タブレット100台の導入に帯域保証型回線を採用
フジモリ産業株式会社様
卸・商社 ネットワークを見直したい 100-500名
- 課題テーマ
-
コスト削減
- ご契約サービス
お客様プロフィール
- 会社名
- フジモリ産業株式会社様
- 本社所在地
- 東京都品川区東五反田
- 設立
- 昭和26年3月2日(1951年)
- 資本金
- 3億320万円
- 従業員数
- 188名(2013年4月現在)
- 事業内容
- プラスチック原料・製品並びに関連機械の国内販売及び貿易
建築・土木工事用資材の製造・販売並びに工事
- 導入前の課題
-
- ベストエフォート型回線に不安があった
- 大量のタブレット導入に伴うVPN接続のパフォーマンス低下が懸念されていた
- タブレット導入に伴う既存のネットワークへの影響は排除したかった
- 導入後の効果
-
- 帯域保証型回線の導入により安定した通信環境を実現できた
- 大量のタブレット導入によるネットワークのパフォーマンス低下を回避できた
- 将来の事業拡大に備えたデータセンター・基幹システムへの増設ビジョンができた
インタビュー
NUROアクセス導入で基幹ネットワークの刷新を図る
フジモリ産業は東京・品川に本社を置き、札幌と仙台、名古屋、大阪、福岡に営業拠点を設け、茨城県石岡市と和歌山県橋本市に工場を持つ企業である。1951年にアスファルト製の床材を販売することからスタートし、現在では化成品事業と建材事業、土木事業、国際事業を密接に連携させるビジネスを展開している。
同社は、従来、データセンターと本社オフィスを結ぶVPNとして他キャリアの回線サービスを利用していた。本社とデータセンターを結ぶ基幹ネットワークは100Mbpsの「ベストエフォート型」の回線であり、将来の事業展開を考えると帯域に不安があったという。そのため、帯域保証型回線サービスの「NUROアクセス プレミアム」を導入し、基幹ネットワークを刷新する計画を立てたのだ。
「NUROアクセス プレミアム」には、30Mbpsの帯域を保証するものと50Mbps保証するものがあるが、同社では前者を利用することを考えていた。利用中の回線サービスよりも帯域が広くなり、コストは安くなるため、本サービスの導入はすぐに決まった。通信速度と料金だけでなく、420Gbps超のバックボーンを確保している点も評価したという。
しかし、本社側の回線として導入した際には、回線を切り替える際に発生するさまざまな設定変更作業等が多かったために、作業を一旦ペンディングすることにした。つまり、回線として開通はしているが、使用していないという状態が一時的に発生していた。
タブレットの大量導入でNUROアクセス プレミアムを活用
そうした中、フジモリ産業では、営業社員を中心にタブレットを100台導入することを決定した。これまで同社では、営業部の社員が外部で業務を行う際にはPCを持ち歩かせていた。しかしここ最近、多くの社員がスマホを持ちだすようになると、「タブレットを導入する機が熟した」という経営層の判断も後押しとなり、全員に配布することが決定したのだという。
しかし、大きな懸念があった。それは現在インターネットへのアクセス回線として使用している回線に、タブレット100台のアクセスが集中した場合、ネットワークの帯域を圧迫してしまい、他の業務で使用しているPCのメールやweb閲覧等に支障が出てしまうという懸念だ。
そこで、再浮上してきたのが、契約していた「NUROアクセス プレミアム」を活用することであった。本回線を、タブレット専用のインターネットアクセス回線として利用することにしたのだ。
また、タブレットから基幹システムへアクセスする場合には同回線を使用し、リモートVPNで基幹にアクセスするようにした。このようにタブレット用の回線として、「NUROアクセス プレミアム」を活用することで、既存のネットワークへ影響を与えないように運用を進めることが可能になったのである。
タブレットで実測500~600Mbps以上のスピードに一同驚き
「NUROアクセス プレミアム」の導入により、タブレットを通じたネットワークの速度は、実測で500から600Mbps以上にもなった。開通してから行ったスピードテストは、同社にとって非常に衝撃的なものであった。特に容量の大きいデータのダウンロードは、かつてないスピード感であったという。Androidタブレット端末のセットアップを自社で行った際にも、8~10台を同時にセットアップしても回線速度はまったく落ちず、ストレスなく作業を進めることが出来たという。
タブレットを導入した効果は、単に社内ネットワークの増強だけではなかった。業務の効率化、ペーパーレス化が推進され始めたのだ。同社の営業社員にとって、製品カタログは必須の持ち物であった。製品の立体図や図面などの画像データが大量に組み込まれたカタログをタブレットの中に格納することで、時間や場所を選ばない気軽な参照が可能になった。また会議の際には、「関連資料がここにあるから」とファイルサーバーにアクセスして検索を促すなど、ペーパーレス化につながる効果も出てきている。
このように、明らかに営業社員を中心に、働き方、仕事に対する機動力が上がったことが、同社にとってより嬉しい効果のひとつであった。PCと違い、鞄の中から取り出してすぐに作業にかかることができるタブレットの活用が軌道に乗っているのも「NUROアクセス プレミアム」を導入していたことが大きかったという。
他拠点でもNUROアクセスをもっと活用していきたい
導入実績がまだ多くない「NUROアクセス」を採用することに不安はなかったのだろうか。この問いに対して同社は、「親会社のソニーネットワークコミュニケーションズは長年、ISPとして数多くの実績を積んできた企業であり、その子会社ということでまったく心配していなかった」と考えていたという。
今後の展開については、「NUROアクセスのパフォーマンス・コストにはとても満足できたため、次はどんどん活用を進めていくタームである」としている。そのためには回線だけではなく、スマートフォンと連携させるなどといった、新しいソリューションも必要になってくる。
また、NURO Bizのサービスエリアの拡大も、同社にとっては待ち遠しい展開である。データセンターでも「NUROアクセス」が使えるようになれば、基幹ネットワークの刷新など、さらに業務体制を整えることが出来るからである。Androidタブレット端末の導入で、営業担当者などの業務の効率化を実現したフジモリ産業。それを実現させたサービスとして、「NUROアクセス」は高く評価されている。
- ※本ページの内容は2013年12月時点のものです。
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