ADSLが終了する時期
ADSLは、すでに終了する時期が決まっています。フレッツのADSLは2023年1月で終了、Yahoo!BB ADSLは2024年3月に終了します。つまり、ADSLの利用期間が終了するまでに他のインターネット回線に乗り換えておかないと、インターネットが使えなくなるということです。
紹介した2社ともに、現状はすでにADSLの新規契約はストップしており、新しくADSL回線を契約してインターネットを使うことはできません。そのため、新規でADSL回線を使ってインターネットを引こうと考えている場合は、別の方法を使う必要があるということです。
そもそもADSLが普及した理由とは
一般家庭への導入も含め、ADSLが普及した背景には、「月額料金が安い」という理由がありました。電話共用タイプなら、月々3,000円程度でインターネットを利用できます。また、ADSLは家庭の電話回線を利用するため、初期費用が安く、設備が整いやすいというメリットがありました。インターネットの利用可能範囲が広いという点も、ADSLが広く普及した理由です。
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ADSLが終了する理由
ここからはADSLが終了する理由を以下のとおり解説します。
・光回線の普及により利用者が減少した
・電話回線がデジタル化した
・ADSLの設備を維持するのか難しくなった
光回線の普及により利用者が減少した
2007年頃から、ADSLよりも光回線を使う人が多くなってきたことが終了する理由にあげられます。スマートフォンの急速な普及により、家庭に電話回線を引く人が減ったため、既存の電話回線が使えるというADSLのメリットを感じられる人も少なくなりました。ADSLのピーク時の利用者は1,400万人を超えていましたが、現在では200万人以下となっています。この利用者の減少による需要の変化から、ADSLの提供を終了するサービス会社が増えていました。
その結果、フレッツのADSLが2023年1月、Yahoo!BB ADSLが2024年3月に終了という流れになったのです。
電話回線がデジタル化する予定
電話回線がデジタル化するため、ADSL回線が使えなくなるということも終了する理由のひとつです。2025年までに電話回線をデジタル化していくことをNTTが発表しています。デジタル化にシフトしていくことにより、アナログ回線は使えなくなるため、必然的にアナログ回線を使用しているADSLはインターネットの使用ができなくなります。
ADSLの設備を維持するのが難しくなった
ADSLの設備は老巧化が進んでいるため、維持が難しいことも終了する理由です。そのため、仮にADSL回線でインターネットを使用していて故障した場合、直せない可能性があるということです。その場合、インターネット回線ごと乗り換えるということになります。
前述したとおり、世の中の流れがデジタル化に動いているため、設備を補修する投資をしても仕方がないという背景もあります。その結果、NTTは老巧化した設備の補修よりも光回線へと軸足を動かしたのです。
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ADSLが終了するとどうすればいいのか
ここからはADSLが終了すると、インターネット回線はどうすればいいのかについて解説します。
光回線を使う
光回線とは、現在の主流である光ファイバーを使ったインターネット回線です。ADSL回線から乗り換える場合は光回線を引くための工事が必要になります。光回線はADSLに比べると高速で、インターネットはもちろん動画のアップロードや、書類のアップロードもストレスなく行えることがメリットです。
また、無線ルーターを使用する場合は別途取り付け工事が必要になり、ルーター機能付きのONUを提供している回線は無線Wi-Fiを利用できます。工事は予約が必要ですが、工事時間自体は早ければ当日中に終わるケースもあります。
モバイルルーターを使う
モバイルルーターとは「持ち運びが可能な無線ルーター」のことです。モバイルルーターの最大のメリットは、工事不要で届いたその日からインターネットが使えることです。以前は通信制限があるモバイルルーターが多くありましたが、現在では無制限のものも多くなってきています。
場所を選ばずにインターネット回線を利用できるため、移動が多い人や外でインターネットを使う機会が多い人には最適です。集合Wi-Fiよりも電波強度が強く、かつ時間制限も気にせず使えます。
CATV(ケーブルテレビ)
CATV(ケーブルテレビ)はケーブルテレビ各社が独自に提供するインターネット回線です。そのため、テレビの有料放送などのセットで申し込むと割安になることが多い傾向にあります。光ファイバーとケーブル回線を組み合わせたハイブリッド型のインターネット回線も存在します。
ただし、テレビ、電話、インターネットを提供するため、使用するには別途工事が必要です。工事内容は戸建ての場合と集合住宅の場合、さらに屋内工事か屋外工事かによっても工事内容と時間が異なります。
ADSLから他のインターネット回線に切り替える手順
ADSLから他のインターネット回線に切り替える際は、具体的に以下の流れで行います。
1.乗り換え先を決める
2.申し込み手続きを行い、回線切り替えの工事に立ち会う
3.切り替えが終わったらADSL回線を解約する
まずは、どこの回線を利用するかを決めていきます。料金や通信速度など、自社の用途に合わせて事業者を選定しましょう。また、主にオフィス内でインターネットを使用するなら光回線のみ、外出先でも利用する機会が多いならモバイルルーターも別途、といったように回線の種類も含めて検討してください。
申し込みは、インターネット回線を提供している事業者のWebサイや電話から申し込みが可能です。IP電話などとまとめて加入できることもあるため、そのほかのインフラを見直す良い機会でもあります。いずれにしても、サービス内容をよく確認して申し込みましょう。
申し込み手続きが終了したら、回線切り替えの工事を行います。回線工事に立ち会い、切り替えが終わったらADSL回線を解約しましょう。
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まとめ
ADSL回線のインターネットは2023年1月を目処に各社提供を終了します。現在ADSLを使用している場合は、提供が終了するとインターネット回線が使えなくなってしまうため、早めに乗り換えを検討しましょう。
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ADSL回線からの乗り換え先として、ぜひご検討ください。
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