AIチャットボット導入で
教職員対応とナレッジ継承を効率化
学校法人平田学園様
学校・教育 DXを推進したい 100-500名
- 課題テーマ
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問い合わせ対応業務の効率化
- ご契約サービス
お客様プロフィール
- 会社名
- 学校法人 平田学園様
- 本社所在地
- 千葉県市川市
- 導入前の課題
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- 各種規定やルールなどについて教職員から頻繁に問い合わせがあり、対応の負担が大きい
- 業務が属人化しており、担当者が不在の場合は対応・回答が遅れ、教職員の業務に影響が出る
- ベテラン担当者の退職にともない、業務やナレッジの引継ぎが必要になった
- 導入後の効果
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- Assist AI Chat Botの導入でAIによる問い合わせ対応が可能になり、担当者の負担を軽減
- 担当者の状況に左右されず、教職員が必要なタイミングで自己解決できるように
- 業務やナレッジをAIチャットボット経由で蓄積。
全員が同じ情報を効率的に活用できる環境を実現。
インタビュー
ナレッジを共有する仕組みがなく、問い合わせ対応が属人化・非効率な状況に

常務理事 法人事務局長
渡辺多英 氏
大正15年に創立し、2026年には創立100周年を迎える国府台女子学院は、仏教精神を礎とした教育をおこない、伝統を守りながら国際化・情報化が進む社会で活躍できる女性の育成を目指す。小学部・中学部・高等部をあわせて約1,750名の生徒が在籍、155名の教職員でその学校生活を支えている。同校の本部事務局では、12名の職員が人事・総務・経理などのバックオフィス業務全般を担当しているが、そのなかで負担となっていたのが、教職員からの問い合わせ対応だ。
「育児休業取得といった就業規則や、慶弔関係で弔電やお花をどこまで手配するかといったルールの確認、行事においてどの業者に依頼するかといった業務の進め方など、広範囲で詳細な対応方法について平均すると1日10件ほどの問い合わせが寄せられていました」と法人事務局長 渡辺多英氏は話す。こういった情報は限られた職員しか把握しておらず、毎回同じ職員に聞くしかない状況だった。学校内の設備管理などを担当する事務主任 織戸大樹氏は「たとえば、講堂の照明の使い方など、慣れない先生からどうすればよいのかと問い合わせが入ります。違う先生から似たようなことを何度も聞かれる状況が続いていました」と振り返る。
こういった問い合わせは主に内線電話や対面、一部グループウェアのメール機能でおこなわれており、基本的に1対1での対応で完結してしまう。回答した内容が共有される仕組みがなく、特定の担当者に負担が偏っていた。「担当者は同じ質問に何度も対応しなければならず、逆に担当者が不在のときは、回答までに時間がかかり、業務が止まってしまいます。以前から改善が必要だと感じていました」(渡辺氏)。
チャットボットをベースにナレッジデータベースを構築できるAssist AI Chat Bot
きっかけは、これまでメインで対応していたベテラン職員2名の定年退職が近づいたことだった。一度は引継ぎ用マニュアルの作成を依頼したものの、それで解決できるかは不安があった。「以前マニュアルを作成したこともありましたが、どうしても“作りっぱなし”になり、陳腐化してしまいます。情報が古ければ、使われなくなりますし、マニュアルを作ればいいというものではないと感じていました」(渡辺氏)。
まさにそのタイミングで、ソニービズネットワークスから新サービスとして案内されたのが「Assist AI Chat Bot」だった。Assist AI Chat Botはマニュアルなどのドキュメントを取り込み、ナレッジデータベースを構築。これをAIが参照し、チャットベースで問い合わせに回答する社内向けチャットボットサービスだ。さらに、ナレッジデータベースで解決できなかった問い合わせは、担当者に“エスカレーション”し人が対応(チケット管理機能)、その内容をFAQとして登録し、ナレッジデータベースを更新し続ける。

ちょうど2025年度はAI活用も検討していたこともあり、マニュアルの問題点と問い合わせの課題をまとめて解決できるのではと詳しく話を聞くことにしたという。「コミュニケーションや情報共有の状況を改善するためにも、ナレッジを貯めておく仕組みは必要だと考えていました。それが実現できるならば便利だろうと感じました」(織戸氏)。
ナレッジデータベースは1人で作るものではない。職員全員での話し合いを経て導入

本部事務局 事務主任
織戸大樹 氏
まずは、ソニービズネットワークスの営業担当から操作方法などを含めひと通り説明を受けた。「AIもナレッジデータベースも、漠然としたところがありましたが、実際の画面などを見て安心感につながったと思います」(織戸氏)。
しかし、ナレッジデータベースを構築するとなると職員の協力が不可欠だ。そこで選定にあたっては、本部事務局の職員全員を集め、意見を聞いた。「問い合わせ対応の課題は解決できるものの、当然コストがかかり、最初はナレッジ登録などの負担もかかります。それに見合うか考えてほしいと伝えました」(渡辺氏)。
話し合いは賛否が分かれる結果となった。「負担はあっても、今対応できていることにコストをかける必要はないのでは」「他サービスも検討した方がよいのではないか」といった意見も出たが、特に問い合わせにメインで対応していた職員が導入に前向きだったこともあり、改めてソニービズネットワークスに相談した。「ソニービズネットワークスとは、GIGAスクール構想でICT環境を整備する際に、NUROアクセスを導入したことから、信頼関係を構築できていました。ソニービズネットワークスからいかに費用対効果を発揮させるかなどのアドバイスもあり、最終的には職員全員で納得したうえで、導入を決めました」(渡辺氏)。
まずはナレッジを蓄積。徐々に活用を広げ、半年ほどで全教職員に展開予定
2025年12月に導入し、現在は第1フェーズとして、メインで問い合わせに対応していた職員が利用し、ナレッジを蓄積している段階だ。第2フェーズでは本部事務局内で活用、2026年度1学期中には第3フェーズとして教職員全体での活用を目指す。
チャットボットに聞いても、必要な情報が返ってこないとなると、活用は広がらない。まずはナレッジを蓄積した方がよいというアドバイスに沿って活用を進めている。「各フェーズのスケジュールも提案があり、それがなければうまく進まなかったと思います。どんな些細なことも、分かりやすく丁寧な説明がありますし、サポートは本当にありがたいです」(渡辺氏)。
実際の問い合わせに対応しながら、ナレッジデータベースを構築する流れも有効だと感じている。マニュアルを作成する場合、担当者が“当たり前”と考えていることが漏れがちだが、問い合わせをベースにFAQとして登録することで、網羅的なナレッジの整備が可能になる。「チケットの仕組みも、問い合わせ内容の共有や、回答者の管理など組織として使いやすいよう考えられていると思います。ナレッジが蓄積されれば十分活用できそうだという感触があります」(織戸氏)。
教育現場から教職員の業務効率化まで、さまざまなシーンでAI活用を進めたい
問い合わせ対応の効率化に続き、経理業務のペーパーレス化を進めており、2026年秋のシステム導入を控えている。AI活用もさらに進めていくという。「教育現場でもAIを活用した方がよいと考え、2025年度は学校向けのAIツールをトライアル導入しました。教員からもツール導入の要望は挙がっていますし、業務効率化などほかにも活用できるシーンは多くあるはずです」(渡辺氏)。
システム化、AI活用を進めるほど、ベースとなるインターネット回線の重要度も高まる。今後は、NUROアクセス 10Gなどより高速なサービスも検討したいと話す。「インターネット回線はもちろんですが、今回のAssist AI Chat Botなど、ソニービズネットワークスにはぜひ時代の一歩先を行く提案をお願いできればと思います」(渡辺氏)。

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