クラウド エンジニアブログ

Amazon FSx for Windows File Server ついにFSRMが利用可能に!?

2026年3月16日掲載

はじめに

ソニービズネットワークス開発本部の鈴木大海です。

皆さん、FSxを利用したことはございますでしょうか?
FSxはフルマネージドのファイルストレージシステムになります。
このサービスがアップデートにより、一定条件下でFSRM機能をサポートしました。
これにより、フォルダ単位のクォーター制限もできるようになり、より利便性が向上しました。
今回ここでは、FSxのFSRM機能を使用してクォーター制限のかけ方をご紹介したいと思います。

公式情報

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/11/amazon-fsx-windows-file-server-resource-manager/

FSRM使用条件

  • ストレージがSSDであること
  • スループットが128MB/s以上であること

事前準備

FSxをマウントしたEC2→検証用に空のフォルダを2つ用意
事前確認フォルダ

実装手順

1. FSxからFSRMを有効化する

FSRMを有効化するFSxをAWSコンソール上で選択し、管理タブからファイルサーバーリソースマネージャー(FSRM)の有効化します。
FSRM有効化

2. FSxに接続できるEC2のPowerShellからFSxに接続

PowerShellで以下のコマンドを入力し、ファイルシステム上でリモート PowerShell セッションを開始します。

Remote-PowerShell-Endpointは自分のFSxのエンドポイント名に変更してください。

enter-pssession -ComputerName Remote-PowerShell-Endpoint -ConfigurationName FsxRemoteAdmin

3. クォータ制限をかける

以下のコマンドをたたき、営業部フォルダにだけ1GBのクォーター制限をかけます。

New-FSxFSRMQuota -Folder "share\営業部" -Description "Limit 1GiB" -Size 1GB

クォーター制限

『Get-FSxFSRMQuota』をたたくと、FSRMのクォータ設定を確認することができます。

クォーター制限確認

4. クォータ制限が実際にかかっているか確認

以下のコマンドをたたき、2GBのファイルを開発本部フォルダ、営業部フォルダにそれぞれ作成して実際に営業部フォルダにクォータ制限がかかっていることを確認します。

『対象フォルダ』はファイルを作成したいフォルダ名に変更してください。

fsutil file createnew \\amznfsx5iurjhni.corp.contoso.com\share\(対象フォルダ)\test.bin 2147483648

ファイル作成

クォータ制限をしていない開発本部には1GBのファイルは作成でき、先程クォータ制限を1GBに設定した営業部だけファイルを作成できていないことが確認できました。
念のため、1GB未満のファイルを作成できるかも確かめてみると、
ファイル作成900MB
となり、無事問題なく作成できることが確認できました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
現状では、SSD かつスループット 128MB/s 以上の構成に限定され、さらにクォータ制限の設定が CLI からのみ可能という制約はございますが、従来のネックであったフォルダ単位でのクォータ制限が実現できるようになった点は、大きな改善と考えております。
ファイルサーバーのクラウド化をご検討中の方は、この機会にぜひご検討してみてはいかがでしょうか!

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