クラウド 元SEママの情シスなりきりAWS奮闘記

Amazon CloudWatchをもう一度学ぶ!基本機能から料金体系、節約ポイントなど

2023年6月5日掲載

こんにちは。シイノキです。急に暑くなったり、寒くなったりするのに、もう身体が付いていけません。だからといって、いきなり「じゃあここから暑くなります」も困るので、いい感じでお願いしたいところ。

さて、今回のコラムではAmazon CloudWatchを取り上げたいと思います。このコラムをはじめたころにも1度紹介したことがあるのですが、AWSにおいて“監視”を担うツールで、AWS環境を利用する際の基本サービスのひとつとなっています。機能など、大きく進化していることもありますし、改めてサービスの概要から、気になる料金まで解説します。

Amazon CloudWatchとは?

「Amazon CloudWatch」は、フルマネージド型の運用監視サービスで、ログやメトリクス、イベントデータを自動で集めて、監視できるものです。セットアップ不要で使えて、異常検知時のアラート通知やアクションを設定することも可能。かなりいろいろな機能がそろっていて、これだけでAWS環境の監視はひととおりまかなえる感じになっております。なにより、AWSサービスとの親和性の高さは強すぎる強みと言えるでしょう。

Amazon CloudWatch 5つの機能

Amazon CloudWatchでは、かなりいろいろなことができるのですが、まずはメインとなる5つの機能を押さえておきましょう。

メトリクス

なんとなく理解した雰囲気で使っているけれど、いつになってもつかみどころがない「メトリクス」ですが、「Amazon CloudWatchユーザーガイド」を見ると「システムのパフォーマンスに関するデータ」とありました。なんだか分かりにくいですが、要するに監視対象となるデータのこと。Amazon EC2のCPU使用率とか、ディスクのI/Oなどよく使われるものは標準でメトリクスが用意されています。このほか、「カスタムメトリクス」として、独自に設定して監視対象としてデータを集めることも可能です。

ダッシュボード

集めたメトリクスですが、ダッシュボードに表示できるんですね。グラフなんかにして可視化できるのです。こういう状況になったら、コレとコレとコレをチェックする、的なものをまとめて表示することもできるので、状況を効率よく確認できます。

ログ

「ログ」は……ログですよ。AWSサービスのログから、OSのログ、アプリケーションのログまでいろいろと集めて保存できる、というもの(ただし、CloudWatchエージェントを対象にインストールする必要があります)。CloudWatch Logs Insightsを使うことで、集めたログの検索や分析もできるようになります。

アラーム

なにかあったときに通知できるよ、という機能ですね。メトリクスを監視して、事前に設定したしきい値を超えた場合などにアクションを実行できるもの。アクションは主に、Amazon SNSを使ってメールやSlackなどのチャットツールに通知する、といった形になります。ログを監視して、「エラーログが出たら通知」なども可能です。

Amazon CloudWatchの料金体系

Amazon CloudWatchの料金体系ですが、もちろんこれも「使った分だけ」の従量課金です。メトリクスやログなどかなり細かく料金が決められており、たとえば、EC2のモニタリングの場合、下記のような試算例が載っていました。

10個のEC2インスタンスで24時間アプリケーションを実行し、すべてでEC2詳細モニタリングを有効にした場合

インスタンスあたり7メトリクス×10インスタンス=70メトリクス70×0.30USD=21USD/1ヶ月

(1ヶ月は30日間)

※2023年5月24日現在(https://aws.amazon.com/jp/cloudwatch/pricing/

このほかにもいろいろあるのですが、公式のAWS料金計算ツール「AWS Pricing Calculator」で概算費用を出すこともできるので、ひとつずつ「これいくらだっけ?」と確認するのではなく、ツールで試算しちゃった方が良さそうです。

そもそも、Amazon CloudWatchには無料枠が用意されていて、毎月無料枠の範囲であれば、費用は発生しません。たとえば、メトリクスであれば「基本モニタリングのメトリクス(5分間隔)」「詳細モニタリングのメトリクス10個(1分間隔)」などで、ログも5GBまでが無料です。

どこまでが無料なのか、どこからが有料になるかを意識して使うことが肝になるので、このあたりも気にしておきたいところです。

Amazon CloudWatchの料金が高すぎる問題と、節約方法

そして、Amazon CloudWatchの料金でよく聞かれるのが「使っていたら、思ったより料金が高い!」問題です。もちろん、請求された分、どこかで使っているということですが、そんなときの対処方法を見ていきましょう。

  • 料金の詳細を確認する
    まずはどの機能やリソースで、いくら使っているのか、料金を詳しく確認するところから。どれが高額になっているのかを把握しないと、節約ははじまりません。

そのうえで、料金を減らすポイントとなるのは主に下記の3つ。

  • 収集するログの量を制限する
    ログは……うっかりすると大量に収集し続ける設定になっていることも。必要なログだけを集めるようにするなど、ログの量を減らすことでコスト削減になります。
  • メトリクスの頻度を調整する
    メトリクスは最小だと1秒間隔で取得することもできますが、当然ながら、間隔を短くすればするほどコストがかかります。頻繁に取得していた場合、本当にそんなに短い間隔で監視しないといけないのか、再検討してもよいかもしれません。
  • 不要なアラームを削除する
    アラームも同様です。これも設定することでコストが発生するため、内容を確認して、不要なアラームを削除することでコストを削減できます。

便利でも、使いこなすにはスキルが必要……まずはご相談を! 

Amazon CloudWatchは、AWS環境を監視するのに非常に便利であることは間違いなく、AWSを利用するならおさえておきたいサービスのひとつと言えます。ですが、機能が豊富なために、かえってなにからすればよいのか分からない、どう使えばいいのか分からない、ということも。また、「メールで通知したい」などもほかのAWSサービスとの連携が前提となっており、思い描く監視を実現するには、AWSの知識や構築スキルが求められることも否めません。

ソニービズネットワークスでは、Amazon CloudWatchによる監視の設定を含めて、AWS環境の設計から構築まで対応。また、独自開発した運用管理ツール「クラウドポータル」では、必要な情報だけをわかりやすくシンプルにまとめた画面を用意し、効率的な運用をサポートします。クラウドポータルでできることを、AWS運用でありがちな14のシナリオにまとめてご紹介する資料も用意しておりますので、よろしければぜひ下記フォームよりダウンロードをお願いします。

「AWSを使いはじめたけれど運用に不安がある」「Amazon CloudWatchの監視がこれでいいのか自信がない」など、お困りごとがあれば、まずはご相談ください!

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