VPN接続速度が40Mbps⇒800Mbpsに劇的改善
輻輳を排除し、ストレスフリーの本社システム利用を実現
株式会社TBグループ様
ビジネスサービス ネットワークを見直したい 100-500名
- 課題テーマ
-
拠点間VPNの高速化・コストパフォーマンス最適化
- ご契約サービス
同社ではここ最近、会社全体の通信トラフィックが急増したことで回線サービスのパフォーマンスも徐々に低下。時間帯によっては、業務もままならない状態に陥っていたという。こうした課題を解消するため、VPNルーター、およびインターネット回線のリプレイスへと踏み出した。長年利用していたサービスから、「NUROアクセス スタンダード」に切り替えた理由やメリットについて伺った。
お客様プロフィール
- 会社名
- 株式会社TBグループ様
- 本社所在地
- 東京都文京区
- 設立
- 1946年11月
- 資本金
- 8億円
- 従業員数
- 連結150名、単体48名(2021年3月現在)
- 事業内容
- LED照明&ECO事業・デジタルサイネージ事業・電子マネーおよびストアオートメーション事業
- 導入前の課題
-
- エリアや時間帯により輻輳(ふくそう)が発生し、地方拠点から本社システムへの接続時にストレスを感じていた
- 会社全体で通信トラフィックが増大し、利用する回線サービスのパフォーマンスが低下していた
- 導入後の効果
-
- 「帯域確保型」回線へのリプレイスにより、輻輳の影響もなく快適なVPN利用環境を実現
- より安定した通信環境を担保しつつ、回線サービスの月額コストを削減
インタビュー
輻輳と業務ピークが重なり、VPN利用に多大なストレス
1946年に創立し、株式会社TOWAなどグループ企業4社を傘下に、LED照明&ECO事業・デジタルサイネージ事業・電子マネーおよびストアオートメーション事業、ホテル宿泊事業など幅広いビジネスを展開する株式会社TBグループ。文京区本郷の本社のほか、グループ企業の拠点を含む全16拠点のネットワークインフラを管理するのは、同社 情報システム室 藤倉 俊一 氏だ。
「ネットワークインフラについては、オフィスコンピュータを専用線+モデムで利用するインターネット黎明期からずっと私が担当してきました。現在は、全拠点におけるITシステム全般を3名体制で管理しています」(藤倉氏)
現在、拠点間はVPNで接続され、本社内に置かれる基幹系システム(サーバー)などにアクセス。本社ファイアウォールを介してインターネットに出る、”本社集中型”のネットワーク構成となっている。
拠点間VPNについては、小規模11拠点はすべてある一社のインターネット回線を利用。一定以上の帯域を必要とする中規模5拠点では、輻輳を回避しようと何度かサービスを乗り換えてきた結果、複数ベンダの回線サービスが混在している状態に。そして近年ふたたび、加速度的なトラフィック増大による問題が顕在化しつつあった。
「サービスによっては、特定の時間帯に帯域が混雑してシステム利用のレスポンスが悪くなる傾向がありました。システムが本社に集中していることも原因のひとつではありますが、これが業務のピークに重なることで、現場のストレスが大きくなってしまうことが課題でした」(藤倉氏)
VPNルーターの更新を機に、本社⇔拠点間VPN回線をリプレイス
「1契約で2用途分」使えることが、大きなコストカットに
もともと本社および各拠点には、それぞれ「ビジネス向け回線+VPNルーター」が導入されていた同社。ただ、今後のトラフィック増加を見越すと、現状のままでは業務が滞ってしまう可能性が高い。
そこで全拠点のVPNルーターの順次更新を機に、インターネット回線側もより広帯域なサービスへのリプレイスを検討することに。その結果、同社が選定したのが「NUROアクセス スタンダード」であった。
「個人向けインターネット回線『NURO 光』も、存在を知ってすぐ自宅に導入しました。当初どこの会社のサービスかは知らなかったのですが、電話回線も一本化できる点や料金プランも大変気に入りましたし、品質も良いのが魅力的でした。そうした経緯もあり、会社でも広帯域な回線を…となった時点で『NURO』の法人向けサービスなら間違いない、と確信してソニービズネットワークスへ問合せました」(藤倉氏)
選定のポイントのひとつは、同社の課題であった「トラフィック」の劇的な改善が見込める” 下り最大2Gbps/上り最大1Gbps”という広帯域である。それだけに留まらず、1回線分の契約で動的IP(DHCP)+固定IPが標準提供され、実質2回線分利用できることによる「月額利用料金のコストダウン」も大きな決め手となったという。
「以前は業務用回線のほか、”社内フリーWi-Fi専用”として、ビジネス向け回線を1本導入していました。ただ『NUROアクセス』は1本で業務環境・社内フリーWi-Fi環境をどちらも整えることができたので、本社と中規模2拠点分、計3本のビジネス向けを解約し、コストカットすることが出来ました。
さらに驚いたのは、『NUROアクセス』に集約した業務環境と社内フリーWi-Fi環境、それぞれの通信速度がアップしたことですね。スマートフォンでのWeb会議・業務アプリの利用が増えてきたなかで、これは大変嬉しい効果でした。」(藤倉氏)
「NUROアクセス スタンダード」導入により、40Mbps⇒800Mbpsの改善を確認
VPNルーター・インターネット回線のリプレイスにより、月額のコストを削減しつつ、快適なVPN利用環境を実現した同社。
「平日の業務時間内に、『NUROアクセス スタンダード』にリプレイスした本社⇔中規模2拠点間でスピードテストを実施したところ、いずれも800Mbps近く出ていて驚きました。以前は40Mbps程度だったことを考えると、劇的な変化です。VPNでこの数字ですから、最初は何かの間違いと思いました」(藤倉氏)
拠点間通信の高速化を礎に、クラウド活用・DX推進を計画
拠点については、基本的に全国で同一の回線サービスを利用のうえ、ネットワークを構築してきた同社。
今後の方針としては、さらなるトラフィック増加も想定し「拠点ごとの最適化」を図りながら、柔軟なサービス導入も検討したいという。今回の「NUROアクセス スタンダード」の導入は、その流れのひとつであった。
「実は本社には、『NUROアクセス』以外にもう1社、他キャリアのVPN接続サービスも導入しています。今回のリプレイスでもちろんそのキャリアも検討しましたが、コストパフォーマンスの差が圧倒的でした。また、複数社の回線サービス利用により冗長化できるメリットも考慮し、やはり『NUROアクセス』が良い、という結論に至りました」(藤倉氏)
中規模拠点のうち、2/5拠点は『NUROアクセス スタンダード』にリプレイス済みだが、残る3拠点は、『NUROアクセス』のサービス提供エリア外であったり、個別の要因があったりと、それぞれ別の回線サービスを利用している。同社としては、これらの課題が解決されれば、順次「NUROアクセス スタンダード」へのリプレイスを進める考えだという。
「主要システムが本社にあり、拠点のインターネットアクセスもすべて本社経由となる以上、どうしても本社にボトルネックが発生しがちです。『NUROアクセス』の導入で拠点間通信の高速化を実現した暁には、次のステップとして、IaaS利用によるクラウドシフトや、本社を経由しない拠点からのクラウド利用にもチャレンジすることで、DXの取り組みを一層加速したいと考えています」(藤倉氏)
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