「NUROアクセス 10G」と歯科医療分野特化型のベンダとの出会いで
患者様/社員満足度向上・窓口一本化を実現
医療法人幸志会(大阪つつい歯科・矯正歯科)様
化学・医療 ネットワークを見直したい 50名以下
- 課題テーマ
-
デジタル歯科治療の推進
- ご契約サービス
コロナ禍を経た2023年以降、レセプトコンピューターや電子カルテなどの事務処理のシステム化と同時に、口腔内カメラ/スキャナなど先進設備・システムを積極的に導入。グローバルスタンダードの“デジタル歯科治療”を推進する中、クラウド接続のインターネット利用や院内のWi-Fi接続が急増し、帯域不足によるトラブルが常態化していた。さらに、個別最適の導入で問い合わせ窓口が分散した結果、トラブル対応の負担が大きく解決困難な状況に。
二重の困難を打開するきっかけとなったのが、歯科医を専門とするネットワークインフラ構築会社「Noa Enterprise」と「NUROアクセス 10G」との出会いだった。
※ 本事例は2025年5月取材時点の情報です。
お客様プロフィール
- 会社名
- 医療法人幸志会(大阪つつい歯科・矯正歯科)様
- 本社所在地
- 大阪市北区
- 設立
- 2013年9月
- 従業員数
- 30名(2025年3月31日現在)
- 事業内容
- インプラント/矯正歯科を中心に世界標準のデジタル歯科治療を提供。CTや口腔内スキャナなど先進設備・機器を積極的に導入し、完全個室で、分かりやすいカウンセリング、痛みの少ない治療を追求。インプラント実績は10,000本超を誇る。
- 導入前の課題
-
- インターネット接続の先進設備・システム導入による通信量増加で深刻な遅延が発生。患者様の満足度や従業員の業務効率にダメージ
- 治療設備・機器を個別最適で導入してきた結果、問合せ窓口がバラバラとなり障害対応に手間と時間を要する
- 導入後の効果
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- インターネット回線を「NUROアクセス 10G」にリプレイス&ネットワークインフラ刷新により遅延が解消。患者様/従業員満足度が大きく改善
- ネットワークインフラ全般の保守サービスを契約し、問い合わせ窓口の一本化とトラブル対応時間の大幅な削減を実現
インタビュー
“デジタル歯科治療”の推進に向けて、先進設備・システムを積極的に導入
生産性やサービス品質の向上に向け、社会全体でITの導入・活用が進んでいるが、歯科医療業界も例外ではない。国の制度や医療法に対応するレセプトコンピューターや電子カルテ、予約システムなどに加え、CTや口腔内カメラ/スキャナなどの先進設備・システムを積極的に導入し、歯科医療業界でもいち早くグローバルスタンダードのデジタル歯科治療を提供するのが医療法人幸志会 大阪つつい歯科・矯正歯科だ。
カルテはもちろん、レントゲンやCTの画像データをクラウド上で管理・共有するため、膨大なデータ通信に対応するネットワークインフラが欠かせない。約30名のスタッフ全員がタブレット端末でインターネット越しに各種システム・サービスを利用する中、帯域不足による通信トラブルと、トラブル対応の煩雑化という2つの課題に悩まされることとなった。
先進設備・システムの追加導入に際し、2つの課題解決が急務に
帯域不足によるトラブル頻発で診療業務にも支障

大阪つつい歯科・矯正歯科
事務長
井戸 克隆 氏
2022年開業当時、最大1Gbps(ベストエフォート)の他社インターネット回線を既に使用していた大阪つつい歯科・矯正歯科だったが、先進設備・システムの新たな導入が急速に進むにつれ、Wi-Fi接続時のインターネット速度(実測値)が10~20Mbpsと低迷。レントゲンやCTの画像が開かない、電子カルテが利用できないといった直接診療に影響が及ぶトラブルが頻発するようになっていたという。さらに、帯域不足の改善が見られない中、2024年初旬には新規の口腔内スキャナ導入が決定。さらなる帯域不足への懸念が増していた。
「当医院では、写真や動画を使ったカウンセリングに力を入れていますが、遅延が発生して診療中に画像が表示できないなどのトラブルが頻発しており、患者様の満足度にも直接影響が出る事態となっていました。また、従業員も時間外にスキャンデータの送受信を行ったり、有線の部屋を特別に設けて作業を行ったり、生産性が下がる働き方になっていました」と語るのは、事務長として経営企画から人事広報、ネットワーク/ITインフラまで、幅広い業務を統括する井戸 克隆 氏だ。
原因切り分けができずトラブルを解決できない
さらに、口腔内スキャナをはじめとする様々な設備・システムをバラバラのベンダから導入し、それに合わせてネットワークを整備してきた結果、問い合わせ窓口が分散し障害発生時に手間と時間を要していた。この状況を解決するべく、確実&迅速にトラブル対応できる体制確立が急務であった。
「当時、ネットワークインフラ全体を把握してトラブルを解決に導くパートナーがおらず、自分1人で調査・決断を下し、インフラ整備を行わなければならない状況に不安を抱えていました。契約先の企業に問い合わせをしてもたらい回しにされ、原因切り分けが進まず、ベンダから言われるままとりあえず再起動して、そのたびに業務が停止し根本的な解決ができない状態でした」(井戸氏)
歯科医療分野に特化したネットワークインフラ構築会社・「NUROアクセス 10G」との出会いで2つの課題を一気に解決
デジタル歯科治療を推進していきたいが、どこをどうしたらトラブルを解消できるか分からず、頼れるパートナーもいない・・・そんな井戸氏を救ったのが、歯科医療分野専門のネットワークインフラ構築会社「Noa Enterprise(ノア・エンタープライズ)」だった。
「院長から『歯科医療分野専門でネットワークインフラ構築をやっている会社がある』と聞いて、まさに私が求めているものだと思いました」(井戸氏)
帯域不足によるトラブルを解決
Noa Enterpriseへ問い合わせたところ、すぐにクリニックで治療設備やネットワークインフラを確認してくれ、現状を説明したところ、「まずはインターネット回線をより広帯域なものにリプレイスする必要がある」とのアドバイスがあった。
バラバラに導入してきた設備・システムによって増大したデータ通信量に対し、圧倒的にインターネット回線の帯域が不足しているとの判断だった。その上で、これまでの実績や経験に基づきNoa Enterpriseが一択で推奨したのが「NUROアクセス 10G」であった。
提案を受けてすぐに「NUROアクセス 10G」を申し込んだ大阪つつい歯科・矯正歯科では、2024年末の開通にあわせ、ルーターやスイッチングハブ、Wi-Fiアクセスポイントなどネットワーク機器もマルチギガ対応の機種にリプレイス。
その結果、ネットワークの遅延が一切なくなり、追加導入した口腔内スキャナを含め、様々な設備・システムをストレスなく利用できるようになった。
トラブル解決の体制が確立
さらにNoa Enterpriseとは、インフラ全般の監視や障害発生時の一次切り分けなどを含む保守サービスを契約。ネットワークインフラ全般に関する問合せ窓口を一本化し、万が一トラブルが発生した場合は、Noa Enterpriseに連絡すれば、歯科医ネットワークに関する豊富な知見に基づく対処方法や問い合わせ先など適切なアドバイスが得られ、迅速に解決できる体制を実現した。障害対応時間は体感で6割削減の成果があったという。
結果、Noa Enterpriseとの出会いによって、2つの課題が一挙に解決されることとなった。

「NUROアクセス 10G」の広帯域を活かし、デジタル歯科をさらに推進
より高次元のデジタル歯科治療に対応するネットワークインフラを手に入れた大阪つつい歯科・矯正歯科。引き続き治療設備・システムの追加やアップデートを進める計画だが、それにともない新たな課題が浮上する可能性がある。
すでに、近い将来IPアドレスが不足する状況が見えてきており、サブネットマスク設定の変更などの対応を順次進めていく予定だ。
このほか、CTやレントゲン、口腔内スキャナやカメラなどの高解像度化によるデータボリューム肥大化の対策も必要となってくるため、全ての設備・システムが遅延なく利用できるよう、帯域割り当てなどのきめ細かな対応が求められる。大阪つつい歯科・矯正歯科では、引き続きNoa Enterprise と相談しながら、「NUROアクセス 10G」の広帯域を活かしネットワークインフラの最適化を図っていく考えだ。
Noa Enterprise 担当領域

Noa Enterprise
歯科医院に特化したネットワークインフラ構築のプロフェッショナルチーム。
最新の技術と豊富な経験を活かし、ネットワーク不具合の調査・改善、防犯カメラの設置、LANケーブルの敷設工事など、幅広いサービスを提供している。
https://noa-enterprise.net/
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