【AWS Savings Plans】最⼤ 35% のコスト削減が可能な Database Savings Plans が提供開始
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/12/database-savings-plans-savings/
2025年12月2日より「Database Savings Plans」が利用可能となり、Aurora、RDS、DynamoDBなどのデータベースに対して適用することができるようになりました。
これまでAWSでは、EC2インスタンスやFargateを対象とした「Compute Savings Plans」が提供されており、多くの企業がコンピューティングコストの削減に活用してきました。今回新たに登場した「Database Savings Plans」は、この仕組みをデータベースサービスに拡張したもので、1年間の一定使用量をコミットすることで最大35%のコスト削減を実現できます。
EC2のSavings Plansと同様に、前払いなしで利用でき、エンジンやインスタンスタイプ、リージョンを問わず自動的に割引が適用される柔軟性が最大の特徴です。特に注目すべきは、Aurora、RDS、DynamoDBといった異なるデータベースサービス間でも割引が共有される点で、これによりデータベースの刷新や移行時にも継続的にコスト削減効果を受けることができます。
従来のリザーブドインスタンス(RI)では特定のインスタンスタイプやリージョンに縛られていましたが、Database Savings Plansではこうした制約が大幅に緩和され、変化するビジネス要件に柔軟に対応しながらコスト最適化を図ることが可能になりました。
Database Savings Plansとは
そもそもSavings Plansとは
Savings Plansは、AWSが提供するコスト削減プログラムの一つで、一定期間の使用量をあらかじめコミット(約束)することで、従量課金よりも大幅に安い料金でAWSサービスを利用できる仕組みです。
2019年に最初に登場したのが「Compute Savings Plans」で、EC2インスタンス、AWS Lambda、AWS Fargateを対象としています。このプランでは、1年間または3年間の使用量(1時間あたりの金額)をコミットすることで、最大66%のコスト削減を実現できます。
従来のリザーブドインスタンスと比較して、Savings Plansの最大の利点は柔軟性にあります。特定のインスタンスタイプやリージョンに縛られることなく、使用量の変化に応じて自動的に最適な割引が適用されます。また、EC2からLambdaへの移行や、異なるインスタンスタイプへの変更時にも、継続して割引効果を受けることができるため、システムの刷新や技術変更にも対応しやすい設計となっています。
Database Savings Plansの基本概念
Database Savings Plansは、AWSデータベースサービス専用の新しい割引プログラムです。従来のCompute Savings Plansのデータベース版として登場したこのサービスは、1年間の使用量($/時間)をコミットすることで割引を適用する仕組みとなっています。
最大の特徴は、Aurora、RDS、DynamoDB、ElastiCache、DocumentDB、Neptune、Keyspaces、Timestream、DMSといった複数のデータベースサービスを横断して適用できる点です。これにより、企業は単一の契約で様々なデータベースサービスのコスト削減を実現でき、サービス間での使用量の変動にも柔軟に対応することが可能になります。
リザーブドインスタンスとの違い
表はスライドできます
| Database Savings Plans | リザーブドインスタンス | |
|---|---|---|
| 対象サービス | Aurora、RDS、DynamoDB、 ElastiCache、DocumentDB、Neptune、 Keyspaces、Timestream、DMS |
RDS、Aurora、Redshift、ElastiCache |
| 購入方法 | 1つの契約で全サービスに適用 | サービス毎に個別契約 |
| 柔軟性 | インスタンスタイプ変更可能 | 制限あり(一部変更可能) |
| 割引率 | 最大35% | 最大69% |
| 契約期間 | 1年のみ | 1年または3年 |
| 支払い方法 | 前払いなし | 前払いなし、一部前払い、全額前払い |
| 適用方法 | 時間単位のコミット($/時間) | インスタンス単位のコミット |
| リージョン | 複数リージョン対応 | 特定リージョン |
| インスタンスサイズ | 自動適用 | サイズ変更に制限 |
| データベースエンジン | エンジン間で柔軟に適用 | 特定エンジンに固定 |
リザーブドインスタンスは最大69%という高い割引率が魅力的ですが、特定のサービス、リージョン、インスタンスタイプに固定されるため、ビジネス要件の変化に対応しにくいという制約があります。一方、Database Savings Plansは割引率こそ最大35%とリザーブドインスタンスより低いものの、複数のデータベースサービス間での柔軟な適用や、インスタンスタイプの変更への対応など、運用面での自由度があります。
まとめ
Database Savings Plansは、データベースコストの最適化において新たな選択肢を提供する画期的なサービスです。特に複数のデータベースサービスを利用している企業や、将来的なシステムの刷新を検討している組織にとって、柔軟性とコスト削減を両立できる魅力的なオプションと言えると思います。まずは現在のデータベース使用量を分析し、1年間のコミット可能な使用量を見極めることから始めてみてはいかがでしょうか。
なお、弊社マネージドクラウド with AWSをご利用のお客さまにおかれましては、直接Savings Plansをご購入いただくことはできませんので、購入をご希望の際は、弊社担当営業までご連絡ください。



