ネットワーク
Q. オフィスの移転を検討中なのですが、法人向けのネット回線を選ぶ際のポイントや、必要な手続きの進め方を教えてください。
A. オフィス移転では、通信の安定性や固定IP、サポート体制などを比較して、自社の業務に合った回線を選びましょう。回線の開通には数カ月かかる場合があるため、移転日の4〜5カ月前を目安に、内装工事などと並行して手配を進めることが大切です。
ネット回線を選ぶポイント
法人向け回線は、最大通信速度や月額料金だけでなく、実際の業務で安定して利用できるかを基準に選びましょう。特に、次の4点を確認します。
- 混雑時も安定して利用できるか
混雑時にも一定の帯域を確保する「帯域確保型」や、契約した帯域を保証する「帯域保証型」があるか確認します。参考として、NUROアクセスでは上下10Mbpsの帯域確保、上下30Mbps/50Mbpsの帯域保証などのプランがあります。 - 固定IPやSLAがあるか
VPN接続やクラウドサービスのアクセス制限を実施する場合には固定IPが必要です。固定IPが標準提供されるか、SLA(稼働率99.9%など)が付帯しているかを確認しましょう。 - 障害時のサポートが充実しているか
24時間365日の障害受付や、技術者が現地で対応するオンサイト保守の有無を確認します。「24時間受付」でも、訪問対応は営業時間内に限られる場合があるので、注意しましょう。 - 問い合わせ窓口が一本化されているか
回線とプロバイダーが一体提供されていれば、障害時の問い合わせ先を一本化できます。原因確認や復旧対応を進めやすく、担当者の負担も抑えられます。
インターネット回線の手配手順
一般的な手順は以下のとおりです。具体的な流れや工事回数はサービスや建物の設備状況によって異なるため、事前に回線事業者へ確認しましょう。
- プランを選ぶ
新オフィスの従業員数やWeb会議、クラウドサービスの利用状況をもとに、必要な通信速度や機能を整理します。あわせて、希望する回線が提供エリア内か確認して申し込みます。 - 管理会社やオーナーの承諾を得る
現地調査や回線工事を行うことを管理会社やオーナーへ伝え、事前に承諾を得ます。 - 現地調査を行う
立ち会いのもと、ビルの共用部からオフィス内までの配線ルートや設備状況を確認します。 - 開通工事を行う
光ファイバーの引き込みやONUの設置、接続テストを行います。サービスによっては工事が2回に分かれ、立ち会いが必要です。 - ルーターを設定する
ONUの設置後、自社で用意したルーターやアクセスポイント等の機器を設定し、問題なく通信できるか確認して利用を開始します。
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