ネットワーク
Q. 法人向けインターネット回線におけるSLAの具体的な返金基準と、返還額の目安を教えてください。
A. 法人向けインターネット回線のSLA(サービス品質保証制度)では、主に月間稼働率や障害復旧時間、通信遅延などについて一定の基準を設けています。基準を下回った場合は、停止時間や稼働率に応じて月額料金の一部または全額が返還されることがあります。
SLAで保証される主な内容
法人向けインターネット回線のSLAでは、主に回線の「可用性」、つまり一定期間にどれだけ正常に利用できたかについて基準が設けられます。
事業者によっては、可用性(稼働率)に加えて、障害復旧までの時間や通信遅延、パケット損失率などを保証対象とする場合もあります。
たとえばNUROアクセスでは、NUROアクセスのバックボーンからお客様のオフィスに設置されたONU(回線終端装置)のEthernetポートまでを保証対象としています。
基準を下回ると月額料金の一部が返還される
SLAの基準を下回った場合は、稼働していなかった時間や稼働率に応じて利用料金が返還されます。返還額の算定方法や基準は事業者によって異なりますが、稼働率が低いほど返還割合が大きくなるのが一般的です。
たとえばNUROアクセスでは、月間稼働率が99.9%を下回った場合、次の基準で利用料金が返還されます。
表はスライドできます
| 月間稼働率 | 稼働していない時間 | 返還額 |
|---|---|---|
| 99.90% | 43分以内 | 免責範囲(返還なし) |
| 98.0%~99.9%未満 | 43分〜14時間24分以内 | 利用料金の30分の1 |
| 95.0%~98.0%未満 | 14時間24分〜36時間以内 | 利用料金の10分の1 |
| 90.0%~95.0%未満 | 36時間〜72時間以内 | 利用料金の3分の1 |
| 90.0%未満 | 72時間0分1秒以上 | 利用料金の全額 |
なお、この返還を受けるには、障害が発生した月の翌月15日までに申請する必要があります。また、自然災害に起因する場合や、契約者側の機器・停電・光ケーブルの破損などによる場合は算定対象外です。
SLAを比較する際は、保証される稼働率だけでなく、どこまでが保証対象になるのか、どのような障害が除外されるのか、返還を受けるために申請が必要かまで確認しましょう。
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