Sansan株式会社様

都心の4オフィスを新本社に集約
約1,500人が利用するネットワークを「NUROアクセス」が支える

Sansan株式会社様

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課題テーマ

本社オフィスの帯域拡張

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NUROアクセス 10G
NUROアクセス 2G

多くのスタートアップ企業にとって、急速な業容拡大にともなうオフィスやネットワークインフラの拡張は避けて通れない課題だ。2007年に設立され、クラウド名刺管理サービスで独自の地位を確立したSansan株式会社(以下、Sansan)もそのひとつだ。2024年9月には、都心の複数箇所に分散していたオフィスを集約し新本社オフィスを開設したが、それにあわせ、約1,500人の従業員が利用するネットワークインフラを刷新。「NUROアクセス 10G / 2G スタンダード」を導入するなどして、帯域を2Gbpsから20Gbpsへと10倍に強化。そのすぐれたコストパフォーマンスにより、回線コストの大幅削減も実現した。

※ 本事例は2025年8月取材時点の情報です。

お客様プロフィール

会社名
Sansan株式会社様
本社所在地
東京都渋谷区
設立
2007年6月
資本金
72億3百万円(2025年5月31日時点)
従業員数
1,961名(単体、2025年5月31日時点)
事業内容
働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売
URL
https://jp.corp-sansan.com/
導入前の課題
  1. 従業員の急増による深刻な回線トラブルが頻発
導入後の効果
  1. 本社移転に合わせ回線を含むネットワークを全面刷新、快適な通信環境を実現しつつ回線コストを削減

ご契約サービス

NUROアクセス 10G

高コスパの帯域確保型上下最大10Gbpsサービス

NUROアクセス 2G

クラウド時代を支えるインフラのスタンダート回線

インタビュー

従業員増で本社オフィスが手狭に、帯域不足が深刻化しインターネット利用に支障が

Sansan株式会社様 技術本部 コーポレートシステム部 IT Service Managementグループ 正木和俊 氏
Sansan株式会社様
技術本部
コーポレートシステム部
IT Service Management
グループ
正木和俊 氏

名刺管理サービスのフロンティア企業として確固たる地位を築くSansan。国内は、本社を含む都心の数カ所オフィスのほか、地方都市に支店やサテライトオフィスを構え、海外にもグループ会社を展開する。2020年以降に提供を開始した、請求管理の「Bill One」や契約管理の「Contract One」などバックオフィスDXのSaaSも好調で、従業員数は右肩あがりで増加している。

特に東京の拠点に勤務する従業員は1,500人規模にまで膨れ上がり、本社の他、複数のオフィスに分散しつつ対応していたが、いよいよスペースが手狭になると同時にネットワークも限界を迎えていた。旧本社オフィスのインターネット回線は2Gbpsで、支社や海外拠点との通信が増加する中、帯域不足が顕在化していた。

「弊社は国内外問わず複数の拠点があるため、Web会議が主なコミュニケーション手段となります。そのため、トラフィックの大部分はWeb会議に依存しており、特にインターネットの利用が集中する朝夕の時間帯などは接続が極めて不安定になることがあり、フロア全体でWeb会議やSaaS利用ができなくなるなど、業務に支障をきたすトラブルが起こってしまうこともありました。そこでアクセスポイントのリプレイスなどの対策を試みましたが、根本的な原因は解決されず、回線の刷新が必要な状況に至っていました」と当時の状況を語るのは、IT Service Managementグループの正木 和俊氏だ。

そこで同社は、目先の課題を解決すると同時に、更なる従業員増に対応するべく本社を移転・拡張し、併せてネットワークインフラの全面的な刷新・強化に踏み切ることとなった。

「NUROアクセス 10G」導入で1,500人が快適に利用できるインターネット環境を実現

2024年9月、Sansanは再開発された「渋谷サクラステージ」に本社を移転し、都心にあった複数のオフィスを渋谷サクラステージの28~32階の広大なスペースに集約した。移転にあわせてインターネット回線には「NUROアクセス 10G」を導入。冗長化のための他社10G回線と合わせ、帯域を2Gbpsから20Gbpsへと一気に10倍に増強した。

また、SD-WANによる社内ネットワークとインターネット接続を制御するネットワーク機器は、BCP/DR対策(※)を考慮しデータセンターに配置し、ここにも「NUROアクセス 10G」を導入。セキュアで快適な拠点間通信とクラウド利用を実現している。

「弊社ではNUROアクセスの導入は今回がはじめてではなく、2016年以降、旧本社で『NUROアクセス 2G スタンダード』を複数本導入した実績があります。そのほか支社でもNUROアクセスを導入しており、NUROアクセスには絶対的な信頼があり、弊社にとってのスタンダード回線となっています。
今回もその信頼と期待をもとに、新本社で導入した『NUROアクセス 10G』は、ベンダ冗長化のために併用している他社10G回線と比較しても、圧倒的に価格と品質のバランスが良く、社内でもそのコストパフォーマンスを高く評価しています。
結果として、今回の移転PJでもNUROアクセスの導入によって、社員が業務に集中できる環境を大きく前進させたと実感しております。」(正木氏)

ネットワークインフラについては全面的に刷新され、機器はもちろん通信経路や電源に至るまでフル冗長化の上、「NUROアクセス 10G」導入に合わせ、端末~アクセスポイント間以外は10G対応(※端末~アクセスポイント間は2.5Gbps)を実現している。

  • ※BCP(事業継続計画)/DR(災害復旧)対策:災害やシステム障害などの緊急事態に直面した際に、迅速かつ効率的に事業を継続・復旧するための計画と対策

Sansan株式会社様NW構成図

社内問い合わせ&回線コストの大幅削減も実現

移転後の新本社では帯域10倍のインターネット回線を含め、強化されたネットワークインフラの効果もあり、トラブルに関する問い合わせ減少も実現したという。

「旧本社でたびたびあった、インターネット利用に支障を来すような事態はなくなり、帯域不足の課題を改善できたと実感しております。まだ、局所的にWi-Fiがつながりにくいなどの問い合わせは少しありますが、移転前と移転後では2割程の社内問い合わせ減少を実感しており、今後はアクセスポイントの設置場所や設定などファインチューニングを進めて“問い合わせゼロ”を目指しているところです」(正木氏)

また、本社移転の副次的な効果として回線コストの大幅削減も見逃せない。
旧本社を含む都心4オフィスでは「NUROアクセス 2G プレミアム30M」✕1回線と「NUROアクセス 2G スタンダード」✕7回線の計8回線を導入していたという。しかし、今回の移転に合わせ新本社では「NUROアクセス 10G」✕1回線と「NUROアクセス 2G スタンダード」✕2回線の計3本に統合。その結果、月額利用料を1/3以下に圧縮することに成功している。

インターネット回線に限らず、新しい技術やサービスの提案を「NURO Biz」に期待

NUROアクセスの品質やコストパフォーマンスに対する社内評価は極めて高く、Sansanにとってスタンダード回線となっている。

「ソニービズネットワークスの営業担当様には、旧本社のトラブル対応で、いつも迅速かつ柔軟にサポートいただきました。今後は、セキュリティ強化に向けてSASEなどの導入も検討しており、インターネット回線に限らず、新しい技術やサービスについて『NURO Biz』の提案を期待しています」(正木氏)

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