株式会社東京サウンド・プロダクション様

閉域網によってVPNよりも高速かつ安定した
拠点間通信を実現

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課題テーマ

コスト削減
通信速度

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NUROアクセス 2G
NURO閉域アクセス

東京サウンド・プロダクションでは従来、本社と近隣にある編集スタジオ間をインターネットVPNで結んでいた。当初最大100Mbpsのアクセス回線を1Gbpsに増強したが、VPNによるパケット分割と遅延により、思っていたほどの効果が得られず、データ転送に時間がかかっていた。この課題を解決したのが「NUROリンク 閉域網」。同サービスを採用したことで、スループットが向上し、高速かつ安定した拠点間通信が実現した。

お客様プロフィール

会社名
株式会社東京サウンド・プロダクション様
本社所在地
東京都港区六本木
設立
1963年2月
資本金
50,852,500円 (2015年6月現在)
従業員数
219名 (男性:170名 女性:49名)(2015年6月現在)
事業内容
テレビ番組・ビデオソフトの企画制作、ビデオ撮影、ビデオ編集、MA、音響効果・選曲、音楽出版
URL
http://tsp.co.jp/
導入前の課題
  1. 本社と編集スタジオの拠点間通信にインターネットVPNを採用していたが、実効速度が低下し、データの送受信に時間がかかっていた。
  2. VPNのカプセル化でパケット分割が起こり、また暗号化処理で遅延が発生し、結果、クライアント端末と業務用サーバ間の通信が正常に行えないことがあった。
導入後の効果
  1. 「NUROリンク 閉域網」を導入したことでより高速で快適な通信を行うことができるようになった。
  2. 閉域接続することでスループットが向上し、パケット分割・遅延が発生せず、安定した通信が可能となった。

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NUROアクセス 2G

クラウド時代を支えるインフラのスタンダート回線

NURO閉域アクセス

閉域接続によるマルチポイントで高セキュリティなネットワーク環境を構築

インタビュー

帯域を広げるもスループットは上がらず

株式会社東京サウンド・プロダクション ビデオセンター担当部長 ミキシングエンジニア 濱田豊氏の画像
株式会社東京サウンド・プロダクション
ビデオセンター担当部長
ミキシングエンジニア
濱田豊氏

テレビ番組や映像作品の企画制作、撮影、音響効果・選曲、ビデオ編集など、映像関連の仕事をワンストップで請け負う制作プロダクション「東京サウンド・プロダクション」。東京都港区に本社と近隣に4つの拠点を構えている。同社では1995年頃からポストプロダクション部門にDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を順次導入。音声編集のデジタル化を進め、本社を含む3カ所の編集スタジオにWindowsオーディオ共有サーバを構築。 その後各拠点間をインターネットVPNで接続し、DAWデータの共有を行っていた。

拠点のうちの1つであるソフィアビデオセンターは、本社とインターネットVPNで結ばれ、データの送受信が行われていた。 だが、アクセス回線には最大100Mbpsの回線を利用していたため、データの送受信に時間がかかり、ストレスを感じていた。 そこでEXビデオセンターオープンにあわせ、各拠点のアクセス回線を同キャリアの最大1Gbpsのものに変更したのだが、スループットはほとんど上がらなかった。

「その理由は、TCPというプロトコルに起因していると思います。帯域は太いがパケットの到達確認に要する遅延時間が生じ、実効スループットはほとんど上がらなかったのです」。東京サウンド・プロダクション ビデオセンター 担当部長 ミキシングエンジニアの濱田豊氏はこう話す。 また、インターネットVPNは通信の暗号化と復号を行うため、スループットが出にくいという欠点もある。

東京サウンド・プロダクションでは、外部スタッフ・クライアントとデータを共有するOS X Serverとは別に、映像・音声サーバとしてAvid Technologyの「ISISシリーズ」を利用している。 この機器は独自のプロトコルを使用し、クライアント端末との通信を、端末にインストールしたソフトウェアを通じて行うのだが、インターネットVPNを利用したスループットの低い拠点間通信では遅延が多く、通信が安定しなかった。「こうした問題があり、インターネットVPNで「使える」拠点間接続を実現するには試行錯誤がありました」と濱田氏は振り返る。

速度測定ソフトの故障を疑うほどのスピード

閉域網や専用線に切り替えることも検討したが、コストがネックとなり導入できなかった。「専用線を利用するには月額数十万円から数百万円かかるという現実。それもギガ回線ではなく、100Mbpsクラスの回線で。それでは経営陣を説得することはできません。」(濱田氏)

大容量の映像ファイルや音声ファイルをやりとりするため、回線速度を速くしたいが、高額な利用料ではコスト回収が難しい。 悩みが膨らんでいくなかで知ったのが、最大1Gbpsの速度を標榜する「NUROリンク 閉域網」だった。月額4万円で利用できるこのサービスは、インターネット回線を使わない。その名が示すとおり閉域網(広域イーサネット)を利用し、レイヤー2接続できるサービスである。これまでのインターネットVPNのようにVPN装置を設置する必要もなく、ネットワーク機器にかかる負荷が大幅に低減し、実効スループットが向上する可能性が高い。 回線速度とコストの問題も一挙に解決できる。「開通後、転送速度を測るソフトを使ってみたら700Mbpsを軽く超えました。ソフトがおかしいのではと疑うほどのスピードでした」と濱田氏は予想以上の結果に笑みを見せる。

株式会社東京サウンド・プロダクション ビデオセンター担当部長 ミキシングエンジニア 濱田豊氏の画像

経営陣に提案しやすい高コストパフォーマンスなサービス

現在、本社とEXビデオセンター間のネットワークは、NUROリンク 閉域網と他社回線によるインターネットVPNで冗長化されている。 そのほかの拠点では本社とインターネットVPNを結んでおり、その中の1拠点、オーディオセンターはテレビ局との「NUROアクセス スタンダード」を活用したインターネットVPNで結ばれている。 放送前素材のやりとりを行う以上、セキュアかつ高速な通信回線を用意する必要があるためだ。また、本社の社員や来客がインターネットを利用するための回線として「NUROアクセス エントリー」も利用している。

株式会社東京サウンド・プロダクション ネットワーク構成図

「ソニービズネットワークスは、これからも挑戦し続ける企業であってほしいですね」と語る濱田氏。新しいツールを導入するためには、経営陣を説得できるものが要求される。 その点、「NUROリンク 閉域網」「NUROアクセス」はスペックとコストともに合格点を大きく上回るため、経営陣に提案しやすいという。 これまで通り、他社に真似のできないコストパフォーマンスを提供し続けることで、情報システム部門だけでなく、経営陣も納得するサービスであり続けることを期待しているというわけだ。

サーバーを一カ所に集めることも

「現在は各拠点にサーバーを立てていますが、共有サーバーのメリットを活かすには、極力データをコピーしないこと。ゆくゆくはそれらを1カ所に集めて運用したいと考えています」と話す濱田氏。さらには、映像制作会社、ポストプロダクション同士が協力し、データセンターに共有サーバーを設置し、プロダクションをまたいだデータ共有が可能になれば、より利便性の高いサービスを顧客に提供できるようになるのではと、濱田氏は思い描いている。

テレビという人々の生活に欠かせないメディアを裏で支えているのは、東京サウンド・プロダクションのような企業とそこで働く人たちである。NURO Bizのネットワークサービスはそうした企業や人々を下支えするインフラとして、利用が進んでいる。

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