ネットワーク
Q. オフィス移転を予定しているのですが、新しい事務所でのインターネット回線の手配手順や注意点を教えてください。
A. 回線の手配は、要件整理とプラン選定から始め、管理会社への承諾、現地調査、開通工事、社内LANの配線、ネットワーク設定という手順で進めます。開通まで数カ月かかることもあり、工事の延期など不測の事態も起こりえます。ネットワークが使えないと業務が停止しかねないため、移転日までに余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。
インターネット回線手配の流れ
一般的には、回線の選定から開通後の設定まで、次の6つの手順で進めます。
- 要件を整理してプランを選ぶ
新オフィスの従業員数やWeb会議の頻度、クラウドサービスの利用状況を確認し、必要な通信速度や機能を整理します。あわせて、希望する回線が提供エリア内か確認して申し込みます。 - 管理会社やオーナーの承諾を得る
申し込み後は、現地調査や回線工事を行うことを管理会社やオーナーへ伝え、承諾を得ます。承諾が得られない場合は、回線を導入できないことがあります。 - 現地調査を行う
立ち会いのもと、ビル共用部からオフィス内までの配線ルートや設備状況を確認します。調査結果をもとに、工事内容や日程が決まります。 - 開通工事を行う
光ファイバーの引き込みと、ONUの設置・開通テストを行います。サービスによっては複数回の工事と立ち会いが必要です。たとえば、NUROアクセスでは原則2回の工事があり、それぞれ立ち会いが発生します。 - 社内LANの配線工事(通線工事)を行う
設置されたONUから、各デスク、会議室、Wi-Fi機器などへLANケーブルを物理的に配線します。オフィスの見栄えや安全性を考慮し、内装工事の段階で床下(OAフロア)にケーブルを隠す工事を専門業者(内装業者やITベンダー)へ依頼するのが一般的です。 - 社内ネットワークを設定する
配線工事の完了後、ルーターやWi-Fi機器などのネットワーク機器を設定し、接続テストを行って利用を開始します。
移転時の注意点・確認事項
回線の申し込み前に、固定IPの変更や必要な機器、工事当日の対応なども事前に確認しておきましょう。
表はスライドできます
| 確認項目 | 詳しい説明 |
|---|---|
| 固定IP | 移転によって固定IPが変わるか確認し、必要に応じてVPNやクラウドサービスのアクセス制限を変更します。 |
| 光電話の番号 | 現在の電話番号を移転先でも引き継げるか確認します。変更になる場合は、Webサイトや名刺、取引先への案内も準備します。 |
| 機器の見直し | 既存のアクセスポイント等の機器が新しい回線のスペックや、現在の自社の利用状況に見合ったスペックかどうかも確認が必要です。 |
| 契約に必要な書類 | 登記事項証明書や本人確認書類など、申し込みに必要な書類を事前に確認して準備します。 |
| 工事の許可 | 管理会社やオーナーへ連絡し、MDF室の利用や回線工事の許可、当日の解錠方法を確認します。 |
| スケジュール | ネットワークが使えないと業務停止に直結しかねません。開通工事や電気工事の延期など不測の事態も想定し、移転日までに余裕を持った全体スケジュールを組みましょう。あわせて、万一開通が間に合わない場合に備え、モバイル回線やレンタルWi-Fiなどの代替手段も検討しておくと安心です。 |
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