株式会社ティーケーピー様

実測値950Mbpsの「NUROアクセス」活用で
新たなニーズに対応した貸会議室サービスの展開に成功

株式会社ティーケーピー様

ビジネスサービス ネットワークを見直したい 1,000-10,000名

課題テーマ

通信速度と安定性の向上・改善

ご契約サービス

NUROアクセス 2G

2005年の設立当初より、貸会議室/レンタルスペースとインターネットの組み合わせの可能性を予見し、TV会議/Web会議や配信などオンラインサービスに注力してきた株式会社ティーケーピー。自社拠点(貸会議室/レンタルスペース)には大手通信会社の光回線が導入されているが、エリアによっては特定の時間帯に輻輳(ふくそう)が発生し、極端に通信速度が低下。Web会議や配信を行う際、映像・音声が乱れるトラブルも発生していた。

そこで「NUROアクセス スタンダード」を追加導入することで、輻輳の問題を一気に解消。回線冗長化による可用性向上も実現した。結果的に、コロナ禍で急増した“オンラインを活用した貸会議室/レンタルスペース利用”といったニーズを取り込むことにも成功しているという。

お客様プロフィール

会社名
株式会社ティーケーピー様
本社所在地
東京都新宿区
設立
2005年8月
資本金
124億円(2021年2月末現在)
従業員数
1425名(2021年2月末現在)
事業内容
フレキシブルオフィス事業、ホテル・宿泊研修事業 など
URL
https://www.tkp.jp/
導入前の課題
  1. 既存回線は、エリアや時間帯によって輻輳が発生。
    貸会議室の運営に支障が出るケースも
  2. コロナ禍で、設備面&提供サービス面における”オンライン需要”への対応が急務に
導入後の効果
  1. メイン回線を「NUROアクセス スタンダード」とすることで、
    高速&安定的な通信環境を実現
  2. ネットワーク強化により競争力が大幅に向上し、全国で年間2,000件近くの
    オンライン利用を達成

ご契約サービス

NUROアクセス 2G

クラウド時代を支えるインフラのスタンダート回線

インタビュー

レンタルスペース✕インターネットの可能性を予見し、
早くからオンラインサービスに注力

“空間再生流通企業”をコンセプトに、全国427施設にて貸会議室・レンタルスペースを展開する株式会社ティーケーピー。2019年にはレンタルオフィス最大手「日本リージャスホールディングス株式会社」を子会社化するなど、コロナ禍で需要が急速に拡大する短中期オフィス事業にも進出。特に近年は、主力の貸会議室/レンタルスペースにおいても、オンライン会議や配信などのニーズが急増しているという。

同社では2005年の設立当初から、”貸会議室/レンタルスペース×インターネット”の需要を予見し、社内に専門の部署を設置。貸会議室/レンタルスペースを利用したオンライン会議や配信など、企業のオンライン活用を支援する「テレビ会議ネット」というサービスを提供している。

株式会社ティーケーピー様サービスイメージ
株式会社ティーケーピー様サービスイメージ
株式会社ティーケーピー オペレーション営業部 音響サービス課 課長 大野 一馬 氏の画像
株式会社ティーケーピー
オペレーション営業部
音響サービス課
課長 大野 一馬 氏

「テレビ会議ネット」は、TV会議/Web会議やウェビナー/イベント配信における会場手配~現場オペレーションまでをトータルプロデュースするサービスです。カメラマンや音響/映像オペレーターなど、現場スタッフはすべて弊社社員で構成し、全国6支店にそれぞれ専門のチームを配置しています。内製化にこだわることで、お客様のご要望に柔軟に対応できるサービスづくりを目指しました」と語るのは、貸会議室/レンタルスペースのネットワーク構築・管理のほか、「テレビ会議ネット」サービスの機材調達・管理から現場オペレーションまでを担う、オペレーション営業部 音響サービス課 課長の 大野 一馬氏、そしてリーダーの 関谷 政彦 氏だ。

既存のIPv4回線で輻輳が発生しサービスレベルが低下
IPv6への移行で解決を目指す

同社の貸会議室/レンタルスペースのインターネット回線は、会場やユーザの規模に応じて大手通信会社の光回線を複数回線導入していた。しかし、特に新型コロナウイルスの流行後に「オンライン」の需要が増加してからは、特定の拠点でWeb会議の画質が低下したり、音声が途切れたりする現象が何度も発生。

調査したところ、アクセスが集中する特定の時間帯に通信インフラ(網終端装置)で輻輳が発生し、極端に通信速度が低下していることが分かった。終端装置での輻輳発生が原因である以上、単純に回線を増設するだけでは解決できないと考えた同社は、IPv4(PPPoE)の既存回線を、網終端装置を経由しないIPv6(IPoE)回線に移行することに。

株式会社ティーケーピー オペレーション営業部 音響サービス課 リーダー 関谷 政彦 氏の画像
株式会社ティーケーピー
オペレーション営業部
音響サービス課
リーダー 関谷 政彦 氏

「IPv6への移行によってある程度は通信速度が向上しましたが、正直なところ大きな効果はありませんでした。特にコロナ禍で大人数でのWeb会議・ウェビナーなど案件が急増してからは、申し込みに先立ち『施設ではどのような回線を利用しているのか』『手元でどのくらいの通信速度が出ているのか』ということを確認されるお客様も多く、胸を張って『安心安全な環境です』とお伝え出来ない歯痒さもありました。“現状の対策では不十分”という判断に至るまで、時間は掛からなかったと記憶しています」(関谷氏)

圧倒的なコストパフォーマンスと、「NURO」の信頼性が決め手に

インターネット回線のパフォーマンス向上のため、さらなる解決方法を探った同社。最終的に採用したのが、既存回線に加え「NUROアクセス スタンダード」を追加導入することであった。リプレイスではなく追加導入した理由は2つ。まずひとつは、異なる通信キャリアの回線の採用による冗長化で、可用性が向上できること。もうひとつは、同時混雑を回避できることだ。

複数キャリアのインターネット回線を比較検討した結果、月額18,850円で下り最大2Gbps/上り最大1Gbpsという圧倒的なコストパフォーマンスと、最低10Mbps以上の帯域確保&稼働率99.9%のSLA付きという安定性・信頼性が決め手となり「NUROアクセス スタンダード」の導入を決定した。

「通信速度や安定性・信頼性、リーズナブルな料金のほかに、“NUROブランド”の知名度も大きな決め手でした。お客様からインターネット回線についてのお問合せがあった際も『NUROを導入しています』と言えば、それだけで多くのお客様に『あぁ、NUROね』と納得いただけるほどの評判でした。社内での検討がスムーズに進んだのも、“NURO=高速&高品質”というイメージが浸透していたからだと思います」(大野氏)

株式会社ティーケーピー様 貸会議室のネットワーク構成イメージ

「NUROアクセス スタンダード」の導入先は、新たに専用の配信スタジオを開設した「TKP新宿西口カンファレンスセンター」に決定。「NUROアクセス スタンダード」をメイン回線に、そして既存のものをサブ回線に据えることで、通信速度向上を目指しつつ、万が一トラブルが発生した際にはメイン/サブを切り替えることで高可用性を確保した。

導入第1号となる新宿拠点で「実測値950Mbps」を計測
確固たる信頼をもとに、追加で10拠点への導入を決定

2021年6月、「TKP新宿西口カンファレンスセンター」に「NUROアクセス スタンダード」が開通。早速実施したスピードテストでは、LAN1/LAN2ともほぼカタログ値(1Gbps)の950Mbps超を計測。元より課題となっていた「時間帯による輻輳の発生」もなく、ピーク時でも安定した通信速度を実現することができた。

「カタログ値と実測値に乖離があるのはよくあることで、開通後にPCをつないで計測するまでは正直不安でした。しかし実際に、新宿の拠点で950Mbpsの数値を叩き出したのを見て『素晴らしい!』と感動したのを覚えています。社内へも安心して報告することが出来ましたし、お客様にも『弊社の会議室であれば、高スペックで安心・安全なインターネット環境を提供可能です』と自信を持ってお伝えできるようになりました」(関谷氏)

また、「NUROアクセス スタンダード」では固定グローバルIPアドレス(1個)を標準装備しているが、これも同社のサービスに大いに役立っているという。

「弊社の貸会議室/レンタルスペースを、新入社員向けのオンライン研修でご利用いただくケースも多くあります。研修プログラムのなかで、新入社員が作成したレポートやプレゼン資料など成果物を会社のファイルサーバに保存する際に、固定IPを利用してVPNを貼ることでセキュアなアクセス環境を実現しています」(大野氏)

「TKP新宿西口カンファレンスセンター」での圧倒的な成果をもとに、2021年8月、特にWeb会議やウェビナー配信などのニーズが多い拠点10拠点をピックアップし「NUROアクセス スタンダード」の追加導入を決定した同社。コロナ禍で増加している「オンライン需要」への対応もさることながら、まだまだ問合せが続く、コロナ収束後の「オフライン需要」にも対応できる空間づくりを進めているという。

「貸会議室の国内シェアNo.1という実績のもと、今現在も”よりお客様が満足できるサービスづくり”に全社で奮闘しています。今後のビジネス展開も、『NURO Biz』が強くサポートしてくれることを期待しています」(大野氏)

株式会社ティーケーピー様サービスイメージ
株式会社ティーケーピー様サービスイメージ

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