システム運用に手間はかけたくない…
半導体エンジニアの選択は“クラウド&ワンストップ”
高速近接無線技術研究組合様
その他 AWSの活用・環境構築がしたい 50名以下
お客様プロフィール
- 会社名
- 高速近接無線技術研究組合
- 本社所在地
- 東京都台東区台東1丁目24-2
- 従業員数
- ~50名
- 事業内容
- 研究開発
経済産業大臣が認可する技術研究組合のひとつ。ミリ波を活用して短時間で大容量のデータを転送する技術の研究開発をおこなう。データの大容量化、モバイル通信量の増加を背景に、これまであまり利用されていなかったミリ波を活かした技術の事業化を目指す。2016年8月設立。組合員:ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、日本無線株式会社。
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社と日本無線株式会社による共同研究開発のために設立された同組合。組合設立が決定してから短期間で各種セキュリティ対策、複数のサーバ、ネットワークに至るまでひと通りのITインフラを用意しなければならなかったが、ソニーネットワークコミュニケーションズの提案・サポートで、これらすべてを実現。情報システム担当は全員半導体エンジニアで専任担当がいないため、各種SaaSやIaaS(AWS)などクラウドサービスを導入し、運用負荷を最小化した。ここではAWSにフォーカスし、詳しく紹介する。
課 題
運用負荷軽減、セキュリティ強化のためFS/ADサーバ、開発用サーバへのクラウド活用を検討
組織規模の問題から、情報システム担当の専任者を置くことがかなわない中、組合設立において必要なシステムを揃えるにあたり、運用負荷をできる限り抑えたいと考えていた。そこでファイルサーバ/Active Directoryサーバ(FS/ADサーバ)や、開発用のLinuxサーバについてクラウド(IaaS)の活用を検討していた。
組合内システム全体について相談していたソニーネットワークコミュニケーションズから提案されたのが「マネージドクラウド with AWS」である。AWSは価格面でのメリットが大きいものの、自分たちで最初から環境構築するのは難しいと感じていたこともあり、充実した導入支援は魅力だった。また研究開発データは秘匿性が高く、情報漏えい・セキュリティ対策はもちろん、データ損失を避けるためにバックアップ環境も不可欠。各種セキュリティ関連製品とあわせて、バックアップの運用、さらにはAWSへセキュアに接続するネットワークまでワンストップで実現できる点も決め手となった。
解 決
自社の要望を的確にくみ取り、短期間で安定&セキュアな環境構築を実現
AWS環境やWindowsサーバの要件定義、環境構築はソニーネットワークコミュニケーションズに一任し、契約から1ヵ月弱で必要な環境を構築。ネットワーク越しのクラウドを利用することによる遅延を懸念していたが、ベースとなるインターネット回線に「NUROアクセス」を採用したこともあり、想像以上に快適に利用できている。
また、セキュリティの観点からPCのローカルディスクには出来るだけデータを保存せず、AWS上のファイルサーバに保存するようセキュリティポリシーを制定。AWS環境のデータをバックアップすることで、PC紛失・故障などによる情報漏えい、データ損失のリスクを最小限に抑えている。外出の多い技術者のためにセキュアリモートアクセスで社外からファイルサーバや各種業務システムへ安全にアクセスできる環境も整えた。
さらに、オンラインストレージ「DirectCloud-BOX」を追加導入。社外の関係者とファイルをセキュアにやり取りできる環境を実現している。
お客さまの声
私たちの漠然とした要望をしっかりと具体的なサービスに落とし込んで、ご提案いただきました。提案内容が思い描いていた理想像に近く、AWSからローカルシステムまですべてお任せできた点は大変ありがたかったです。契約から組合立ち上げまでの短い期間で、組合内システム全体をきっちり整備できたのはソニーネットワークコミュニケーションズのおかげです。
高速近接無線技術とは?
開発中の高速近接無線技術で利用する「ミリ波」とは波長が1~10mm、周波数が30~300GHzの電波を指す。一般的な携帯電話やWi-Fiの通信速度が数十Mbps程度(実測ベース)であるのに対し、この技術は最大10Gbpsと高速に通信できることが特長。通信可能な距離は数メートル程度と近接通信に特化しており、実用化されれば映画のDVD1枚分のデータを数秒でダウンロードできるなど大容量データの短時間転送が可能になる。
表はスライドできます
導入サービス | ●マネージドクラウド with AWS 標準パック ●AWS 導入説明会(オプション) ●導入サポート(オプション、内容詳細は下記の通り) ・EC2インスタンス立ち上げ、サーバ基本設定(Windows / CentOS) ・NATインスタンス立ち上げ、サーバ基本設定(Amazon Linux) ●Windows 導入サポート(オプション、内容詳細は下記の通り) ・Active Directory新規設定 ・ファイルサーバ新規設定 ・グループポリシー設計構築 ●マネージドクラウドポータル ●マネージドクラウドゲートウェイ(100Mbps帯域) ●Arcserve UDP |
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AWS利用サービス |
EC2
S3
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サービス利用開始 | 2016年9月 | 費用概算 | 初期費用:200万円以下、月額費用:30万円台 |
2017年3月現在
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