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エクセルで売上予測をする方法とは?メリットや注意点、エクセルの予測シート機能も解説

エクセルで売上予測をする方法とは?メリットや注意点、エクセルの予測シート機能も解説
営業部門やマーケティング部門では、適切な販売目標を立てて業務に当たることが重要となりますが、そこで必要なのが正確な売上予測です。エクセルでは、関数や分析機能を使うことで、実務に活用できるレベルの売上予測が作成できます。

この記事では、新しいツールやノウハウの導入ではなく、エクセルを使って売上予測を立てたいという人向けに、エクセルで売上予測を行うメリットや売上予測の方法、予測シート機能の使い方などを解説します。

計画性のある販売目標を立てるためにぜひ役立ててください。

事例の課題やよくいただくご相談を基に、サービスの活用方法をご紹介します。

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エクセル(Excel)で売上予測ができる

エクセルの機能を使って作成可能な売上予測ですが、まずは、その定義や売上目標との違いなどについて解説します。

1.売上予測とは

売上予測とは、過去の売上データなどを元に今後の売上を予測することです。売上予測は、今後の資金の使い方や予算を考える基準となるため、正確なデータの作成が求められます。

売上予測は、売上目標とは異なった意味を持ちます。売上予測は、実際のデータを基に達成できる客観的な数値が算出されます。一方、売上目標は、経営するうえで理想の数値を設定することが多く、あくまでも目安として使用されます。

売上予測の作成は、専門ツールの導入などの手段もありますが、エクセルでも作成可能です。

エクセル(Excel)で売上予測を行うメリット

企業の経営を計画的に行うために欠かせない売上予測ですが、エクセル(Excel)を使って作成することで以下のようなメリットがあります。

1.追加費用がかからない

エクセルは、世界的にビジネス上で使われる表計算ツールなので、ほとんどの企業が既に導入しています。そのため、新たなツール導入の必要性がなくなり、追加費用も不要です。また、ほとんどの人が普段からエクセルを使い慣れているため、学習コストの削減にも繋がります。

2.簡単にできる

エクセル上で売上予測するためには、表計算機能以外にも関数や分析機能に関する知識が必要ですが、基本的な使い方がわかればそこまで難しくありません。新たなツールを導入するよりも簡単に取り組めるため、従業員の負担も軽減できます。

3.共同作業が可能

エクセルは、MicroSoft 365(Office 365)のクラウドサービスが利用できるため、オンライン上で共有や複数人での作業が容易です。ファイルの共有が簡単にできるため、スムーズに売上予測を作成・共有できます。

エクセル(Excel)で売上予測を行うデメリット・注意点

気軽に取り組めるエクセルでの売上予測ですが、以下のデメリットに注意してください。

1.データ量に限界がある

エクセルは売上予測やデータ管理をするための専門ツールではないため、扱えるデータ量に限界があります。元データの量がそこまで多くないケースであれば、エクセルでも十分かもしれませんが、企業規模等が大きくなると扱うデータの種類や量が増え、エクセルのデータ容量では不十分な可能性があります。

エクセルで取り扱うデータの容量が大きくなると、パフォーマンスが悪化する、データが破損するなどのトラブルが起きる可能性があるので注意が必要です。

エクセル(Excel)で売上予測を行う方法

では、実際にエクセルで売上予測を作成する方法を、活用する関数ごとに解説します。それぞれの特徴やメリットを把握して、導入時の参考にしてください。

1.TREND関数を使って予測する

TREND関数は、重回帰分析という方法で、過去のデータから将来のデータを予測する関数です。売上予測に複数のデータ分析が必要な場合でも、TREND関数を使えば、複雑な計算式をいくつも使う必要はありません。

TREND関数の入力方法は、以下を参考にしてください。

  1. 売上予測の数値を出したいセルを選択
  2. 関数入力(fx)でTREND関数を選択
  3. TREND関数の引数選択画面で、それぞれ該当のセルまたはセル範囲を選択
    既知のy:過去の売上数値データ
    既知のx:売上に影響を与えうるものの過去の数値データ
    新しいx:「既知のx」で設定した項目の計画値
    定数:TRUEもしくは省略
  4. OKを押して反映

2.FORECAST関数を使って予測する

FORECAST関数は、単回帰分析という方法で、過去のデータから将来のデータを予測する関数です。売上予測の元となるデータ(x)が1つだけで、売上変動が直線的である場合に利用します。

FORECAST関数の入力方法は以下を参考にしてください。

  1. 売上予測の数値を出したいセルを選択
  2. 関数入力(fx)でFORECAST関数を選択
  3. FORECAST関数の引数選択画面で、それぞれ該当のセルまたはセル範囲を選択
    既知のy:過去のyのデータ範囲
    既知のx:過去のxのデータ範囲
    x:将来のyを予測するために使うxのデータ
  4. OKを押して反映

3.SLOPE関数を使って予測する

SLOPE関数は、過去のデータを分析し回帰直線の傾きを求める関数です。過去のデータから増減の変化率を求め、そこから売上予測を立てられます。

SLOPE関数の入力方法は以下を参考にしてください。

  1. 傾きを出したいセルを選択
  2. 関数入力(fx)でSLOPE関数を選択
  3. SLOPE関数の引数選択画面で、それぞれ該当のセルまたはセル範囲を選択
    既知のx:増減変化に影響を与えうる数値データ
    既知のy:「既知のx」によって増減しうる数値
  4. OKを押して反映

エクセル(Excel)の「予測シート」で簡単に予測できる

エクセルでは、関数以外にも「予測シート」という機能を使って売上予測を作成する方法があります。以下では、その機能やメリットについて解説します。

1.「予測シート」機能のメリット

エクセル 2016から「予測シート」という機能が追加され、簡単に精度の高い予測数値が出せるようになりました。予測シートでは、過去のデータを元に、売上予測のデータとグラフが自動で新しいワークシートに生成されます。

予測シート機能は、関数やマクロの知識が不要で、初心者でも操作が簡単です。また、売上予測を数値とグラフの両方で確認できるため、予測結果がわかりやすいです。

エクセル(Excel)の「予測シート」の使い方

エクセルの「予測シート」の使い方を解説します。

まずは、下のサンプル画像のように売上予測の元となるデータが入力されているセル範囲を選択します。

元となるデータを選択したら、ツールバーのデータから予測シートをクリックします。

下の画像のようなダイアログボックスが表示されるため、予測終了の項目で、予測を終了する日付を入力し、作成ボタンをクリックします。

新しいワークシートが自動で作成され、下の画像のような売上予測データが生成されます。

予測シートで生成されるグラフでは、これまでの実績が青い線で表示されており、その先の予測データはオレンジ色で枝分かれしています。それぞれ、上側が「信頼上限」、下側が「信頼下限」となっており、その間の線が「予測値」を表しています。

エクセル以外のツールで売上予測する方法

ここまでは、エクセルでの売上予測作成方法を解説しましたが、その他の方法についても紹介します。

1.SFA

SFA(Sales Force Automation)は、営業支援ツールのことで売上予測に役立つ機能が搭載されているものもあります。営業活動に関する過去のデータや、現在進行中のデータを一括管理・蓄積することができ、売上予測機能も搭載されているケースが多く、簡単に売上予測を作成できます。

SFAは、営業活動に関わる複数人のデータを一元化可能で、組織全体のデータをリアルタイムで把握できるため、より正確な売上予測が作成できます。さらに、関数やマクロの知識がなくても、簡単に表やグラフを用いたわかりやすい売上予測が作成可能です。

2.AI技術

近年では、AI技術を活用して売上予測を作成する方法が注目されています。AI技術は、ヒューマンエラーを減らせるほか、従来手法に比べより高精度な売上予測が可能といわれています。

例えば、大量の商品を抱えている企業では、それぞれの商品が他の商品に与える影響なども考慮しなければなりません。しかし、すべてを把握して売上予測に反映するにはデータ作成や分析に時間がかかってしまいます。そのような場合でもAI技術を活用すれば、リアルタイムで正確なデータ作成や分析が可能になるとも言われており、担当者の負担も軽減できます。

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まとめ

売上予測をより正確に立てることは、企業運営にとって重要な課題です。エクセルを使った売上予測作成方法は、コストをかけずに気軽に導入できます。過去のデータを元に根拠ある売上予測を作成できるようになれば、より計画性のある経営に役立つでしょう。

本記事で紹介した、エクセルでの売上予測方法やそれ以外の予測ツールについて、ぜひ参考にしてください。

また高精度な売上予測を行いたい方や、工数をかけずに売上予測を行いたい方は、工数削減や予測精度の向上が見込めるAI技術を使った売上予測を検討すると良いでしょう。

下記の資料では、「予測分析」といった過去のデータから将来の値を導き出すAI技術について、事例を交えながら解説しています。ぜひご覧ください。

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