】ListBuckets APIにリージョンとバケット名フィルタリングを追加
Amazon S3は、ListBuckets APIに対してAWSリージョンフィルターとバケット名フィルターをサポートするようになりました。さらに、ページ分割されたListBucketsリクエストは、S3汎用バケットとそれに対応するAWSリージョンを応答で返すようになりました。これにより、複数のリージョンでバケットの場所を特定する必要があるアプリケーションを簡素化できます。
10/17【AWS Lambda】CloudWatch Logs Live Tailと統合しログをリアルタイムで可視化可能に
AWS Lambdaコンソールは、インタラクティブなログストリーミングおよび分析機能であるAmazon CloudWatch Logs Live Tailをサポートするようになりました。これにより、ログをリアルタイムで可視化できるため、Lambda関数の開発とトラブルシューティングが容易になります。
10/17【AWS Lambda】CloudWatch Metrics Insightsと統合しメトリクスの分析が容易に
AWS Lambdaコンソールでは、組み込みのAmazon CloudWatch Metrics Insightsダッシュボードを通じて AWSアカウントのLambda関数に関する主要なメトリクスを表示するようになりました。これにより、エラーやパフォーマンスの問題の原因を簡単に特定してトラブルシューティングできます。
10/17【Amazon EC2】スポットインスタンスでUbuntu Pro AMIを利⽤可能に
Ubuntu ProベースのAmazonマシンイメージ(AMI)を使用してAmazon EC2スポットインスタンスを起動できるようになりました。Ubuntu Pro Spotインスタンスを簡単にデプロイできるようになり、Canonicalからさらに 5 年間のセキュリティ更新を受けることができます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/ubuntu-pro-ec2-spot-instances/
10/17【Amazon Aurora PostgreSQL】ローカル書き込み転送に対応
Amazon Aurora PostgreSQL互換エディションでは、Auroraリードレプリカからライターインスタンスに書き込みリクエストを転送できるようになりました。これにより、書き込み後の読み取りの整合性を必要とする読み取りワークロードのスケーリングが簡単になります。今回のリリースにより、Aurora MySQLとAurora PostgreSQLの両方でローカル書き込み転送が利用できるようになりました。
10/17【Amazon RDS】マルチAZ DBクラスターでIAM認証をサポート
読み取り可能なスタンバイが2つあるAmazon Relational Database Service(Amazon RDS)マルチAZ配置では、データベース認証にAWS Identity and Access Management(IAM)を使用できるようになりました。IAMサポートにより、RDSマルチAZ配置へのアクセスを個別に管理する代わりに、2つの読み取り可能なスタンバイと他のRDS配置で一元的に管理できるようになりました。さらに、AWS IAMでは、パスワードベースのログイン認証情報をデータベースに保存する必要がなくなります。
10/21【Amazon RDS Custom for SQL Server】Windows認証をサポート
Amazon RDS Custom for SQL ServerはWindows認証をサポートするようになり、既存のActive Directoryを使用してRDS Customデータベースへのアクセスを管理できるようになりました。この機能により、RDS Custom for SQL Server DBインスタンスをAWS Managed Microsoft Active Directory(AD)またはお客様が管理するADのどちらかに結合できるため、柔軟性が高まります。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/rds-custom-sql-server-windows-authentication/
10/21【AWS Console Mobile App】AWSリソースへのリンクをアプリで開くことが可能に
AWSは、AWSコンソールモバイルアプリケーションのシームレスなリンクエクスペリエンスを発表します。AWSコンソールモバイルアプリがモバイルデバイスにインストールされている場合、AWSのサービスやリソースへのリンクをAWSコンソールモバイルアプリで開くことができるようになりました。
外出中のお客様は、AWSコンソールモバイルアプリケーションでメールやチャットなどのソースから AWSのサービスやリソースへのリンクを開くことができるようになりました。
10/22【Amazon EKS】EKSエンドポイントへのIPv6接続をサポート
Amazon EKSに、IPv6 EKSクラスターのEKS管理APIエンドポイントとKubernetes APIサーバーエンドポイントのデュアルスタックサポートが導入され、お客様はIPv6、IPv4、またはデュアルスタッククライアントを使用して接続できるようになりました。デュアルスタックのサポートは、AWS PrivateLinkを使用して Amazon Virtual Private Cloud(VPC)からEKS管理APIエンドポイントにプライベートにアクセスする場合にも利用できます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/amazon-eks-endpoints-connectivity-ipv6/
10/22【AWS Lambda】LambdaコンソールにCode-OSSベースの新しいコードエディタを提供
AWS LambdaはCode-OSS(VS Code–Open Source)に基づくLambdaコンソールでの新しいコード編集エクスペリエンスのリリースを発表しました。
コンソール上の新しいCode-OSSベースのコードエディタは、デスクトップバージョンのエディタと同様のレイアウトで、コマンドパレットやクイック検索などの機能を備えています。開発者は、好みのテーマを適用し、設定をカスタマイズして、ローカルの開発環境設定を反映できます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/aws-lambda-code-editor-based-code-oss/
10/22【Amazon Application Recovery Controller】ゾーンシフトとゾーンオートシフトが、2つの新しいマルチAZリソースをサポート
Amazon Application Recovery Controller(ARC)のゾーンシフトと自動ゾーンシフトは機能を拡張し、クロスゾーン設定が有効なAmazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)とNetwork Load Balancer(NLB)をサポートするようになりました。ARCゾーンシフトは、アベイラビリティーゾーン(AZ)内の異常なアプリケーションを迅速に復旧し、電源喪失やハードウェアまたはソフトウェアの障害などのイベントを原因とするアプリケーションへの影響の期間と深刻度を低減するのに役立ちます。ARC自動ゾーンシフトは、AZに影響を及ぼす可能性のある障害をAWSが特定したときに、アプリケーションのトラフィックをそのAZから安全かつ自動的にシフトします。
10/22【AWS Database Migration Service】CLI 、 SDK 、 APIによる同種データベースマイグレーションをサポート
AWS Database Migration Service(DMS)は、同種データ移行のためのCLI、SDK、およびAPIサポートの一般提供を発表しました。このリリースにより、オンプレミスまたはAmazon EC2のソースから、Amazon Relational Database Service(RDS)、Amazon Aurora、またはAmazon DocumentDBの同等のターゲットに、セルフマネージドMySQL、PostgreSQL、MariaDB、またはMongoDBデータベースをプログラムによって移行またはレプリケーションすることが可能になります。同種データ移行では、ダウンタイムを最小限に抑え、データ損失をゼロに抑えながら、簡単でパフォーマンスに優れた同種の移行が可能です。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/10/aws-dms-homogenous-migrations-cli-sdk-api/
10/23【EC2 Image Builder】Apple macOSをサポート
EC2 Image BuilderがApple macOSオペレーティングシステムのサポートを開始しました。お客様は macOSをイメージパイプラインのベースイメージとして使用できるようになります。この機能により、現在サポートされているWindowsおよびLinuxディストリビューションと同じように、カスタムmacOSイメージを簡単に作成、管理できます。
EC2 Image Builderは、EC2 Macインスタンスで利用可能な最新のx86、ARM64 macOSイメージをサポートしています。macOSの最新バージョンへの自動更新が可能なため、最新の状態を維持し、簡単に最新バージョンのmacOSに移行できます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/ec2-image-builder-apple-macos/
10/23【Amazon Connect】スクリーン共有機能の追加
Amazon Connectの画面共有機能により、エージェントは問題をすばやく理解して顧客を導き、問題解決や成約までの時間を高速化し、顧客の不満を軽減できます。エージェントとエンドユーザーは、Amazon Connectのウェブ通話やビデオ通話で画面共有を活用し、コンテキスト情報をAmazon Connectに渡してカスタマーエクスペリエンスをパーソナライズできます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/amazon-connect-screen-sharing/
10/24【Amazon SES】SESがメール送信時に使⽤するTLSバージョンがタグで確認できるように
Amazon Simple Email Service(SES)は、SES経由で送信されるメッセージで使用されているTransport Layer Security(TLS)バージョンをお客様が確認できる機能をリリースしました。お客様は、Amazon CloudWatchなどのさまざまなAWSサービスにメール送信イベントを発行することで、メール送信をきめ細かく追跡できます。お客様は、設定セットで定義されたメッセージタグを使用してメールを分類することもできます。
10/24【Amazon RDS for Oracle】Oracle Application Express(APEX)バージョン24.1をサポート
Amazon Relational Database Service(RDS) for Oracleで、Oracle Database 19cおよび21cバージョン用Oracle Application Express(APEX)バージョン24.1のサポートが開始されました。APEXを使用して、開発者はそれらのウェブブラウザ内でアプリケーション全体を構築できます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/amazon-rds-oracle-application-express/
10/25【Amazon Aurora Global Database】リソースへのタグ付けが可能に
Amazon Aurora Global Databaseでは、グローバルクラスターへのタグの適用がサポートされるようになりました。これにより、メタデータ情報をグローバルデータベースクラスター全体に関連付けることができます。たとえば、タグを適用してグローバルデータベースクラスター全体のリソースコストを整理して、AWSコストの分類と追跡を簡単にすることができます。
10/25【AWS Firewall Manager】既存のweb ACLに対してSecurity policyを直接適⽤可能に
AWS Firewall Managerを使用することで、お客様はリソースに関連付けられた既存のWAF WebACLにベースラインルールセットを追加するAWS WAFのポリシーを一元的に作成できるようになりました。セキュリティ管理者は、カスタムルールセットをそのままにしたままで、WAFのFirewall Managerポリシーを使用して最初と最後のルールグループを挿入したり、既存のWebACLのロギング先を一元的に設定したりできるようになりました。
10/29【Amazon EC2】MacインスタンスでApple macOS Sequoiaが利⽤可能に
Amazon EC2 Macインスタンスで、Apple macOS Sequoia(バージョン15)をAmazonマシンイメージ(AMI)として実行できるようになりました。Apple macOS Sequoiaは最新のメジャーmacOSバージョンです。Xcodeバージョン16.0以降(iOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS、visionOS用の最新のSDKを含む) の実行や、Apple Intelligenceの今後のサポートなど、複数の新機能が導入されており、以前のmacOSバージョンに比べてパフォーマンスが向上しています。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/amazon-ec2-mac-instances-apple-macos-sequoia/
10/29【Amazon RDS】PostgreSQL、MySQLおよびMariaDBでM7i、R7iインスタンスが利⽤可能に
PostgreSQL、MySQL、およびMariaDB用のAmazon Relational Database Service(Amazon RDS)が、M7iおよびR7iデータベース(DB)インスタンスをサポートするようになりました。M7iおよびR7iは最新のIntelベースのサービスで、新しい最大インスタンスサイズとして48xlargeを提供しています。このインスタンスサイズは、M6iおよびR6iインスタンスタイプの最大サイズと比べてvCPUとメモリが50%増加しています。
これらのインスタンスは、東京を含む18リージョン(⼤阪リージョンは未提供)で利⽤可能です。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/amazon-rds-m7i-r7i-database-instances/
10/30【AWS Fault Injection Service】Lambda関数の耐障害性検証に対応に
AWS LambdaはAWS Fault Injection Service(FIS)アクションのサポートを発表しました。FISは制御されたフォールト挿入実験を実行するためのフルマネージドサービスであり、アプリケーションのパフォーマンス、オブザーバビリティ、回復性を改善できるようにします。可用性の高いアプリケーションを使用しているお客様は、一時的に呼び出しレイテンシーを増やしたり、関数の実行を防いだり、関数出力を変更したり、統合エラーを挿入したりすることで、アプリケーションの耐障害性をテストできるようになりました。
これらのアクションは、東京リージョンを含む、FISが提供されているすべてのAWSリージョン(大阪リージョンは未対応)で一般公開されています。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/10/aws-lambda-fault-injection-service-actions/
10/30【AWS DataSync】Amazon S3間におけるデータ転送の⾼速化・可観測性の向上などの機能改善を
発表
AWS DataSyncでは、Amazon S3ロケーション間のデータ転送のパフォーマンス、スケーラビリティ、オブザーバビリティが向上しました。今回のリリースにより、DataSyncを使用して、事実上無制限の数のオブジェクトを含むデータセットをS3ロケーション間でこれまで以上に迅速かつ簡単に移動できるようになりました。また、メトリクスの強化により、データ転送の追跡と管理も容易になります。
10/30【Amazon EBS】読み込みと書き込みの平均レイテンシーをメトリクスで確認可能に
Amazon Elastic Block Store(EBS)ボリュームのパフォーマンスをモニタリングするための、VolumeAvgReadLatencyとVolumeAvgWriteLatencyという2つの新しいAmazon CloudWatchメトリクスが利用可能になったことを発表しました。EBSボリュームで実行されているI/Oの平均レイテンシーを把握することで、アプリケーションパフォーマンスのボトルネックの原因を突き止めることができます。
10/30【AWS Network Firewall】TCPアイドルタイムアウト値を設定可能に
AWS Network Firewallは、AWS Network FirewallのTCPアイドルタイムアウト値を変更し、アプリケーションのTCPアイドルタイムアウト値に合わせることができる新機能を発表しました。
今回のリリース以前は、TCP アイドルタイムアウトは350秒という固定値でした。これにより、一部のアプリケーションの長時間のフローが中断される場合がありました。今回のリリースにより、AWS Network FirewallのTCPアイドルタイムアウトを60秒から6000秒の間の値に柔軟に設定できます。デフォルトは下位互換性のために350秒のままです。
10/30【Amazon Virtual Private Cloud】セキュリティグループがVPC間およびアカウント間で共有可能に
AWSでは、新しいセキュリティグループ共有機能により、セキュリティグループをより簡単に管理できるようになりました。セキュリティグループVPCアソシエーションを使用して、セキュリティグループを同じアカウントの複数のVPCに関連付けることができるようになりました。
この機能により、セキュリティグループの一貫性が向上し、管理者の設定とメンテナンスが簡単になります。
これらの機能が導入される前は、セキュリティグループは作成対象のVPCでのみ使用できました。この機能により、VPC間、さらには共有VPCの参加者アカウント間でも、リソースを持つセキュリティグループを使用できるようになりました。
なお、デフォルトSG、デフォルトVPCにあるSGは共有不可となります。
10/30【Amazon CloudWatch】EBSボリュームのIOPSやスループットを監視するためのメトリクスを追加
Amazonは2つの新しいAmazon CloudWatchメトリクスの一般提供を発表しました。これにより、アプリケーションがAmazon EBSボリュームのプロビジョニングされたパフォーマンスを超えようとしているタイミングを把握できます。Volume IOPS Exceeded CheckとVolume Throughput Exceeded Checkという2つのメトリクスは、駆動型IOPSまたはスループットがAmazon EBSボリュームのプロビジョニング済みパフォーマンスを超えているかどうかを監視します。
これら2つの新しいボリュームレベルメトリクスを使用すると、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与える可能性のある、プロビジョニング不足のEBSボリュームに起因するレイテンシーの問題をすばやく特定して対応できます。
10/30【Amazon Aurora PostgreSQL】R7iインスタンスをサポート
PostgreSQL互換のAmazon Auroraは、カスタムの第4世代インテルXeonスケーラブルプロセッサーを搭載したR7iデータベースインスタンスをサポートするようになりました。R7iインスタンスでは、最大48xlargeの大きなインスタンスサイズが提供され、メモリとvCPUの比率が8:1で、最新のDDR5メモリを備えています。このインスタンスは、東京を含む18リージョン(大阪リージョンは未提供)で利用可能です。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/10/amazon-aurora-postgresql-r7i-instances/
10/31【Amazon Aurora】OSアップグレード時におけるローリングアップグレードをサポート
Amazon Auroraは、オペレーティングシステム(OS)のアップグレードに対するローリングアップグレードのサポートを発表しました。Auroraクラスターまたはリーダーエンドポイントの使用時に、AuroraデータベースクラスターのOSバージョンを、データへの読み取りアクセスを維持しながらシームレスにアップグレードできるようになりました。この機能では一度に複数のリーダーインスタンスにアップグレードが自動的に適用されるので、複数のリーダーインスタンスがあるクラスターの読み取りトラフィックにデータベースを引き続き使用できます。
10/31【Amazon EC2 Auto Scaling】インスタンスの更新において最終検証期間を設定可能に
EC2 Auto Scalingインスタンス更新の使用中に、最終検証期間をご利用いただけるようになりました。この新機能により必要な検証やテストを行う時間が確保されるので、インスタンス更新が成功したというマークが表示されるまでの間に、確実に新しいEC2インスタンスをAuto Scalingグループに正常にデプロイできます。
この新しい最終検証時間を使用すると、インスタンス更新が完了するまでの間に、更新されたすべてのインスタンスの正常性を監視し、直前に発生した問題に対処し、デプロイが成功したことを確認する追加の時間が確保されます。この期間中に、必要に応じて手動または自動のロールバックを利用して変更を元に戻すこともできます。
10月後半のピックアップ
AWS CloudShellにAmazon Q CLIが統合された件について
10/16にAmazon Q CLIがCloudShellに統合されました。
Amazon QはAWSのAIアシスタントサービスであり、ChatGPTのようにAWSに関する質問をすると回答してくれます。
Amazon Q CLIはAmazon Qとやり取りできるコマンドラインインターフェイスとなりますが、これが今回CloudShellに統合されました。
CloudShellはAWSコンソールから起動できるシェルであり、Windowsのコマンドプロンプト、MacのターミナルのAWS版とお考えください。
CloudShellは下記手順で起動することができます。
1.AWSコンソールを開きます。
2.画面上部のCloudShellのアイコンをクリックします。
3.画面下部にCloudShellが起動します。
4.[新しいブラウザタブで開く]をクリックすると新しいタブでCloudShellを開くことができます。
次にCloudShell上でAmazon Qとの会話を開始してみます。
5.[q chat]と入力してEnterをクリックします。
試しに起動中のEC2インスタンスについて聞いてみました。
※私は英語がまったくできないので、質問内容は翻訳サイトで英語に翻訳した文章となります。
6.[Please tell me which EC2 instance you are running]と入力し、Enterをクリックします。
申し訳ありませんが、AWS に関する質問にしかお答えできません。
いや!AWSに関する質問しとるやないかーいとツッコミたくなりましたが、こういう質問には答えてくれないようです。
というより質問内容がざっくりすぎました。
次に特定のVPC内で起動中のEC2インスタンスについて聞いてみました。
7.[Please tell me the EC2 instance being launched in vpc-9c71ebf8]と入力し、Enterをクリックします。
※[vpc-9c71ebf8]は実際にCloudShellを起動しているアカウント内に作成しているVPCのIDとなります。
申し訳ありませんが、VPC内で実行されている特定のEC2 インスタンスに関するリアルタイム情報にはアクセスできません。特定のVPCで起動されたEC2インスタンスの詳細を取得するには、
AWS管理ツールまたはAPIを使用する必要があります。この情報を見つけるために実行できる手順は次のとおりです。1.AWS マネジメントコンソールを使用します。
•EC2ダッシュボードにログインします。
•「インスタンス」セクションに移動します。
•検索またはフィルター オプションを使用して、特定のVPC内のインスタンスを検索します(vpc-9c71ebf8)2.AWS CLIを使用します。
次のようなコマンドを実行できます。aws ec2 describe-instances –filters “Name=vpc-id,Values=vpc-9c71ebf8”
これにより、指定したVPC内のすべてのインスタンスが一覧表示されます。
3.AWS SDKを使用します。
アプリケーションを開発している場合は、AWS SDKを使用してプログラムでこの情報を取得できます。4.CloudTrailログを確認します。
CloudTrailを有効にしている場合は、そのVPC内のEC2インスタンス起動イベントのログを確認できます。5.AWS Configを使用します。
設定されている場合、AWS Configは VPC 内のリソースに関する履歴情報を提供できます。この情報を表示するために必要な権限があることを必ず確認してください。最新かつ正確なデータについては、これらの AWS を通じて直接確認することをお勧めします。
ツールとサービス。これらの方法の使用に関する詳細なガイダンスが必要な場合、またはVPCでのEC2インスタンスの管理に関するその他の質問がある場合は、お知らせください。
CloudShell上にインスタンス一覧を表示してくれるのかなと思いましたが、結果として手順を案内されただけでした。
次にEC2インスタンスを再起動するように聞いてみました。
8.[Restart i-09e095e10ce8a3627]と入力し、Enterをクリックします。
※[i-09e095e10ce8a3627]は実際にCloudShellを起動しているアカウント内に作成しているEC2インスタンスのIDとなります。
この応答には、セキュリティに関する微妙なトピックに関する情報が含まれる可能性があります。情報に基づいた人間の判断を使用して応答を検証する必要があります。
Amazon Q Developer のセキュリティ 詳細については、https://docs.aws.amazon.com/amazonq/latest/qdeveloper-ug/security.html をご覧ください。i-09e095e10ce8a3627 の EC2 インスタンスを再起動するには、次の AWS CLI コマンドを使用できます。
aws ec2 reboot-instances –instance-ids i-09e095e10ce8a3627
EC2 インスタンスを再起動するときに考慮すべき重要な点がいくつかあります。
1. このコマンドは、インスタンスの正常なシャットダウンと再起動を実行します。
2. インスタンスは、パブリック DNS 名、プライベート IP アドレス、およびインスタンス ストア ボリューム上のすべてのデータを保持します。
3. 再起動しても、新しいインスタンスの請求期間は開始されません。
4. インスタンスは、再起動プロセス中に一時的に使用できなくなる場合があります。
5. 通常、再起動にはオペレーティング システムの再起動コマンドを使用するよりも、この CLI コマンドのような AWS ツールを使用することをお勧めします。
6. EC2 インスタンスを再起動するために必要な権限があることを確認します。
7. インスタンス上で実行されているアプリケーションまたはサービスへの影響を考慮します。
8. 実稼働環境の場合は、潜在的なダウンタイムを計画し、関係者に通知します。
インスタンスが正常に再起動されたことを確認するには、次のコマンドを使用できます。
aws ec2 describe-instance-status –instance-ids i-09e095e10ce8a3627
これにより、インスタンスの現在のステータスがわかります。 「InstanceState」フィールドを探して、再起動後に「実行中」状態になっていることを確認します。
問題が発生した場合、または EC2 インスタンス管理に関する詳細情報が必要な場合は、AWS EC2 の公式ドキュメントを参照するか、お問い合わせいただくことを検討してください。
AWS サポートによる支援。
こちらも回答内容としては、EC2インスタンスを再起動するにはAWSマネジメントコンソールやAWS CLIを使用すると手順の案内があっただけでした。
AWS CLIの機能も踏襲してたら便利だなーと淡い期待を持ってましたが、そんな訳はありませんでした。
ちなみにChatGPTでEC2インスタンスの起動方法を聞いたら、下記のように回答がありました。
ご指定いただいた「i-09e095e10ce8a3627」を起動するには、具体的なシステムや環境(例えば、AWS EC2インスタンスや他のクラウドサービス)が必要です。もしAWS EC2インスタンスを指している場合、以下の手順を参考にしてください:
手動でAWSコンソールから起動する方法
- AWSマネジメントコンソールにログイン
AWS管理コンソールにアクセスし、ログインします。 - EC2ダッシュボードに移動
サービス一覧から「EC2」を選択します。 - インスタンスを検索
インスタンスID(i-09e095e10ce8a3627
)を検索ボックスに入力して該当のインスタンスを探します。 - インスタンスを起動
対応するインスタンスを選択し、「インスタンスの状態」メニューから「開始」を選択します。
AWS CLIから起動する方法
- AWS CLIがセットアップされていることを確認してください(設定方法が必要な場合はお知らせください)。
- 以下のコマンドを実行します:
- コマンド実行後、インスタンスが起動状態になるのを確認します。
詳細な設定や状況について教えていただければ、さらに具体的なガイドを提供できます!
日本語で回答してくれる分、ChatGPTの方がはるかにわかりやすいです。
他のAIアシスタントサービスにはないAmazon Qでしか実現できないメリットがあるはずですが、
今回は今一つAmazon Qの良さを把握することができませんでした。
私の知識不足もありますが、今後もAmazon Qについて調べていき、お伝えできる情報があればお伝えします。
まとめ
以上、10月後半のアップデート情報をお伝えしました。
AWSをご利用の上で、ご不明点などがあれば御気兼ねなくご相談いただければと思います。