全拠点を集約する本社回線がボトルネックに
「NUROアクセス」導入により、
社内で「問い合わせ」が起こるほど速度が改善
東京産業株式会社様
卸・商社 ネットワークを見直したい 100-500名
- 課題テーマ
-
回線のパフォーマンス改善
- ご契約サービス
全国17の拠点を展開する同社では、各拠点から本社経由でインターネット接続を行っている。通信量が増えるにつれて本社側の回線がボトルネックになってしまい、拠点のインターネット利用が不安定な状況が続いていた。
様々なキャリアを試しても思った成果があがらなかったが、本社側の回線に「NUROアクセス スタンダード」を導入したところ、一気に解決。その成果をうけ、人数が多い拠点から順次「NUROアクセス」への切り替えを進めている。
お客様プロフィール
- 会社名
- 東京産業株式会社様
- 本社所在地
- 東京都千代田区
- 設立
- 1942年4月16日
- 資本金
- 3,443,284,858円
- 導入前の課題
-
- 全国拠点からのインターネット接続が集中する本社の帯域が足りず、接続が不安定に
- 事業者の対応が遅く、課題解決に時間が掛かってしまっていた
- 導入後の効果
-
- インターネット接続の速度が大幅に改善
- 事業者側のスピーディーな対応により、業務がスムーズに
インタビュー
機械系総合商社として、電力事業から環境・エネルギー事業まで幅広く展開
発電設備やプラント設備、工作機械などを手がける機械系総合商社である東京産業株式会社。グローバル展開も積極的に推進しており、ODA(政府開発援助)の海外インフラ案件にも参画するなど、新たな挑戦を進めている。近年では大規模メガソーラーによる太陽光発電や、バイオマス発電の燃料供給などに注力し、創立80周年を迎える2027年に向けた長期計画として「環境・エネルギーに強い機械総合商社」を目標に掲げている。
日本国内においても全国17拠点を展開する同社だが、以前から拠点のインターネット接続が不安定な状況が続き、大きな課題となっていた。
「全国の拠点は、本社を経由してインターネットに接続する構成をとっています。しかしメールの利用など、本社でのテストでは問題ないにも拘わらず、拠点ではメールを開くのに数分かかるなど、ひどく遅延が発生する状況が続いていました」と話すのは、同社企画本部 情報システム室 室長 横田 勇二 氏だ。
本社回線がボトルネックになり、拠点のインターネット接続が不安定に
社員からの改善要望も多く寄せられており、ネットワークの改善は喫緊の課題になっていた。横田氏は様々なインターネット接続サービスを試したものの、なかなかトラブルは減らなかった。
「苦労して全面的にメイン回線を違うサービスに切り替えたのに、どうにも遅いことがありました。改めて調査したら、メイン回線がトラブルでまったく使えておらず、サブ回線のADSLで接続していた、ということもありました」(横田氏)
最終的には、全社で一斉にトラブルが発生しないよう、中部・九州などエリアごとに異なるキャリアの回線を採用したが、「なんとか安定稼働している」という状況だった。
そのなかで、同社はメールをMicrosoft 365に切り替えることに。Outlook on the web(OWA)で利用するため、さらなるインターネット通信の増加が見込まれる事態となった。
「事業の中核を担うシステムはオンプレミスで運用するものの、勤怠管理や経費精算などはクラウド化する方針ですでに進めていたため、インターネットのトラフィックがかなり増加していました。社員からは相変わらず『遅い』という声があがっており、改善は急務でした」(横田氏)
特に本社における、拠点からの“入口”回線がボトルネックに。拠点から出ていく際にはある程度の速度があるにもかかわらず、本社への入口で遅延が発生し、データセンターへのアクセスだけでかなり時間がかかってしまう状況だった。
「NUROアクセス」導入により、
社員が驚きのあまり異例の「社内問い合わせ」を行う結果に
そのなかで、候補にあがったのがNUROアクセスだった。
「以前も1度話を伺ったことがあり、当時は関東圏のみしか使えないことがネックで導入を見送っていました。しかし改めて『NUROアクセス』のスペックが必要だと感じ、遅延解消のために、まずはボトルネックとなっている本社の“入口”回線を切り替えることにしました」(横田氏)
この導入を後押ししたのが、営業担当の迅速かつ、力強い対応だった。
「ほかのキャリアでは担当営業が次々に変わり、連絡が取れなくなってしまったこともあったのですが、ソニービズネットワークスの営業は問い合わせや質問にもスピーディーに回答いただき、信頼できると感じました。『まずは試しに導入していただいて、ダメだったら解約いただいて大丈夫です』とご提案いただいたこともあり、スムーズに導入を決められました」(横田氏)
導入にあたっては全拠点のルーターを設定変更しなければならず、横田氏自身が全国に出張して対応。苦労はあったが、その効果も大きかった。
「これまではキャリアやサービスを変えて『これで速くなっただろう!』と思っても、社員は『どこが変わったの?』といった反応ばかりでした。しかし『NUROアクセス スタンダード』に変えた時だけは、こちらから伝えていないのに『すごく速くなったけど、何があったの?』と、初めて問い合わせがありました。これまでもっと高額なサービスを使っても効果がなかったので、この価格でこれだけの速度が出ることに驚いています」(横田氏)
本社での導入実績をもとに一部拠点へ展開、
さらにコロナ禍で新設したサテライトオフィスにも導入
本社で大きな効果が得られたこと、また「NUROアクセス」の提供エリアが拡大したことから、モデルケースとして一部の事業所にも「NUROアクセス スタンダード」を導入。
「これらの拠点でもトラブルはなく、あるのは『速くなった』という報告ばかりです。明らかに、目に見えるほどの効果が出てきます」(横田氏)
その後、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年3月からは全社的に在宅勤務へ移行。さらに、特に東京都内での感染が拡大していたことから、近隣県から都内への長時間通勤を避けるため、埼玉・神奈川・千葉にサテライトオフィスを新設した。紙ベースの資料も多く、機密を守るためにシェアオフィスではなく自社専用のオフィスを新設しており、神奈川オフィスにも「NUROアクセス」を導入することに。
「コロナ禍での導入だったこともあり、かなり時間がかかってしまいましたが、導入後は快適に利用できています。現在サテライトオフィスは、安全に、かつスピーディーに業務を行う為の重要な核となっています」(横田氏)
テレワークの継続・増加を見据え、さらなる回線増強を目指す
パンデミック対応とは別に、働き方改革の一環として社内規定を見直す話も出ており、今後もテレワークは継続する予定だという。こちらにあわせて、社員自宅からの接続方法見直しのほか、本社の“出口”回線増強も検討している。
「勤怠管理や経費精算などのクラウドサービス導入や、DNSや資産管理・セキュリティツールをAWS上に構築するなど、クラウド利用が増えています。またWindowsの大型アップデートへの対策としても“出口”回線の改善は必須です。現状はサブ回線をWindows Update専用にし、物理的に分散することで回線のひっ迫を避けていますが、対策を模索中です。こういった回線には広帯域が必要になるため、『NUROアクセス』にもより広い帯域なサービスが登場しないかと期待しています」(横田氏)
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