他社IP-VPNからNUROアクセスにリプレイス
バックアップやWindowsアップデート時の帯域不足を解消
エイトレント株式会社様
小売・消費財・食品 ネットワークを見直したい 100-500名
- 課題テーマ
-
帯域不足・ボトルネックの解消
- ご契約サービス
以前より課題があったネットワークインフラを、それまでの他社IP-VPNサービスから、「NUROアクセス スタンダード」+「NUROセキュリティ UTM typeW」によるインターネットVPNにリプレイス。コストを大幅に圧縮しつつ、帯域不足やボトルネックの問題を一気に解消することに成功した。
お客様プロフィール
- 会社名
- エイトレント株式会社様
- 本社所在地
- 東京都品川区
- 設立
- 1963年6月 / 1971年6月
- 資本金
- 8,000万円
- 従業員数
- 205名(2019年現在)
- 事業内容
- オフィス関連用品 / 不動産関連用品 / イベント関連用品 / 生活用品 / 衣裳 / 環境関連製品のレンタル・販売
- 導入前の課題
-
- Windows Updateや日次データバックアップ時の、帯域不足による業務への影響を解消したい
- インターネットゲートウェイにおけるインターネット通信のボトルネックを改善したい
- 帯域不足/ボトルネック解消のために、大幅なコスト増は回避したい
- 導入後の効果
-
- 広帯域な「NUROアクセス スタンダード」で、帯域増強による快適な通信環境を実現した
- 全拠点をインターネットVPNで接続することで、インターネット通信のボトルネックを解消した
- 帯域不足/ボトルネックを解消しつつ、通信コストが従来の約2/3程度に
ご契約サービス
- NUROアクセス 2G
-
クラウド時代を支えるインフラのスタンダート回線
- Kライン
-
全国規模で展開する高速インターネット接続サービス
- UTM typeW
-
多彩なセキュリティ機能を持つ WatchGuard Technologies社のUTM機器が ネットワーク保護の運用管理を一元化
インタビュー
Windows Update時に帯域が不足し、業務に支障をきたす状況に
1963年の創業以降、レンタルサービス業を通じ、循環型社会の実現に貢献し続けるエイトレント株式会社。東京本社/大阪本店のほか、首都圏/中部/関西/九州エリアに営業拠点や商品センターを展開する同社では、拠点間通信でIP-VPNサービスを利用していた。
Windows 7のサポート終了に先立ち、2017年以降、順次Windows 10への移行を進めていたが、2018年末頃からWindows Update(特に半年に1回のメジャーアップデート)時に帯域が不足、業務への影響が顕著になっていた。長野にある外部データセンターで運用する基幹システムは影響をまぬがれたが、日常業務に欠かせないメールなどの利用がままならない状況は、看過できない問題として急激に浮上した。
「従来のネットワークは閉域網からインターネットに抜けるゲートウェイがひとつで、しかも100Mbpsのベストエフォートというスペックでした。数GBのアップデートファイルを一斉にダウンロードすると、ここがボトルネックになってしまい大渋滞を引き起こしてしまうため、PCを起動する時間帯をグループごとにずらすなどして凌いでいました」と語るのは、同社の太田氏だ。
既存ネットワークの強化はコストと確実性に難があり、NUROアクセスが最有力に浮上
また同社は、拠点ごとに従業員規模に応じた帯域の回線を契約していたが、各拠点から東京本社/大阪本店の社内サーバーへの日次バックアップがなかなか終わらず通常業務に影響が及ぶなど、日常的にネットワークの帯域不足が顕在化していた。
そこで既存のネットワークベンダに相談をしたところ、出てくる対策は「より広帯域なサービスへのグレードアップ」など、コストが膨らむ提案ばかり。しかも、仮にクラウドゲートウェイの帯域を100Mbpsから1Gbpsに引き上げたとしても、ゲートウェイがひとつだけの状況は変わらないため、再びボトルネックが発生しないとは言い切れない…という悩ましいものであった。
「社内にWindows Server Update Services(以下WSUS)サーバーを導入してWindows Updateを管理するという提案もありましたが、コストもさることながら管理・保守の手間を考えると踏み切れず…。また、WSUSサーバーからアップデートを配信する際にも渋滞を引き起こしてしまうのではないか、という懸念もありました」(太田氏)
既存ネットワークのベンダを含め様々なベンダのサービスを比較検討する中、最有力候補として浮かび上がってきたのが、かねてから、“下り最大2Gbps/上り最大1Gbps”というその帯域スペックや、周囲からの評判を聞いていた「NUROアクセス」であった。
NUROアクセス スタンダード+NUROリンクKライン/Sラインでエリアの課題をクリア
2018年10月のイベントに出展していたソニービズネットワークスのブースに訪れた太田氏。その後、名刺を交換した営業担当から詳細な説明を受ける中で、「NUROアクセス」に対する期待は確信へと変わっていく。
「「NUROアクセス」+「NUROセキュリティ UTM typeW」によるインターネットVPNの提案では、まずそれぞれの拠点から直接インターネットにつながるため、ボトルネックが発生しません。しかも帯域は、従来の「全拠点で最大100Mbps(インターネットゲートウェイ)」から、「各拠点で最大1Gbps」と、一気に10倍×拠点数の増強が可能に。さらに、UTMの機能で分割した特定のポートにWindows Update用を割り当てることで、通常業務のトラフィックへの影響を心配する必要もなくなるなど、良いことづくしの提案でした」(太田氏)
帯域については申し分ない「NUROアクセス」だが、データセンターのある長野や、兵庫/福岡の拠点がNUROアクセスのサービス対象エリアから外れているという問題があった。だがこの3エリアについては、NURO Bizがキャリア回線を利用して提供する高速インターネット接続サービス「NUROリンク Kライン(KDDI網利用)」および「NUROリンク Sライン(ソフトバンク網利用)」でカバーすることで、NURO Bizによるワンストップサービスを実現した。検証の結果、現状よりも広い帯域が確保できること、またデータセンターではさほど帯域が必要でないとわかったことが、この選択の決め手となったという。
「NUROアクセスには上位の「NUROアクセス プレミアム(帯域保証:30/50Mbps)」もありますが、営業担当の方は『御社の場合は「NUROアクセス スタンダード(帯域確保:10Mbps)」で十分です』と説明してくれました。弊社のビジネスやニーズを理解して最適なサービスを提案しようとする姿勢に、この会社なら任せて安心だと思いました」(太田氏)
帯域を大幅に増強しつつ通信コスト低減を実現。想定外の導入メリットも!
2019年3月、全拠点一斉に「NUROアクセス スタンダード」+「NUROセキュリティ UTM typeW」によるインターネットVPNに切り替えた結果、帯域の問題はすべて解消された。
「リプレイス直後のWindows Updateでも以前のような輻輳(ふくそう)状態に至らず、その後もほぼノントラブルで快適に利用しています。また、今回のリプレイスによって通信コストは従来の2/3程度に減りました。帯域増強とコスト削減の一石二鳥を実現することができ、大変満足しています」(太田氏)
ネットワーク刷新によってもたらされたメリットは、帯域不足の解消だけではない。各拠点に導入した「NUROセキュリティ UTM typeW」で標準提供されるモバイルVPN機能によって、社外から社内ネットワークにアクセスする際のアカウントを追加コストなしに発行できるようになった。従来のネットワークサービスでは1アカウントにつき月額300円ほど掛かるため、リモートアクセスが許される社員は一部に限定されていたが、リプレイスによって全社員分のアカウント発行が実現した。
「弊社には、経営層に直接様々な提案を行う“エイトレントジュニアボードディレクター”という社内横断組織があり、その重要ミッション のひとつに「働き方改革」があります。なかでも“テレワーク”の重要性は非常に高まっており、追加コストなく社員全員分のアカウントが発行できることも、意外と大きな推進材料になります。『BIGな会社であるよりも、GOODな会社でありたい』とは弊社代表の言葉ですが、テレワークやOffice 365などのクラウドサービスを積極的に利用していくことで、より社員にとって『GOODな会社』を実現していきたいと思っています」(太田氏)
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