レストラン事業のBCP対策強化に向けて、NUROアクセスで回線冗長化
Windows Update時の遅延トラブルも解消
株式会社グルメ杵屋様
旅行・宿泊・飲食 ネットワークを見直したい 1,000-10,000名
- 課題テーマ
-
回線冗長化によるBCP対策強化とWindows Update時の遅延解消
- ご契約サービス
- ※BCP(事業継続計画)/DR(災害復旧)対策:災害やシステム障害などの緊急事態に直面した際に、迅速かつ効率的に事業を継続・復旧するための計画と対策
※ 本事例は2025年11月取材時点の情報です。
お客様プロフィール
- 会社名
- 株式会社グルメ杵屋様
- 本社所在地
- 大阪市住之江区
- 設立
- 1967年3月18日
- 資本金
- 1億円
- 従業員数
- 3,757名(パートタイマー8時間換算2,768名含む、2025年3月31日現在)
- 事業内容
- 杵屋、そじ坊、丼丼亭などのブランドで全国に375店舗※を展開するレストラン事業、機内食や業務用冷凍食品の製造・販売、米穀・水産物卸売など食に関する事業のほか、鉄道運輸、不動産賃貸、教育事業などを展開
- ※フランチャイズ87店舗含む、2025年3月31日現在
- 導入前の課題
-
- 既存回線は同一のキャリア網をベースとしており、BCP対策の必要があった
- 大阪本社でWindows Updateの際に遅延が発生し一部の業務に支障をきたしていた
- 導入後の効果
-
- 「NUROアクセス 2G スタンダード」を大阪本社とその他拠点に追加導入しBCP対策を強化
- 一部既存回線を「NUROアクセス 2G スタンダード」にリプレイスし、遅延を解消
インタビュー
Windows Update 遅延をきっかけに、回線構成の見直しとBCP対策強化へ

システム部 システム運用課 杉尾一成 氏
レストランなど375の店舗と10の子会社・グループ法人を抱える株式会社グルメ杵屋。店舗向け業務システムや一部グループ会社の販売管理システムなどのクラウド化を進める一方、基幹システムやファイルサーバーなど情報系システムは大阪本社にオンプレミスで構築し、SASEソリューションにより拠点からのセキュアアクセスを実現している。
このほか、全国の店舗や一部グループ会社のインターネット回線を含むネットワーク運用管理についても、大阪本社のシステム部が担っている。
大阪本社では、インターネット接続、拠点間接続、クラウド接続など用途ごとにインターネット回線を複数契約していたが、時間が経つにつれて、月に一度のWindows Updateの際に遅延が発生。社内からも毎月のように声が上がる状態となっていた。当時は懸念される負荷要因がなく、ルーターやスイッチにも異常が見られなかったため、月次のWindows Update時にだけ発生するトラフィック集中が、ベストエフォート型の既存回線の帯域を圧迫していたと判断するに至った。
また、この遅延は単なる“月次の作業遅延”にとどまらず、「1本の回線に過度に依存することによる業務停止リスク」をシステム部に強く意識させる契機となった。昨今、大きな災害も起きており、この災害時に通信断が発生すれば基幹システムや販売管理、店舗との接続が全面停止する可能性があった。
しかし当時は十分な冗長化が図られていなかったことから、部として“帯域不足”と“BCP”を同じ問題として捉え、回線刷新を通じて構成全体を強化する方針を固めた。
「当時は1回線をセッションごとに5分割して利用していました。インターネット接続用の帯域割当が不足していた可能性もありますが、今後もトラフィックが増加することを見越して、広帯域な回線が必要だと思いました。また、昨今の災害のニュースから“ビジネスを止めない”ためにも、冗長化が喫緊の課題だと感じました」と当時の状況を説明するのは、同社 システム部 システム運用課の杉尾一成氏だ。
「NUROアクセス」導入で大阪本社の帯域課題を解消
システム部では大阪本社の遅延解消に向けて、一部回線をより広帯域のものにリプレイスすることに。
その際、帯域だけでなく既存回線と異なる回線を選ぶことでBCP観点の冗長化も同時に実現したいという狙いから、高いコストパフォーマンスを有する「NUROアクセス 2G スタンダード」の導入を決定した。
2024年6月に開通した同回線は、Wi-Fi接続で700Mbps、LAN接続では1Gbpsを計測。現在、大阪本社の従業員は150名を超えるまでに増加したが、Windows Update時の遅延が解消され、安定した通信環境を実現している。
「『NUROアクセス』はISP一体型のサービスを提供し、通信規格G-PON※の使用で混雑回避が期待できます。その効果もあり、弊社の業務改善に大きくつながったと評価しています。また、同時に冗長化の構成も実現でき、今後さらなるインフラ強化ができれば…と思っております」(杉尾氏)
- ※G-PON:光ファイバーを用いた高速通信技術で、最大2.5 Gbpsのデータ転送を実現し、複数のユーザーにサービスを分配することが可能
本社での実績を踏まえ、グループ会社にも「NUROアクセス」を導入
大阪本社での実績も踏まえ、グルメ杵屋では2024年に入りグループ会社直営の木津卸売市場にも「NUROアクセス 2Gスタンダード」を追加導入している。木津卸売市場では、クラウド(IaaS)上に水産物の販売管理システムを構築・運用しているが、インターネット回線は他社サービスの1本のみであった。
「本社での改善効果が大きかったことと、市場の業務がクラウド利用に大きく依存していることを考えると、回線の“帯域強化”と“冗長化”を進行すべきと判断しました。そこで本社と同様に、安定した第2回線として『NUROアクセス 2G スタンダード』を導入しました。結果としてクラウドで利用していた販売管理システムをより快適に利用できるようになり、さらには回線冗長化の両方が実現したと感じています」(杉尾氏)

グループ全体でセキュリティの底上げを目指す
サイバー攻撃によるビジネス停止を回避するため、セキュリティにも力を入れているグルメ杵屋。大阪本社にはUTMを導入した上で、拠点間VPNやセキュアなリモートアクセスのためのSASEなどネットワークセキュリティに加え、エンドポイントセキュリティも導入している。
セキュリティ強化に力を入れる同社が今後の課題として挙げるのが、多層防御で万全を期す大阪本社に対し相対的に脆弱な店舗のセキュリティだ。
「本社の通信基盤やセキュリティは強化できてきましたが、まだ“全社最適”にはなっておりません。いくつかの制約はありますが、SASEを中心にそのほかセキュリティ導入を店舗にも拡大し、グループ全体でのセキュリティレベルの底上げとリモートでの効率管理を実現できればと考えています。今後もソニービズネットワークス様の提案に期待しています」(杉尾氏)
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