DR対策ソリューション

企業ごとの要件、ダウンタイム/データ損失の許容度にあわせて
AWSでのDR構成や環境構築をサポート

構成の提案からネットワークまで、AWS上でのDR対策をワンストップサポート

さまざまなメリットがあるAWSですが、「可用性・信頼性が高い構成を容易に実現できること」もそのひとつ。ただ、具体的にどのように構成するかは利用者自身で検討する必要があります。システムごとに許容できるダウンタイムなどの要件にあわせて構成を検討することになりますが、どのサービスを利用して、障害時にどうリストアするのかまで考慮して進めるとなるとハードルが高いと感じる企業も多いのではないでしょうか。

ソニービズネットワークスでは、「DR対策ソリューション」として、要件にあわせたDR構成の提案から環境構築、必要なネットワークの提供までワンストップで支援。監視などの運用や、障害時のリストア方法まで考慮した提案・サポートをおこないます。

AWS上のDR対策に関する課題

① システムごとに必要なDR対策を、最適なコストで実現したい

DR対策では一般的にRTO(※1)、RPO(※2)の2つを基準に、「どの程度のダウンタイム/データ損失を許容できるか」にあわせて構成を検討します。もちろんシステムごとに求められるレベルは異なり、要件を満たせない構成では問題がありますが、要件に対してオーバースペックな構成もコストの無駄になりかねません。システムごとに必要十分で最適な構成を検討する必要があります。

  • ※1 Recovery Time Objective、目標復旧時間。障害発生後、どのくらいの時間での復旧を目指すかを定める指標
  • ※2 Recovery Point Objective、目標復旧地点。障害発生時にどの時点のデータまで復旧できるようにするかを定める指標

② AWSのリージョン障害に対策したい

一般的にDR対策では台風・地震など自然災害への対策を検討しますが、AWSなどの障害対策も必要に。リージョン障害によりシステム・サービス停止に陥るリスクもあり、DR対策の一環として検討するケースが増えています。

③ 障害時の切替やリストアなどの運用が難しい

バックアップデータを別サイトに保管したり、DR用の環境を整えたりしたとしても、万が一障害が発生した際にスムーズにリストア・切替できなければ意味がありません。このような運用手順まで含めて整備するとなると、さらにハードルが高くなります。

④ DR用リージョンまでのネットワークをどう整備すべきか悩ましい

一般的に業務システムをAWS上に構築する場合、オフィスからAWSまでAWS専用線接続サービス「AWS Direct Connect」などのセキュアなネットワークで接続します。「AWS Direct Connect」は特定のリージョンに接続するため、切替後のリージョンに接続するネットワークを別途用意する必要がありますが、「セキュアなネットワークは必須だが、平常時は利用しない環境にあまりコストをかけられない」と悩むケースも見られます。

「DR対策ソリューション」で解決

DRアーキテクトの提案から、環境構築までサポート

AWSは、複数のリージョンを用いたマルチリージョンでのDR対策の推奨構成を公開しています。RTO・RPOの長さにあわせて4つのパターンがあり、基本的にRTO・RPOが長いほどコストが低く、RTO・RPOが短いほどコストが高くなります。

ソニービズネットワークスでは、これらをベースにお客さまの要件にあわせたDR対策を実現します。AWSに精通した専任エンジニアが、既存システムのサーバ・データベース構成や用途、求められるRTO・RPO、コスト要件などを踏まえて最適な構成を提案。必要なAWS環境の構築までおこないます。

AWSのDR対策 4つのパターン

コスト低・RTO/RPO長いものから順に、バックアップ・リストア(復旧まで時間単位でかかってもよいケースに)、パイロットライト(10分程度で復旧したいケースに)、ウォームスタンバイ(復旧まで数分しか待てないケースに)、マルチサイトactive/active(リアルタイムで復旧したいケースに)

  • バックアップ・リストア:障害発生後にリソースを作成、バックアップデータからリストア(復旧)する方法。比較的優先度の低いシステムにお勧め。
  • パイロットライト:データはリアルタイムで同期するが、各種リソースは障害発生後に作成する。
  • ウォームスタンバイ:データのリアルタイム同期に加え、リソースも通常より小規模ながら稼働させておく。ビジネス上重要度の高いシステムなどに有効。
  • マルチサイト active/active:常時マルチリージョンで同規模のシステムを稼働させることで、ダウンタイムゼロを目指す。ミッションクリティカルなシステムに対応。

●4つのパターンについて詳しく解説したホワイトペーパーはこちら

効率的な運用をサポートする「クラウドポータル」

DR対策では運用面も重要になりますが、ソニービズネットワークスではその点についてもサポート。AWS導入運用支援サービス「マネージドクラウド with AWS」で標準提供するAWS運用管理・自動化ツール「クラウドポータル」では、分かりやすい画面と簡単な操作でAWS運用を効率化。Amazon EC2やAmazon RDSなど各種環境の監視に加え、スナップショットの別リージョンへの転送やリストアなどの機能を搭載し、いざ障害が発生したときに困らない運用を実現します。

AWS運用管理・自動化ツール「クラウドポータル」の詳細はこちら

切替先に接続するネットワークまでワンストップで提供

ソニービズネットワークスでは東京リージョンに加えて、大阪リージョンへの「AWS Direct Connect」接続も対応。このほか、切替先ではコストを抑えてVPNで接続するなどの提案も可能で、切替先リージョンへのネットワークまでワンストップで提供します。

サービス概要

利用料金

個別見積もりとなります。詳細はお問い合わせください。

提供条件

「マネージドクラウド with AWS」の契約が必要です。

ご利用の流れ

お申し込み

ヒアリング:現状のシステム構成や、DR対策の要件(求められるRTO・RPO)などを伺います

構成のご提案・確定:AWS環境での構成、運用などについて提案します。構成によって、アプリケーション側での対応可否をご確認いただく必要があります。

ネットワーク環境構築(オプション):必要に応じて「AWS Direct Connect」の整備、VPN接続のための機器手配・設置などをおこないます。

AWS環境の構築:「AWS導入支援サービス」の各種メニューを活用し、必要な環境を構築します。

アプリケーションの構築:AWS上でのアプリケーション構築はお客さまにてご対応ください。

運用開始

ホワイトペーパー

DR対策の基本から、AWSにおけるDR対策の全体像、考慮すべきネットワークまでをまとめたホワイトペーパーをご用意しました。AWSにおけるDR対策4つのパターンについても構成や特長などを詳しく解説します。

ホワイトペーパーダウンロードはこちら