株式会社エーシーサービス様

エイブルグループのIT戦略見直しに向け
「NUROアクセス 10G」で最高のPoC環境を構築

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課題テーマ

ネットワークの強化&最適化

ご契約サービス

NUROアクセス 10G
NUROアクセス 2G

DX推進による競争力UPを目指す企業にとって、継続的な見直しやアップデートによるICTインフラの強化は不可欠だ。不動産賃貸業大手 株式会社エイブルを擁するエイブル&パートナーズグループ(以下、エイブルグループ)においても、グループ各社や全国437※1の直営店をつなぎ、従業員3,706名※2が利用するネットワークインフラの強化&最適化を進めている。その取り組みを牽引するのが、グループの一員として保険など不動産仲介に伴う付帯サービスを提供する傍ら、グループ全体のシステム関連業務を統括する株式会社エーシーサービスだ。同社 情報システム部門の責任者に、「NUROアクセス」導入の経緯や選定理由などを伺った。

  • ※1 2024年2月1日現在、※2 2023年10月31日現在

お客様プロフィール

会社名
株式会社エーシーサービス
本社所在地
東京都港区
設立
1996年12月
資本金
2億2,000万円
従業員数
55名(2020年11月1日現在)
事業内容
損害保険代理事業、生命保険募集事業、住宅設備に関する保証事業、システム関連事業、旅行事業
URL
https://www.acservice.co.jp/
導入前の課題
  1. 1年に数回にわたり実施するオーナー向けイベントのストリーミング配信を、年々増加する帯域に合わせ安定した環境で実施する必要があった
  2. DX推進などを含む全社ネットワーク・セキュリティ環境の最適化に向けて、高品質な検証環境を用意したかった
導入後の効果
  1. 配信用の回線を「NUROアクセス 2G」にリプレイスすることで、安定性を向上しつつコストを削減
  2. 「NUROアクセス 10G」の導入により、高品質な通信環境下でネットワーク・セキュリティ構築の検証を実施

ご契約サービス

NUROアクセス 10G

高コスパの帯域確保型上下最大10Gbpsサービス

NUROアクセス 2G

クラウド時代を支えるインフラのスタンダート回線

インタビュー

IT戦略の見直しによる「グループ全体のファシリティ最適化」がミッションに

株式会社エーシーサービス様
システム統括部
エグゼクティブアドバイザー
金岩泰樹 氏

エイブルグループでは、約500にものぼる拠点をつないだグループWANを利用して、データセンターを含む大規模な拠点間通信環境を構築。さらにこれらとは別に、社内外に向けてコンテンツ配信を行う環境を整備することで、社内研修にかかわる動画配信や、多くの著名人を起用した業界最大級のイベント『全国オーナーズフェスタ』を含む、不動産賃貸業に関わる方へ向けたストリーミング配信などを行っていた。

そんななか、2022-2023年頃にグループ内で持ち上がったのが「IT戦略の見直し計画」だ。クラウド利用の増加やBCP対策の実施、またこれらを安全に運用していくためのセキュリティといった観点から、部分最適ではなく、より最適な環境を求めた全体最適を中心としたITシステムの改善を推進することが決定した。
「ネットワークの構築にはさまざまな機器やサービスが関わってきますが、それらを選ぶ際に大切なのは『どこで品質を重視し、どこでコストを重視するか』を見極めることです。すべて高額なものを選べば良い、という訳ではないので、全体を俯瞰したファシリティの最適化が要視なミッションでした」と語るのは、同社 システム統括部 エグゼクティブアドバイザーを務める金岩泰樹氏だ。

同社の見直し計画においては、大きく2つの作業が進められることとなった。
ひとつはコストの見直しに向けた、利用サービスの洗い出し。そしてもうひとつは、PoC環境を用いたIT戦略の再検討だ。

棚卸により発覚した”非効率”な配信用回線4本の契約を
「NUROアクセス 2G」1本にリプレイス

コストの見直しにあたっては、同社がコンテンツ配信用に契約していたインターネット回線が争点のひとつとなった。
「特に『全国オーナーズフェスタ』は多くのお客様が視聴する大切なイベントですので、ある程度コストをかけて“安定した配信環境”を用意する必要があります。ただ当時、冗長用も含めると4本の回線(うち1本は法人向けの帯域保証が付いたプラン)を契約しており、ルーター保守費用なども含めると毎月20万弱ほど。これらはトータルの利用率が低く、また陳腐化も進んでいることを考慮すると、かなり高額で非効率という判断をせざるを得ませんでした」(金岩氏)

また品質面においても、年々コンテンツのリッチ化が進み必要帯域が増加するなか「現環境では、安定した途切れない配信を担保することが難しい」という全社の共通認識があり、急いで配信用回線のリプレイスが進められることになったという。

リプレイスにあたっては、複数社の提案を比較検討のうえで厳密なスコアリングを実施。その結果2023年8月に導入を決定したのが「NUROアクセス 2G」であった。
「回線は価格ではなく品質で選ぶべき」という判断軸のもと、グローバル企業のCIO経験含め20年以上のIT業務経験を持つ金岩氏が評価したのは、拠点のロケーションと「NUROアクセス」の“親和性”だという。

「『NUROアクセス』はダークファイバー+伝送規格『G-PON』によるサービスを都市部に絞って提供しています。都市部を中心に拠点を展開する当社に本サービスがフィットするのは明らかでしたし、この品質を踏まえて戦略的な価格設定を行っていることも魅力的でした」(金岩氏)

この回線のリプレイスにより、配信用回線の通信速度が30~40Mbps程度⇒870Mbps前後と大幅に向上。また月額料金についても、以前の1/10程度になったことで、通信の安定性、およびコスト面で大幅な改善に成功したという。
ネットワーク構成図イメージ

「NUROアクセス 10G」で最高品質のPoC環境を構築
将来に向け、実現可能なIT戦略の検討を進める

同社では見直し計画の2つ目として、現在「PoC環境を用いたIT戦略の見直し」を進めている。
この環境には、先立って導入した「NUROアクセス 2G」の使い勝手の良さを評価したうえで、さら高品質な環境下で検証を進めることを目的に「NUROアクセス 10G」を採用したという。

「ローカルブレイクアウトなど”トラフィックを制御・管理するアプローチ”が主流になりつつある一方で、立地や規模、利用手段などが異なる拠点に同じサービスを導入するのはITコストの観点から見てもやや非合理的です。要件に合わせて拠点ごとの最適化を、ひいてはグループ全体という観点からの最適化を図っていくために、まずは『NUROアクセス 10G』を用いて“最高級な環境下で実現できること”の検証を進めている段階です」(金岩氏)

「NUROアクセス 10G」のスピードテストの結果では、機器整備の関係で1Gbpsの環境下ではあったものの900Mbps前後を計測。「NUROアクセス 2G」に月額5,000円ほど追加すれば利用できるというコストパフォーマンス、そして安定的なレスポンスの高さに、まずは導入自体の成功を確信しているという。

「マルチクラウド」を基軸に、さらなるネットワーク最適化に着手

これまで現環境の見直しや、新環境に向けたPoCを進めてきた同社。今後はこれらの材料をもとに、いよいよグループWANを含むネットワークインフラ全体のアップデート・最適化を進める計画だという。

「マルチクラウド接続やアクセスルートの再編によるBCP強化など、ビジョンを持って将来のネットワークインフラを再設計するなかで、今回導入した『NUROアクセス 2G/10G』をどのように組み込んでいくかがひとつのポイントになると考えています。そのほか『NURO Biz』サービスの活用も視野に、ネットワーク・セキュリティも含めた多岐に渡るサポートを期待しています」(金岩氏)

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