クラウド CS課コラム

2025年7月のAWSアップデート情報

クラウドCS課の宮本(ミヤモト)です。

7月のAWSの最新情報を一部抜粋してお届けします。
その中でクラウドCS課でピックアップした内容をご案内させていただきます。

ピックアップ情報について

AWS Knowledge MCP Serverが利用可能になった件について

7/16にAWS Knowledge MCP Serverのプレビューリリースが発表されました。
AWS Knowledge MCP Serverは、最新のドキュメント、コードサンプル、その他の公式AWSコンテンツを提供するフルマネージド型リモートMCPサーバーです。
といってもよくわかりませんが、簡単に言うと、AWS の公式ドキュメントなどをまとめて参照できる仕組みです。

アップデート情報によると、MCPクライアントをAWS Knowledge MCP Serverのエンドポイントに接続することで利用できるとのことでした。

そもそもMCPについてよくわかっていないので確認してみたところ、Model Context Protocolの略称で、外部ツールやデータソースを接続して活用できるようにするものだそうです。
なお、利用できるMCPクライアントには、以下のようなものがあります。

– Claude Desktop App
– Cursor
– Continue (VS Code)

今回はこの中からClaude Desktop Appをインストールし、AWS Knowledge MCP Serverを設定してみました。

実際に試してみた

1.Claudeダウンロードページにアクセスします。

2.お使いのOSをクリックします。

3.ダウンロードされたexeファイルを開きます。

4.[始める]をクリックします。

5.メールアドレスを入力して[メールで続ける]をクリックします。

6.入力したメールアドレスあてに[Claude.aiへのログイン用セキュアリンク]という件名のメールが届くので、本文内の[Claude.aiにサインイン]をクリックします。

7.利用規約、利用規定に同意したらチェックを入れ、[続ける]をクリックします。

8.電話番号による認証のために電話番号を入力して、[認証コードを送信]をクリックします。

9.入力した電話番号あてに届いたコードを入力して、[コード確認]をクリックします。

10.プランを選択します。

11.[確認しました]をクリックします。

12.名前を入力します。

13.興味のある分野を任意で3つ選んで、[始めましょう]をクリックします。

14.[独自のトピックがあります]をクリックします。

15.[スキップ]をクリックします。

16.[</>]をクリックします。

17.[開発者]をクリックし、[設定を編集]をクリックします。

18.[claude_desktop_config.json]をメモ帳で開きます。

19.ファイルの中身を下記に書き換えて保存します。


{
  "mcpServers": {
    "aws-knowledge-mcp-server": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "mcp-remote",
        "https://knowledge-mcp.global.api.aws"
      ]
    }
  }
}
 

20.[ファイル]>[終了]をクリックし、claudeを終了させて、再度起動します。

21.ローカルMCPサーバーに[aws-knowledge-mcp-server]が反映されていることを確認します。

22.claudeでEC2インスタンスの作成方法について聞いてみました。(MCPサーバーを設定しなくてもAWSドキュメントと同じ回答をしてくれる内容ではありますが、、)

search_documentationでAWSドキュメント全体を検索していることがわかります。

まとめ

本来は Amazon Qと組み合わせることで「aws-knowledge-mcp-server」を最大限に活用できると思います。
しかし、Amazon Qを利用しなくても、MCPクライアントに「aws-knowledge-mcp-server」を設定することで、AWS ドキュメントの検索などに十分役立てることができそうです。

今回はClaude Desktop Appで試しましたが、他のMCPクライアントでも同様に活用できるはずなので、今後の使い道が広がると感じました。
今後は他の MCP クライアントでも試してみたり、実際の業務でどのように活用できるかを検証していきたいと思います。
今回のコラムが同じように「MCPって何だろう?」と思っている方の参考になれば幸いです。

7月のアップデート一覧

7/1【Amazon CloudWatch】PutMetricData API が CloudTrail データイベントログ記録をサポート

Amazon CloudWatch の PutMetricData などのメトリクス API が CloudTrail のデータイベントに記録されるようになりました。
これにより、メトリクスの取り込みや送信アクティビティを可視化でき、セキュリティや運用トラブルシューティング、財務管理に活用できます。
リクエストの発信元や日時なども追跡でき、監査やコンプライアンス対応を強化できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-cloudwatch-putmetricdata-api-aws-cloudtrail-data-event-logging/

7/1【Amazon Aurora PostgreSQL】PostgreSQL 17.5、16.9、15.13、14.18、13.21 のサポートを追加

Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディションが PostgreSQL 17.5 など最新バージョンに対応しました。
今回の更新では、コミュニティ改善に加え、レプリカ最適化や Babelfish 機能拡張、セキュリティ強化など Aurora 独自の改善も含まれます。
RDS コンソールから簡単に新規作成や既存データベースのアップグレードが可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-aurora-supports-postgresql-versions/

7/1【Amazon RDS Custom for Oracle】マルチ AZ デプロイメントをサポート

Amazon RDS Custom for Oracle がマルチ AZ 配置に対応し、高可用性を実現しました。
2 つの AZ 間でデータを同期レプリケーションし、障害時には自動でフェイルオーバーします。
インスタンス作成時にマルチ AZ を指定するだけで、自動的にプライマリとスタンバイが構成されます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-relational-database-service-custom-az-deployments/

7/1【Amazon Q in Connect】プロアクティブなレコメンデーションが⽇本語を含む 7 ⾔語に対応

Amazon Q in Connect が新たに 6 言語(スペイン語、フランス語、ポルトガル語、北京語、日本語、韓国語)をサポートしました。
これにより音声やチャットで顧客の意図を検出し、エージェントに適切な推奨を提供できます。
さらに IVR やデジタルチャネルでのセルフサービスは 26 言語に対応しています。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-q-connect-languages-proactive-recommendations/

7/1【Amazon ECS】Windows Server 2025 に対応した ECS Optimized AMI を提供開始

AWS が Windows Server 2025 と互換性のある ECS 最適化 Windows AMI(2025-Core / 2025-Full)を提供開始しました。
これらの AMI は Windows コンテナのデプロイに特化し、必須コンポーネントを備えて最適化されています。
Windows Server 2025 ではパフォーマンスやセキュリティ、ネットワーク機能が強化され、効率的かつ安全なコンテナ運用が可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-availability-ecs-optimized-windows-server-2025-amis/

7/2【Amazon S3】S3 Express One Zone でコスト配分タグと属性ベースのアクセス制御をサポート

Amazon S3 Express One Zone がコスト配分と ABAC 用のタグをサポートしました。
タグを使ってコストの追跡や整理が可能になり、アクセス制御もタグベースで管理できます。
これにより IAM やバケットポリシーの更新頻度を減らし、アクセスガバナンスを容易にスケールできます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-s3-express-one-zone-tags-cost-allocation-attribute-based-access-control/

7/3【Amazon Aurora DSQL】東京、⼤阪、ソウル間でのマルチリージョンクラスターが作成可能に

Amazon Aurora DSQL がアジアパシフィック (ソウル) で利用可能になり、大阪・東京・ソウルや欧州内でのマルチリージョンクラスターをサポートしました。
アクティブ/アクティブ高可用性とマルチリージョン整合性を備えたサーバーレス分散 SQL データベースです。
無制限のスケーラビリティと高可用性を提供し、常時利用可能なアプリケーションを容易に構築できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-aurora-dsql-additional-regions/

7/8【Amazon CloudWatch】AI アシスタントによるトラブルシューティングのための MCP サーバーを公開

AWS はオープンソースで CloudWatch MCP サーバーと Application Signals MCP サーバーの提供を開始しました。
これにより AI エージェントがメトリクス、アラーム、ログ、トレースを分析し、会話形式でトラブルシューティングや監視を自動化できます。
開発者は複数のコンソールや API を操作する必要がなくなり、効率的に問題診断や対応が可能になります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-cloudwatch-application-signals-mcp-servers-for-ai-assisted-troubleshooting/

7/8【Amazon RDS Custom for SQL Server】Microsoft SQL Server 2022 の Cumulative Update 19 をサポート

Amazon RDS Custom for SQL Server が SQL Server 2022 の累積アップデート (CU) 19 をサポートしました。
CU19 にはパフォーマンス改善、セキュリティ修正、バグ修正が含まれます。
アップグレードはコンソールや CLI で簡単に実施でき、セキュリティ向上のためにアップグレードすることをお勧めします。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-supports-custom-update-19-microsoft-sql-server-2022/

7/8【AWS Network Firewall】AWS Transit Gateway とのネイティブ統合を全てのリージョンでサポート

AWS Network Firewall が AWS Transit Gateway と統合され、全リージョンでトラフィックを一元的に検査可能になりました。
専用サブネットやルートテーブルの管理なしで、トラフィックを簡単にルーティングして一貫した検査ができます。
VPN や Direct Connect 経由の VPC・オンプレミスを含むネットワーク全体を保護し、セキュリティと耐障害性を向上します。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-network-firewall-native-transit-gateway-support/

7/8【AWS Site-to-Site VPN】外部トンネル IP で IPv6 アドレスをサポート

AWS Site-to-Site VPN が外側トンネルでも IPv6 をサポートし、IPv6 専用ネットワークの構築や移行が容易になりました。
内側・外側トンネルの両方で IPv6 を利用でき、IPv4/IPv6 混在の複雑さが解消されます。
これにより規制対応やコスト削減が可能になり、安全な VPN 接続を簡単に構築できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-site-to-site-vpn-supports-ipv6-addresses-outer-tunnel-ips/

7/8【AWS Config】12 種類の新しいリソースタイプをサポート

AWS Config が新たに 12 種類のリソースタイプをサポートし、カバレッジが拡大しました。
有効化すると、これらのリソースを自動的に追跡し、Config ルールやアグリゲーターでも利用可能です。
これにより、すべてのリージョンで幅広いリソースの監視、評価、監査、修正が容易になります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-config-12-new-resource-types/

7/9【Amazon Q Developer】AWS Management Console のチャット機能で AWS サービスデータへの直接クエリが可能に

Amazon Q Developer で、コンソールや Slack、Teams などから AWS データを自然言語で直接クエリ・分析できるようになりました。
S3、DynamoDB、CloudWatch など複数ソースの情報収集を自動化し、管理やトラブルシューティングの手間を削減します。
全リージョンで利用可能で、IAM を使ってアクセス制御やセキュリティ管理も行えます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-q-chat-aws-management-console-now-query-service-data/

7/9【AWS Database Migration Service】C7i および R7i インスタンスタイプをサポート

AWS DMS が第4世代 Intel Xeon 搭載の EC2 C7i および R7i インスタンスをサポートしました。
これらのインスタンスは前世代よりパフォーマンスが向上し、幅広い移行ワークロードに対応可能です。
コンソール、CLI、SDK を使って簡単に移行を開始できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-database-migration-service-supports-c7i-r7i-instances/

7/14【Amazon S3】コンソールで全バケットの外部アクセス概要を⼀覧表⽰する機能を追加

Amazon S3 コンソールから、AWS アカウント全体のバケットへの外部アクセス権の概要を直接確認できるようになりました。
これにより、各リージョンを個別に確認せずとも、パブリックアクセスや他アカウントからのアクセスを許可しているバケットを特定できます。
概要は IAM Access Analyzer が提供し、全リージョンで追加料金なしで利用可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-s3-console-external-access-summary-all-buckets/

7/14【Amazon RDS for SQL Server】SQL Server 2022 の Cumulative Update 19 (CU19) をサポート

Amazon RDS for SQL Server が SQL Server 2022 の累積アップデート CU19 をサポートしました。
CU19 にはパフォーマンス改善とバグ修正が含まれ、各エディションで利用可能です。
アップグレードはコンソール、SDK、CLI から簡単に実施でき、最新機能の利用が推奨されます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-sql-server-supports-cumulative-update-19-sql-server-2022/

7/15【Amazon RDS Custom for SQL Server】変更データキャプチャ(CDC)機能をサポート

Amazon RDS Custom for SQL Server が変更データキャプチャ (CDC) に対応しました。
CDC により、テーブルの挿入・更新・削除を履歴付きでアプリケーションから利用可能になります。
RDS Custom では、スケールアップやハードウェア変更時も自動で構成が適用され、運用負荷が軽減されます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-custom-sql-server-supports-change-data-capture/

7/15【Amazon S3】S3 Tables の圧縮処理コストを最⼤ 90% 値下げ

Amazon S3 Tables で Apache Iceberg テーブルの圧縮コストが最大 90% 削減され、オブジェクトあたり料金も 50% 下がりました。
自動圧縮によりクエリパフォーマンスが向上し、ストレージコストも削減されます。
binpack、sort、z-order の 3 つの圧縮戦略で、さまざまなクエリパターンに最適化された処理が可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-s3-tables-reduce-compaction-costs/

7/15【Amazon EventBridge】イベントバスに拡張ログ記録機能が追加され可視性とデバッグ効率が改善

Amazon EventBridge が CloudWatch Logs、S3、Kinesis Data Firehose へのログ記録をサポートしました。
イベントルール、エラー、ターゲット呼び出し結果をログに記録でき、問題の根本原因特定が容易になります。
3 つのログレベルやペイロードの有無を選択でき、コンソールや CLI、SDK から有効化可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-eventbridge-enhanced-logging-improved-observability/

7/16【Amazon EBS】ボリューム初期化ステータスの可視化機能を提供開始

Amazon EBS で、スナップショットから作成したボリュームの初期化ステータスを確認できるようになりました。
これにより、ボリュームが完全に初期化され、アプリケーションのパフォーマンス低下を回避できるタイミングを把握可能です。
初期化進行状況を監視して最適なタイミングでアプリケーションを起動することで、パフォーマンスを最大化できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-ebs-visibility-volume-initialization-status/

7/16【AWS Knowledge MCP Server】信頼性の⾼い AWS に関する情報を提供する MCP サーバーのプレビュー提供開始

AWS が AWS Knowledge MCP Server のプレビューリリースを発表しました。
信頼できるドキュメントやベストプラクティスを LLM 互換形式で提供し、正確な推論と一貫した実行をサポートします。
サーバーは無料で公開され、レート制限付きで誰でも利用可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-knowledge-mcp-server-available-preview/

7/17【AWS Lambda】コンソールから VS Code への連携機能で統合されたサーバーレス開発環境を実現

AWS Lambda で、コンソールから VS Code IDE へのワンクリック移行が可能になりました。
これにより、ローカル開発環境の手動設定なしで高度な IDE 機能や依存関係管理が利用できます。
さらに、AWS SAM テンプレートへの変換が簡単になり、IaC や CI/CD パイプライン統合も容易になります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-lambda-bridges-console-vs-code-unified-serverless-development-experience/

7/17【AWS Lambda】Visual Studio Code からクラウド上の関数をリモートデバッグする機能を追加

AWS Lambda で、VS Code からクラウド上の関数を直接リモートデバッグできるようになりました。
これにより、ブレークポイントや変数確認など従来のデバッグ機能をそのまま利用可能です。
VPC や IAM 連携を含むクラウド環境でのデバッグが簡単になり、問題解決の時間が大幅に短縮されます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-lambda-debug-functions-cloud-vs-code-ide/

7/17【Amazon DynamoDB】ローカル版 DynamoDB が AWS SDK for Java 2.x に対応したバージョン 3.0.0 をリリース

DynamoDB local が AWS SDK for Java 2.x に移行し、セキュリティや互換性、安定性が最新状態で維持されるようになりました。
新バージョン 3.0.0 では SDK 1.x への依存が不要になり、コードのインポートや Maven 設定を更新するだけでアップグレード可能です。
これにより、ローカル開発・テスト環境での DynamoDB アプリケーションの維持管理が簡単になります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-dynamodb-major-version-release-version-3-0-0/

7/17【Amazon RDS for SQL Server】Oracle OLEDB Driver バージョン 21.16 を使⽤したリンクサーバーをサポート

Amazon RDS for SQL Server が Oracle OLEDB ドライバー 21.16 のリンクサーバーをサポートしました。
これにより、SQL Server から Oracle 18c、19c、21c データベースへの信頼性の高いアクセスやコマンド実行が可能です。
ドライバーの更新でパフォーマンスも向上し、Standard および Enterprise エディションで利用できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-sql-server-linked-servers-oracle-oledb-driver-version-21-16/

7/18【Amazon SNS】VPC エンドポイントで IPv6 通信をサポート

Amazon SNS が AWS PrivateLink 経由で IPv6 に対応し、VPC エンドポイントから API リクエストが可能になりました。
これにより、パブリックエンドポイントだけでなく、すべての商用リージョンの VPC からプライベートに接続できます。
VPC エンドポイントは IPv4 と IPv6 を同時サポートし、システムを段階的に IPv6 に移行可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-sns-ipv6-vpc-endpoints-commercial-regions/

7/21【Amazon RDS for PostgreSQL, MySQL, and MariaDB】M8g インスタンスが東京リージョンで、 R8g インスタンスが北カリフォルニアリージョンで利⽤可能に

Amazon RDS の PostgreSQL、MySQL、MariaDB で、Graviton4 ベースの M8g インスタンスがアジアパシフィック(ハイデラバード・東京)、R8g インスタンスが米国西部(北カリフォルニア)で利用可能になりました。
Graviton4 インスタンスは同等の Graviton3 インスタンスより最大 40% 高速で、料金/パフォーマンスも最大 29% 向上します。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-postgresql-mysql-mariadb-m8g-r8g/

7/21【Amazon Aurora】Graviton3 ベースの R7g データベースインスタンスが⼤阪を含む追加リージョンで利⽤可能に

Graviton3 ベースの R7g Aurora インスタンスが、大阪を含む複数のリージョンで利用可能になりました。
Graviton3 は Graviton2 と比べ Aurora のパフォーマンスを最大 30% 向上させ、DDR5 メモリで高速アクセスを実現します。
最大 30 Gbps のネットワーク帯域幅と最大 20 Gbps の EBS 帯域幅を提供します。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-aurora-r7g/

7/21【Amazon RDS for PostgreSQL, MySQL, and MariaDB】Graviton3 ベース R7g インスタンスが⼤阪を含む追加リージョンで利⽤可能に

Graviton3 ベースの R7g RDS インスタンスが、大阪を含む複数のリージョンでサポートされ、Graviton2 と比べて最大 30% パフォーマンスが向上します。
DDR5 メモリ搭載でメモリ帯域幅が 50% 向上し、高速アクセスが可能です。
最大 30 Gbps ネットワーク帯域幅と最大 20 Gbps EBS 帯域幅を提供し、MySQL と MariaDB では書き込みスループットを最大 2 倍にできる Optimized Writes もサポート予定です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-postgresql-mysql-mariadb-r7g/

7/21【Amazon Aurora】R7i データベースインスタンスが⼤阪を含む追加リージョンで利⽤可能に

Amazon Aurora の R7i インスタンスが、大阪を含む複数のリージョンでサポートされるようになりました。
第4世代 Intel Xeon プロセッサと DDR5 メモリを搭載し、最大 48xlarge サイズでメモリと vCPU 比率は 8:1 です。
R7i インスタンスはコンソールや CLI で起動可能で、既存インスタンスも簡単にアップグレードできます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-aurora-r7i/

7/21【Amazon RDS for Db2】セルフマネージド型 Active Directory によるグループベース認証のサポートを追加

Amazon RDS for Db2 で、セルフマネージド型 Microsoft Active Directory を使ったグループベース認証がサポートされました。
これにより、オンプレミスと RDS ワークロード全体で一貫した安全なアクセスが可能になります。
個別ユーザー管理は不要で、フォレスト信頼の設定だけで簡単に統合できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-db2-authorization-managed-active-directory/

7/22【Amazon EBS】io2 Block Express が全商⽤リージョンおよび AWS GovCloud (US) で利⽤可能に

Amazon EBS io2 Block Express ボリュームが、中国を除く全商用リージョンと AWS GovCloud で利用可能になりました。
単一ボリュームで最大 256,000 IOPS、4 GiB/秒スループット、64 TiB ストレージを提供します。
複数インスタンスへのアタッチや低レイテンシー設計により、ミッションクリティカルなアプリケーションに最適です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-ebs-io2-block-express/

7/23【Amazon EC2】インスタンス停⽌・終了時に OS のシャットダウンをスキップするオプションを追加

Amazon EC2 では、インスタンス停止や終了時に OS のグレースフルシャットダウンをスキップできるようになりました。
これにより、データ保存が不要な場合でもインスタンスの停止・終了を高速化できます。
AWS CLI や EC2 コンソールでこのオプションを有効化可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-ec2-skip-os-shutdown-option-during-stop-terminate/

7/24【Amazon CloudWatch】IPv6 およびデュアルスタックをサポート

Amazon CloudWatch が IPv6 に対応し、メトリクスやアラーム、ダッシュボード、OAM のクロスアカウント管理が可能になりました。
デュアルスタック環境で IPv4 と IPv6 を同時にサポートでき、ネットワーク移行が容易になります。
これによりアドレス枯渇の心配がなくなり、IPv6 ネイティブアプリケーションの運用が簡素化されます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-cloudwatch-adds-ipv6-support/

7/24【Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database】⼤阪を含む 22 の追加リージョンで利⽤可能に

Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database が世界各リージョンで利用可能になりました。
サーバーレスエンドポイントにより、複数インスタンス間でデータとクエリを自動分散しつつトランザクションの一貫性を維持できます。
ワークロードに応じて自動でスケールアップ・スケールダウンするため、リソース管理やカスタムソリューションは不要です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-aurora-postgresql-limitless-expansion/

7/24【Amazon ElastiCache】Valkey 8.1 が利⽤可能に

Amazon ElastiCache が Valkey 8.1 をサポートし、新機能やパフォーマンス向上が利用可能になりました。
Bloom フィルターや新しいハッシュテーブルにより、メモリ使用量と処理速度が改善されます。
COMMANDLOG によって大量リクエストの可視性が向上し、トラブルシューティングが容易になります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-elasticache-valkey-8-1/

7/24【AWS Service Reference】IAM の最終アクセス⽇時確認と IAM Access Analyzer の IAM ポリシー⽣成のサポート状況をサービスごとに確認可能に

AWS がサービス参照情報を拡張し、IAM の最終アクセスやポリシー生成でサポートされるサービスアクション情報を含めるようになりました。
これにより、最小特権の実現が容易になり、情報を自動化して最新状態に保てます。
取得した情報はポリシー管理ツールに直接組み込み可能で、追加料金はかかりません。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-service-reference-information-actions-last-accessed-services/

7/29【Amazon EC2 Auto Scaling】ライフサイクルフックの通知ターゲットとして AWS Lambda 関数を直接指定可能に

Amazon EC2 Auto Scaling のライフサイクルフックで、Lambda 関数を直接通知ターゲットとして使用できるようになりました。
これにより、中間サービスを介さずにインスタンス待機時にカスタムアクションを実行可能です。
イベント駆動型のワークフローが効率化され、インフラ構成も簡素化されます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-ec2-auto-scaling-aws-lambda-functions/

7/29【Amazon EC2】フラクショナル GPU を搭載した G6f インスタンスが⼀般提供開始

Amazon EC2 G6f インスタンスが一般提供され、NVIDIA L4 Tensor コア GPU を搭載し、GPU を最大 8 分割して柔軟に利用可能になりました。
これにより、単一 GPU と比較してコストを大幅に削減できます。
メディア・エンタメ、CAE、機械学習、ゲームストリーミングなど幅広いワークロードに対応します。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-ec2-g6f-instances-fractional-gpus/

7/30【Amazon Aurora MySQL】MySQL 8.0.42 互換の Aurora MySQL 3.10 が⼀般提供開始

Aurora MySQL 互換エディション 3(v3.10)が MySQL 8.0.42 をサポートし、セキュリティ強化や並列レプリケーションのパフォーマンス向上が含まれます。
最大ストレージ容量は 128 TiB から 256 TiB に拡大され、大規模データベース運用が可能です。
メモリ内リレーログ最適化により、レプリケーション性能向上とストレージ I/O の削減が実現します。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-aurora-mysql-310/

7/30【Amazon Aurora MySQL】ストレージ容量上限が 256 TiB に拡⼤

Aurora MySQL 互換エディションで最大ストレージが 256 TiB に拡大され、大規模データセットの管理が可能になりました。
ストレージ料金は使用量に応じて発生し、事前プロビジョニングは不要です。
利用にはサポートされているデータベースバージョンへのアップグレードが必要で、自動的に容量がスケールします。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-aurora-mysql-database-clusters-256-tib-storage/

7/31【AWS Management Console】アプリケーション中⼼のエクスペリエンスをコンソール内のどこからでも利⽤可能に

AWS マネジメントコンソールに、すべてのアプリケーションをワンクリックで表示・管理できる新機能が追加されました。
ユーザーはお気に入り登録やリソースのフィルター表示、複数アプリケーションの切り替えが容易になります。
これにより、従来必要だった複数画面の移動なしで、アプリケーション内のリソースに直接アクセス可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/aws-management-console-discover-manage-applications/

7/31【Amazon EventBridge】IPv6 アドレスをサポートするデュアルスタック API エンドポイントを提供

Amazon EventBridge がデュアルスタックエンドポイントに対応し、IPv6 での接続が可能になりました。
これにより、IPv4・IPv6 クライアント双方からイベントバスやスケジューラ、パイプ、スキーマレジストリに接続できます。
既存の IPv4 エンドポイントとの互換性も維持され、複雑な IP 変換なしでイベント駆動型アーキテクチャを利用可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-eventbridge-internet-protocol-version-6/

7/31【Amazon DocumentDB】Serverless が⼀般提供開始

Amazon DocumentDB Serverless が一般提供され、アプリケーション需要に応じて自動でキャパシティをスケール可能になりました。
これにより、ピーク時に合わせてプロビジョニングする場合と比べ最大 90% のコスト削減が可能です。
MongoDB 互換 API やリードレプリカなどの機能を備え、変動ワークロードやマルチテナント環境に最適です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-documentdb-serverless/

7/31【Amazon Q Developer】AWS Management Console や連携アプリケーションでの多⾔語サポートを拡張

Amazon Q Developer が多言語対応を拡大し、AWS コンソールや Microsoft Teams、Slack 上で利用可能になりました。
フランス語、ドイツ語、日本語など多数の言語を自動検出して回答します。
これにより、グローバルチームが AWS リソースを簡単かつ迅速に操作・学習できるようになります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/q-developer-multi-language-support/

7/31【Amazon RDS for Oracle】R6in と M6in インスタンスタイプをサポート

Amazon RDS for Oracle が、最大 170 Gbps のネットワーク帯域幅を持つ R6in と M6in インスタンスをサポートしました。
これにより、書き込みの多いワークロードでの性能が向上します。
両インスタンスは Oracle EE と SE2 で BYOL モデルとして利用可能です。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/amazon-rds-oracle-r6in-m6in-instances/

7/31【Amazon CloudWatch Database Insights】RDS for Oracle でパフォーマンス分析が利⽤可能に

Amazon CloudWatch Database Insights が RDS for Oracle でオンデマンド分析をサポートしました。
機械学習を活用してパフォーマンスのボトルネックを特定し、次の対応策をアドバイスします。
これにより、問題の診断時間を数時間から数分に短縮できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/07/database-insights-on-demand-analysis-rds-oracle/

まとめ

以上、7月のアップデート情報をお伝えしました。

AWSをご利用の上で、ご不明点などがあれば御気兼ねなくご相談いただければと思います。

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